世相を斬る あいば達也

世の中を動かしているのは誰なのか?政治家、官僚、資本家、マスコミ、国民??

醜い者ども、日本のみせかけ民主主義を暴露 子供に教えたい反面教師の姿

2012年05月26日 | 日記
なぜメルケルは「転向」したのか-ドイツ原子力四〇年戦争の真実
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醜い者ども、日本のみせかけ民主主義を暴露 子供に教えたい反面教師の姿 


  筆者は最近、間接民主主義の限界を考えている。如何にして、直接有権者が政策への基礎知識を身につけた上で、政策の是非が判断出来る土壌を、システム的創造する必要があると考えるようになっている。この項はいずれ書こうと思うが、今日は日本の“官僚内閣制”から澱のように生まれてくる、日本の恥部について語ろうと思う。今日取り上げるのは、極めて直近の話題中心に限定するが、日本中に存在する恥部を拾いだしたら切りがない。凄い国だと思う。こんな酷い惨状でも、民主主義・法治国家であり、先進国であると云うのだから、独裁体制の国家や、その途上にある国家ってのはどうなっているのだろう?と暗澹たる気持ちにさせられる。

 09年小沢事件以降、主に政治、経済、司法シーンを観察してきたが、恐るべき民主主義標榜国家であり、似非法治国だと云う惨状を見せつけられてきた。東京地検特捜部の当時の検事達は何をしたのか?少なくとも、無いものから有を生もうとした事だけはたしかだが、生んだものは不正だった。2011年3月11日以降には、悲惨な災害と福島第一原発事故による、国家的危機を通して、政治が存在しない事実を知らされた。そして愚かにも、トンデモナイ原発神話に騙され続けてきた自分を知った。東大原発教授連中、また原発関連の識者の言い分すべてが、数カ月の間に、悉く嘘だとバレ、二進も三進も行かなくなり、マスメディアからその姿が消えた。彼らが生んだものは、嘘と放射能だった。しかし、経産省官僚が守る原発推進のメカニズムの中では、未だにヌクヌクと暗躍している様は、餓鬼である。また、野田内閣総理大臣と云う男は、09年の政権公約を悉く反故にし、“議院内閣制”など不要“官僚内閣制”で行きましょう、と自民党と談合するに至っている。

 朝日新聞などは性懲りもなく、26日の社説では、与野党連立を煽っている。ゴチャゴチャと瑣末な違いを例に挙げて、大宮までは一緒に行けるじゃないか。それから、青森へ行くか、新潟へ行くか考えれば良いだろうと主張している。いかにも尤もらしい詳細な社会保障への差異を示しながら、切々と語っている。ただ、この見識風を装った社説には、アッと驚く土台の話が抜けている。そう、上野駅に集まった、民主、自民の連中は「増税という財務官僚が敷設した鋼鉄のレールの上を走るのである」ここが抜けている。列車の行き先で誤魔化そうとしているが、列車が走るのは「増税という名のレール」の上だとう事をネグレットしている。その上にだ、レールを支える枕木は既に“シロアリの巣と化している”のだから、安全に大宮まで走れる保証はゼロである。

≪ 社会保障改革―早く「大宮」まで進めよう
今週、衆院特別委員会を舞台に繰り広げられた論戦を見て、改めてそう思う。  議員たちも自覚している。審議では新幹線にたとえていた。
 東京から青森に向かう東北新幹線も、新潟行きの上越新幹線も、埼玉・大宮駅までは同じ線路を走る。
 「この法案は、大宮まで一緒に行くという話です。一緒に行きましょう」。自民党の茂木敏充政調会長は野田首相に、そう呼びかけた。
 その先、どちらに向かうかは法案と切り離し、各党議員と有識者でつくる「国民会議」で話し合おうと提案したのだ。  歓迎する。いつまでも東京駅のホームで口論を続けるわけにはいかない。大切なのは、一駅でも二駅でも前に進むことだ。 ■厚生年金の傘広げよ
 では、何が終着駅で、どこが「大宮」なのか。
 社会保障改革の狙いから、確認しよう。
 核家族化が進み、地域の絆が薄れ、非正社員は増加の一途をたどる。子育てで頼れる人がいない。家族を養うには収入が足りず、果ては無年金・低年金に陥る。そんな人が増えている。
 どう対応するか。各党の処方箋(せん)は、力点の置き方が異なる。
 民主党は社会保障の大胆な充実を掲げてきた。全国民が受け取れる「最低保障年金」の創設や、子ども手当がそれだ。
 自民党は、社会保障の充実は控えめだ。家族や地域の絆の再生を重視している。
 それが「青森か、新潟か」の違いということなのだろう。
 ただし、野田政権の法案は終着駅のずっと手前。控えめな自民党の充実策から、大きくはみ出さない範囲にとどめている。
 より多くのパート社員を、正社員と同じ厚生年金の「傘」の下に入れる適用拡大策は、自公政権が07年に提出した法案とほぼ同じ内容だ。拡大の度合いはやや大きい。
 折り合うのは難しくない。非正社員が将来、低年金・無年金に陥るのを防ぐ効果があり、今後その対象を広げる一里塚になりうる。私たちも賛成だ。
 これは「大宮まで」の改革に違いない。合意を急ぎ、必要があれば修正を加え、今国会で成立させるべきだ。
■国民会議で議論を
 むろん、ただちに合意できることばかりではない。収入が低い高齢者の年金を増やす「最低保障機能」の強化と、その財源の一部にするため豊かな人の年金を 減らす案は、その一つだ。
 収入が多いとはいえ、保険料を一生懸命払ってきた人の年金を削るのでは、年金制度への信頼が損なわれる。低年金・無年金対策は別の財源を考えるべきだ ――。自民党の鴨下一郎氏はこう主張した。
 私たちも心配だ。老後の所得保障の方法は、生活保護との関係を含め、「国民会議」で徹底的に論じたほうがいい。  一方、子育て支援の法案は今国会で集中的に審議し、合意できる範囲を見定めてほしい。
 自民党は法案に否定的だが、たとえば幼稚園と保育所を一体化した「こども園」を広げるといった方向は一致している。株式会社の参入の条件などで違いはあっても、何も合意できないはずはない。
 子育て支援は社会保障改革の目玉で、消費税収から7千億円を投じる計画だ。その成果もなく増税だけ先行するのでは、国民の理解は得られまい。
■民主党の失敗に学ぶ
 ただ、現実の政治はときに、理性よりも怨念で動く。
 審議では、次のようなやりとりが繰り返されている。政府側が「自公の主張を受け入れて法案をつくった。だからのんでくれ」と求める。自公側は「ではなぜ、自公政権のときに反対したのか」と突き放す。
 非は民主党にある。自公政権が半歩前進を図ったのに、「抜本改革とはいえない」「終着駅が違う」と蹴った。前進には運賃、つまり増税が要ると言っても必 要を認めなかった。なのに何をいまさら――。自公側がそう怒るのは当然だ。
 しかし、今度は自公側が「終着駅が違う」と報復したのでは、いつまでも堂々巡りを続けることになりかねない。
 私たちは政権交代に、日本が変わる転機になればと期待を抱いた。だがバラ色の終着駅はあまりにも遠く、一駅先、半歩先に進むのに七転八倒している。それにも運賃が要ると、請求書を突きつけられてもいる。
 政治とは、一駅ずつ前に進むため、道なき道に線路を敷いていく厳しい作業だ。いま、そんな思いをかみしめている。  だから、「大宮」へ進もう。 ≫(朝日新聞26日社説)


 今や、民主党の野田と云う男は国民の敵と呼ばれようと、財務省に好かれる事こそ「わが命」と云うのだから、もう最悪だ。これは、一種“議院内閣制”を悪用したクーデターである。これが民主主義の間接選挙で選ばれた国会議員であると云う事は“こういう政治家を選んでは駄目ですよ”と云う反面教師的サンプルとして最高だ。その前の菅直人と云う男も同様に、素晴らしきサンプルである。菅・野田の銅像を全国の小学校に建立、“こういう人にならないように”と修身の教えにしたい(笑)ものである。如何にも尤もらしい「国民会議」等と云うもの、国民の為に議論される事はない。既得権益死守のメカニズムでしか動かない事は、多くの国民がしたわけで、今さら神通力のあする言葉ではない。有識者(既得権益者)をかき集め、事務局の論点整理に沿って議論が交わされるだけ。

 日本の有識者と云う人種の化けの皮が完全に剥がれている。こんな人間を集めて、議論すること自体、もう有効性も、正統性も期待できない。これからの時代は、一定のテーマに推進者、反対者を別途又は同時に呼び、市民が学び、質問をする、所謂ワークショップ型の市民参加が可能な、自治的枠組みが必要になるのだろう。それはさておき、菅・野田に“勝るとも劣らない”多くの恥ずべき日本のリーダーだと云う人々のニュースが散見する。以下に代表的人物をランダムに掲示しておこう。

≪ NHK経営委員長辞任 兼職批判に配慮、東電改革優先
 東京電力の社外取締役に内定しているNHK経営委員長の数土(すど)文夫氏(71)が二十四日、東京・渋谷のNHK放送センターで記者会見し、 「私自身の判断で経営委員長と経営委員を辞任する」と述べた。辞任の理由として、「兼職の問題で、視聴者と経営委員に配慮した。国民生活に強い影響力を持っている東電の再スタートを優先しようと自身で決断した」と説明した。東電の社外取締役には、六月の株主総会で決まれば就任するという。 
 兼職をめぐっては、原発事故や電気料金値上げなどで東電を取材対象とするNHKの報道機関としての中立性が保てるのかなどの批判が出ていたが、(辞任には)影響していないとし、「経営者は常に批判され、それを糧にして前進しようと思う」と強気の姿勢を崩さなかった。
 数土氏は二十二日の記者会見で兼職に意欲を示していたが、わずか二日後に撤回したことについて「経営者は経営を取り巻く環境が刻々変化することを重視する」「昨日言ったことと違うことは当然ある」などと釈明した。この二日間で、多くの経営委員に電話などで意見を聞いたことを明かし、「(経営委員長として)この一年、委員各位が非常に意識改革し、経営課題の共有化が進んだ。私がいなくても課題は揺らぐことはない」と強調した。
 わずか一年余で公共放送の経営トップを去ることになっての心境については多くを語らず、東電ですぐに取り組みたいことにも明言を避けた。
 NHK経営委員会は放送法に基づき設置されているNHKの最高意思決定機関。数土氏はJFEホールディングス社長を経て相談役。二〇一一年四月か ら経営委員長に就任、今秋からの受信料値下げなどに取り組んだ。≫(東京新聞)

≪ 日本原電、勝俣会長を再任へ=社外取締役で
 日本原子力発電(東京)は25日、非常勤の社外取締役に就いている勝俣恒久東京電力会長を再任 する方針を明らかにした。6月29日の定時株主総会の選任が条件。勝俣会長は同27日の東電株主総会後に同社を退任する予定だが、日本原電は「(勝俣氏 の)経験などを踏まえ、引き続きご指導いただければ」としている。
 東電は1兆円の公的資本注入を受ける一方、役員を刷新し、経営合理化と賠償を 加速する方針だ。しかし退任する高津浩明、宮本史昭両常務が関連会社社長に就任。勝俣会長も引き続き関連会社の要職を務めることには批判が出そう だ。≫(時事通信)

≪ 事前配布「疑念招き反省」=報告書書き換えは事実無根−原子力委
 核燃料サイクル政策の在り方を検討していた内閣府原子力委員会が電気事業連合会など推進側だけ の「勉強会」で報告書原案を事前配布した問題で、同委は25日臨時会合を開き、「事業者の意見を反映し、報告書を書き換えた事実はないが、外部の事業者や 関係者への配布が疑念を招き、反省する」との見解を取りまとめた。
 原子力委の近藤駿介委員長は会合後、同委事務局に電力会社から4人が出向して いることについて「早期に対応する」とし、見直す考えを示した。≫(時事通信)

≪ 出身企業からも報酬 原子力委員会事務局職員
 原子力政策見直しの検討文書を電力業界に事前に示していたことが問題となっている内閣府原子力委員会は、事務局職員19人のうち8人が電力会社や 原子炉メーカーなど民間業者からの出向職員であることが25日分かった。内閣府人事課は共同通信の取材に文書で、出向職員は「内閣府が支給する手当以外に (出身母体の)採用元から給与を得ているのが一般的」と回答した。
 細野豪志原発事故担当相は同日の記者会見で「国民から疑念を持たれるの は好ましいことでない。しかるべき段階で(出身母体に)戻ってもらうことを検討している」と述べた。≫(東京新聞)

≪ 細野環境相、脱原発の姿勢強調 依存比率15%が基本
 細野環境相は25日、経産省の総合資源エネルギー調査会が2030年の発電方法の割合(電源構成)をめぐり、原発の発電比率を0〜35%までの選択肢で検討していることについて「15%は一つのベースになり得る」との認識を示した。閣議後の記者会見で述べた。
 細野氏は「原子力規制庁を発足させることで、原発の運転期限を40年と設定するのが政府の方針。(15%案は)それに沿ったものだ」と述べ、新たな原子力規制の下で脱原発依存 を進める姿勢を強調した。
 24日の委員会では発電比率を0%、15%、20〜25%、35%、数値なしの5案について議論したが、結論は 持ち越した。≫(東京新聞:共同)

 上記記事の注:そもそも経産省がお膳立てした「総合資源エネルギー調査会」のメンバーを見渡せば結論ありきる。相当長きにわたりウォッチングしてきたが、事務局が経産省なのだから、答えは自ずと決まっている。原発問題であれだけの失態の連続を露呈した経産省が音頭を取る、「総合資源エネルギー調査会」など、糞みたいなものである。挙句に、互選でもなく、勝手に委員長に新日本製鐵株式会社 代表取締役社長三村明夫が鎮座し、委員会を事務方の運営に合わせる始末、もう茶番の一言だ。流石にオープンな議論だったので、一方的結論は出せなかった。この「総合資源エネルギー調査会」は鉢呂氏が原発推進者、慎重派の委員を同数にすると強固に主張、あの放射能つけちゃうぞ事件で罠に嵌り、辞任に追い込まれた事は記憶に新しい。

 ≪政府の行政刷新会議(議長・野田佳彦首相)は24日夕、官邸で会合を開いた。2011年度の全事業のうち規模の大きい90事業、計約1兆2千億円 分を対象に、各府省庁が「仕分け」の手法で無駄を洗い出す作業を6月に公開実施する方針を決定した。≫と偉そうに言っているが、レンホーの事業仕分けとさほど変わるものではない。特別会計にメスを入れない限り、政権公約した10兆円レベルの原資は出てこない。これも増税だけが目的で、社会保障などに一切の興味も示さない財務省が事務方として差配している。

 23日には、日本の電力会社の利益は、7割を家庭用電力から得ており、発電量の6割以上を占める企業向け電力からの利益は3割だと云う数字が公表された。早い話が、大口需要者ほど、料金を大幅に優遇され、そのしわ寄せを国民に押しつけた実態が露わだ。その国民から、財務省・野田などは消費税を最低倍額取ろうと画策している。しかし、本質的問題もある。それは地域独占による競争原理が働かない市場であり、政治的裁量幅が非常に大きく、利権の温床となっている。

 反論として、重厚長大産業は、電気の需要が大きく、国策上の見地から優遇せざるを得ないのだ、という主張だ。しかし、21世紀の国際市場を観察する場合、重厚長大産業は先進諸国においては、退場を余儀なくされている産業であり、基本的部分で、発展途上国との競争に勝てる要素はないのである。キャノンやパナソニックの輸出産業の支援があるだろう。これとても、重厚長大産業同様の構造的問題の壁に突き当たっているのだから、そのような産業の優遇に血道を上げても、徒労に終わるのである。円高で利益が出る産業構造の転換こそが急務なのだ。

 建設・土木など極めて時代遅れと見られる産業には、インフラの修繕補修と云う細かいが、まんべんなく湧きだす事業がある。新たなエネルギーへの傾斜によって、そこから派生する多くの新産業も生まれる。日本の産業構造を未だ加工貿易的位置づけて把握していると、アジアの多くの国々が、競争相手であり、勝ち目は殆どなくなる。老人に沢山栄養のあるものを食べさせ、子供に粗食を強いるような政策が素晴らしいと思い込んでいる日本の支配層の退場こそが、日本再生の道ではなかろうか。




『論語』から『孫子』まで一気にわかる 中国古典超入門
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消費増税、風前のともし火 焦りだす自民と野田、苛立ち隠さぬ走狗新聞

2012年05月25日 | 日記
原発事故後の環境・エネルギー政策: ─弛まざる構想とイノベーション
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消費増税、風前のともし火 焦りだす自民と野田、苛立ち隠さぬ走狗新聞


 消費増税法案を巡って、野田vs小沢vs輿石vs谷垣、なんとも面白い構図になっている。この消費増税法案の“そもそも論”が国会で丁々発止国民の前で行われない点も異様である。国民生活に総体的に影響を及ぼす、今回のエネルギー問題や消費増税法案のような場合、フェアでオープンな議論の場が設けられ、国民にジャッジする機会が与えれるのが理想だとつくづく思う。政党や政治家個人の賛成・反対には議員として選択の自由はあるだろうが、最終的に彼らは、精度の程は怪しいが有権者の審判を仰ぐわけだから、民主主義のルールには沿っている。

 問題なのは、国民の生活に直接的影響を及ぼすような政策・議論(例:原発を含むエネルギー政策、消費増税等)を実施しようとする場合、フェアな論争の場を提供するようなシステムがないと、その政策の是非を一般的有権者が判断する“物差し”が提供されないことになる。現在の、霞が関が事務局を務める「審議会」「有識者会議」「諮問委員会」等々の類は、既にヤラセの会議だと、多くの国民が感じはじめてきた以上、有効には作用されない。閣僚らによる「国民との対話集会」等々のヤラセも、色褪せている。

 勿論、ネット社会に入っているわけで、積極的に情報を集めれば、その政策への知識も深まり、国民として自分なりのジャッジは可能になるだろう。ワークショップ(「体験型講座」)の凝縮版のようなものだが、住民投票とか国民投票に至らないまでも、最低限の知識の共有がないと、所詮民主主義と云うもの成立しえないのだと思う。例えば、原発再稼働賛成論者と反対論者をサシで徹底討論させるフェアなテレビ番組など行われれば、国民のジャッジに、感情ではなく知識が多少は加味されるわけで、成熟度が少しは進歩するだろう。消費増税なら、財務省NO論客vs高橋洋一の討論をNHKが3時間ぶっ続けで中継すれば済むことだ。

 視聴者の意見だとか、そう云うクダラヌものは一切排除。二人で徹底的に、持論を展開させれば良い。司会者が口を挟むことさえ止めた方が良い。将棋の対戦のように、持ち時間タイマーでチンだけで充分。NHKが国民の視聴料で運営している以上、この程度の公共性ある放送をするのは当然だ。東京スカイツリー、金環日食も結構だが、国民にフェアな知識を提供し、国民の知る権利を提供し、国民なりにジャッチが出来る環境整備を整えるのも、NHKの役割に相違ない。娯楽に徹するのは、民放で充分だろう。筆者が言いたいのは、共有の知識を最低限持って、民主主義が成り立つ努力をしないと、日本は似非民主主義の汚名を永遠に持つことになる。

 本日の本題から又ブレてしまった(笑)。小沢・野田会談について、朝日新聞が嘆き節を語っている。到底社説のレベルではなく、単なる愚痴に近い。ヤケクソを語っているともいえる。それと比べるのも野暮だが、東京新聞の「私説・論説室から」の論調の方が格調高い。地域新聞とは言えなくなりつつある中日・東京新聞だが、如何にマスメディアと呼ばれ良い気になっている連中の心の腐れ具合が判る対比なので、敢えて載せておく。

≪ 野田・小沢会談―ああ、この仰々しさ
 民主党の小沢一郎元代表が、野田首相との会談に来週にも応じる――。そんなニュースが、朝日新聞をはじめ各メディアをにぎわせている。
 会談には、仲介した輿石東幹事長も同席する予定という。
 首相はきのうの国会で「(消費増税が)党の方針として固まっていることは理解いただき、どうしても成立させなければならないとご説明したい」と意気込みを語った。
 首相の熱意もわからないではない。法案成立に「政治生命をかける」という首相と、それに「反対」だという小沢氏が話しあう意義も認める。
 だが、なぜ、会談のために、いちいち和平交渉の特使よろしく、幹事長の仲介を経なければならないのか。
 いったい、この仰々しさは何なのだ。こんな田舎芝居じみたやり方が、国民の政治へのうんざり感をいっそう強めていることに、国会議員たちは気づくべきだ。
 小沢氏は、いまはひとりの民主党員である。党代表を務めたこともあり、政治経験の豊富な政治家だが、みずから常々「一兵卒の身」と語ってきた。  そうであるなら、党の代表でもある野田首相とは、例えていえば「民主党」という同じ町内に住むお隣さんのような間柄ではないか。
 実際、小沢氏の個人事務所から首相官邸までは、歩いて5分もかからない。
 重要なテーマであればなおさら、「来週にも」などという必要はない。いつでも、どこででも、何度でも会うべきだ。
 それに会談前から「決裂なら党分裂か」「輿石氏のメンツはつぶせない」といった観測が乱れ飛ぶ「永田町文化」も、国民と政治との距離を広げていく。
 小沢氏はみずからのグループの議員たちとは昼夜を問わず会合を重ねている。しかし、首相と直接会うのは野田政権の発足以来、9カ月近くで初めてだとい う。
 なかなか会わない。それによって会談自体の希少価値を最大限、高めようとする。それが小沢流なのだろう。
 何とも時代がかった政治手法である。即断即決で動く市場経済のようなスピードまでは求めないが、もう少しさらりと行動できないものか。
 欧米のメディアでは、一党員が党首に「来週にも会う」という記事は、まず目にしない。それを報じている日本のメディアの一員として、みずからの記事の奇 妙さを自省しつつ考える。
 2人はさっさと会えばいい。 ≫(朝日新聞24日社説)


≪ 自由(民主)2党
 消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」法案の審議が衆院特別委で始まり、民主党と自民党との政策の違いが、ますます分からなくなっている。  消費税増税に「政治生命を懸ける」と断言した野田佳彦首相が、自民党の協力を得るために「骨格の考え方に差はないと思う」と、両党の違いよりも共通点を強調するから無理もない。
 野田佳彦首相の言動は、「税金の無駄遣い根絶」「政治家主導への転換」など、民主党と国民との契約である二〇〇九年衆院選マニフェストをほごにして、自民党に擦り寄るものだ。
 つまり、民主党の自民党化。これでめでたく(?)民主党は自民党の一派閥に成り果てる。言葉の応酬が激しいから対立しているように見えるが、「自由民主・民主党」という大きな政治勢力の中で「内輪もめ」をしているにすぎない。
 あの暑い夏、国民が選択したのは、自民党とは違う新しい政権への交代ではなかったのか。
 しかし、三年近くたって見えてきたのが、自民党と同じ政策の実現に民主党が奔走する現実だとしたら、なんとも悲しい。これでは政権交代の意味がない。
 自民党と、自民党化した民主党との間に違いがない状況で衆院解散・総選挙に踏み切っても、国民に政権の選択肢はない。どっちが勝っても消費税が上がるなんて、国民をばかにするにもほどがある。≫ (東京新聞23日私説・論説室から:豊田洋一)


 どちらの論説が本質論に迫っているか、説明するまでもないだろう。この朝日と東京新聞の論説の差が、今の消費増税を推し進めようとする勢力の姿だ。まるで、正義が勝か、邪悪が勝かの如き様相なのだから呆れる。野田は24日の衆院消費増税関連特別委員会で、消費増税が公約違反だと云う事を初めて認めた。公約違反を認めるなら、国民を騙して政権を握っていること自体に正当制がなくなる。仮に、その汚名を晴らすつもりなら、どうして公約違反をしてまで、増税をしなければならないのか、フリップでも駆使して、丁重に自ら国民に具体的に語り尽くすべきである。美辞麗句の連続で、消費増税と財政の健全化の仕組みを、野田は語りきれないだろう。

 財務省の連中から、どのような財政論を吹き込まれたのか判らないが、小沢が会談で、その理由を説明しろ、と迫るかもしれない。財務省からの脅しの内容がどう云うことか、内容如何では、応援しないものでもない等と言えば、ペラペラ話すかもしれない(笑)。いずれにせよ、小沢は“増税の前にするべき事”が先行しない限り、消費増税法案に賛成はしない。妙な妥協をすることは、支持議員だけでなく、2割の強力な支持層に亀裂を生む。それは小沢の政治力の崩壊を意味するので、今さら崩せない。

 野田としてみれば、小沢・輿石側と真正面から話し合えば、正当性がどちらにあるか判っている。だからこそ、敵側(自民・谷垣)との話し合いを先行させる裏技に走ったわけだ。このお膳立てが財務官僚によってなされたのは事実だろう。ところが、財務省にパイプのある自民党領袖達は谷垣を除き、大島、森、伊吹など、そろそろ引退を考えるような連中だった点が致命的だったろう。中堅若手への接触を財務省はネグり、野田を唆した。谷垣にしても、脆弱な基盤に乗った総裁であり、決断できる環境にはなかった。その為、密談は中途半端なものとなり、“裏技”と云う行為だけが野田の政治力を弱めた。

 この裏技密談情報を、輿石の耳に入れておかなかった点は重大ミスだ。輿石抜きの行動が、輿石の左右両睨みのポジションを小沢側にシフトさせた。輿石にしてみれば、党内融和、党分裂を避けることが幹事長としての役目であり、正当性が小沢側にある以上、野田側の譲歩以外、打開策がないと踏んでいる。その輿石に、小沢との会談をセットするように依頼したと云う事は、最善でも輿石の方向性に従うことになるかも?と云う妥協の腹を野田は持っている筈だ。財務の野党パイプが、単に自民党の一部勢力でしかなく、3割程度しか固められない勢力だと認識したのだろう。

 小沢にしてみれば、財政の健全化は必要だし、消費増税もやむなしの事態もあるだろうが、それは次期総選挙で国民に問いかけてからでなければ、民主党が嘘つき政党だと云うことになるのが許せないわけだ。その前に、死に物狂いで、国民との約束を果たすべく努力すべき時だ。これから1年間は、増税などの“易きに流されず”政治家として汗をかけ、と云うことだ。考えてみたら判ることだが、現在の永田町で与野党通じて一番大きな派閥が小沢グループだ。民主も自民も区別がつかなくなればなるほど、最大派閥の存在感は増す。とても皮肉なことだが、そういうことになる。

 だいぶ長くなったので、結論を急ごう。会期は特例公債法案の問題もクリアしなければならないので、20日程度の会期延長を行い、消費増税法案は継続審議とする。これが一番すっきりしている。これが駄目であれば、かなり複雑になるが、会期の大幅延長だ。おそらく年末までに延ばされるだろう。しかしこの場合、野田が民主党代表で無くなる可能性もあるので、法案が胡散霧消と云うこともある。どちらの方法を選んでも、野田の運命は9月までの可能性が高いだけに、消費増税法案自体は潰れる。現時点で、谷垣自民の意向丸呑みの暴挙には、話し合い解散の暴挙も加わるので、野田自身が受け入れ難い地獄に嵌っている。仮に、話し合い解散を棚上げにしたとしても、自民党内がバラバラになり、纏まって法案賛成に回るとは限らない。民主党も同様である。消費増税法案が民自大連合で“否決”なんて悪夢さえ見える状況では、もう野田佳彦の選択肢は、継続審議か大幅会期延長の二つしかない。代表選に落ちれば、“一兵卒”になるだけだ。


検察の罠
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田代検事の「不起訴と懲戒処分」観測報道 法務・検察の内部抗争激化か

2012年05月24日 | 日記

 

勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか
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田代検事の「不起訴と懲戒処分」観測報道 法務・検察の内部抗争激化か


 懲りもせずに、法務省か検察の世論動向調査報道がなされている。田代検事の処分は、たしか人事処分から懲戒処分に格上げ?された筈だ。田代検事に虚偽記載と云う積極的行為をさせた組織的、時系列的問題に触れず、当時の田代検事の上司に当たる人々を、人事処分ではどうだろうか?世間の反応を調べて欲しい、と癒着報道機関に依頼したような”観測報道”である。東京地検が内定したと云う、田代検事不起訴処分の流れから出来あがっていた、シナリオ通りなのだろうが、ことはそれほど簡単には行かない様相になっている。以下が、田代検事関連の朝日新聞と、佐久間検事ら関連の産経の観測記事である。

≪ 石川議員を聴取の検事、嫌疑不十分で不起訴へ
 石川知裕衆院議員を取り調べた検事が、虚偽の捜査報告書を作成したとされる問題で、検察当局が、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で市民団体から刑事告発された田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官=について、嫌疑不十分で今月中に不起訴処分とする方向で最終調整を進めていることが分かった。
 「逮捕中のやりとりなどと記憶が混同した」とする田代検事の説明には、一定の合理性があると判断した模様だ。ただし、人事上の処分はする方針だ。
 田代検事は2010年5月、「検事から『うそをつけば選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」と石川議員が語ったなどのやりとりを記載した。≫(朝日新聞)

≪ 石川議員の取り調べ「不適切」 担当検事、懲戒処分へ
 東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官=による石川知裕衆院議員の取り調べについて、検察当局は20日までに「不適切な取り調べだった」と断定した。捜査報告書に事実と異なる記載をしたことと合わせて懲戒処分が相当と判断。近く法務省と協議した上、内部調査の結果を公表する方針だ。
 田代検事は2010年1〜2月、小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された石川議員の取り調べを担当。同年5月には、検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決したのを受けた再捜査でも、保釈中の石川議員を調べた。
 同年5月の調べでは石川議員が「隠し録音」したため、(1)虚偽記載とは別の容疑で特捜部が再逮捕できる(2)小沢氏の関与を否定すると、検察審査会の 判断により小沢氏が強制起訴される――などと田代検事が取り調べの中でほのめかしていたことが発覚。小沢氏と元秘書の公判ではそれぞれ、東京地裁から「虚偽供述に導く危険性の高い取り調べ」「威迫とも言うべき心理的圧迫と利益誘導」などと批判を受けた。≫(朝日新聞)

≪【陸山会事件】田代検事の上司 元特捜部長も処分へ
 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、小沢一郎民主党元代表(69)の元秘書、石川知裕衆院議員(38)を取り調べた元東京地検特捜 部の田代政弘検事(45)が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、法務・検察当局が当時の佐久間達哉特捜部長(55)=現法務総合研究所部長=に人事上の処分を科す方針を固めたことが22日、関係者の話で分かった。訓告処分とするか、国家公務員法に基づく懲戒処分とするか最終調整を進めている。
 法務・検察当局は既に田代検事を懲戒処分とすることを決めており、佐久間元部長以外の当時の東京地検幹部についても、訓告処分などとする方向で検討している。来週中にも処分を発表する方針。
 問題の報告書は平成22年5月17日付で、小沢元代表を起訴相当とした検察審査会の1回目の議決後に作成され、石川議員が話していない内容が含まれていた。田代検事の捜査報告書の記述は、特捜部副部長が作成した別の捜査報告書にも引用され、ともに検審に資料として提出されていた。
 佐久間元部長は、副部長の捜査報告書で小沢元代表の関与をうかがわせる部分に下線を引いて強調するなど手を加えており、法務・検察当局は積極的な関与を 重視したもようだ。≫(産経新聞)


 東京地裁の大善裁判長の判決要旨における、極めて異例の指摘そのものを無視する形で幕引きを図ろうと思うけど、皆さんどうですか?と問いかけているようでもある(笑)。田代検事が懲戒処分を受ける程重大な行為を行ったのだとすれば、なぜそのような行為に至ったが問われるが、減給、戒告程度の懲戒処分であれば、個人的資質によるウッカリと云うことだ。笑わせる話だが、世間はこの程度で騙せるかも?と云う、国民を完全に舐め切った態度が観察できる。

 八木啓代女史が徹底抗戦の姿勢を貫いているので、陰ながら応援を送ろうと思う。女史は、ブログ・ツイッターで情報を発信すると同時に、告発と云う具体的行動にも出ているわけで、尊敬に値する。当初の告発は最高検察庁から東京地検刑事部扱いに回されたようだが、最近になって、最高検察庁事務局から同女史の告発受理の知らせがあったようである。どうも、法務省・検察内部においても、「誤魔化し派」と「組織修正派」の権力闘争が展開されているようである。

 おそらく、起訴猶予ではなく、「嫌疑不十分の不起訴」でお茶を濁さないと、あらゆる点で矛盾が露呈するので、「記憶の混同」一本槍で、起訴便宜主義と云うか、起訴独占主義の弊害が露呈した典型的事犯になるのは確実で、此の儘「不起訴」を押し通せば、日本の検察の構造自体が今後の重大な政治課題に成長していくことになるだろう。嫌疑不十分で不起訴の検察官を「懲戒処分」する事は、不注意に対する懲戒で、常識的には免職はありえないだろう。免職ともなれば、田代検事の法務人生の終焉であり、個人的抵抗に遭うだろう。「洗いざらい話しちゃう」(笑)。また、嫌疑不十分で、不起訴の検事を免職にする事は、矛盾が生まれる。最高に重くて停職だが、それでも嫌疑不十分との整合性がない。不注意だから、減給だろう(笑)。

 それで、一件落着は絶対に無理で、国民に永遠の検察庁への不信感を生む事になるだろう。なにせ「記憶が混同した」と被疑者が発言するのが流行語大賞をとる事態になれば、モノ笑いのタネである。大阪地検特捜部の前田元検事の犯罪よりも悪質なのは自明なのだから、佐賀検事、大坪元特捜部長らへの処分以上でなければならない犯罪、最低でも同等である必要があるのだ。最高検察庁が、重い腰を上げざるを得なくなった点について、筆者は大坪元特捜部長の弁護団に郷原氏が加わった事が大きな影響を与えたと推察する。

 郷原氏は弁護団参加に際し、大坪被告と腹を割って話し合い、“同氏を無罪には出来ないかもしれないが、同氏が検察組織の加害者であり、被害者である事を洗いざらい語る事で、検察官として、人間として、正義の陳述をすべきだと約束を取り付けた故の参加だ”と云う趣旨の発言を、会見で語っている。マスメディアは郷原参加だけを伝えているが、さにあらずだ。

 郷原氏の弁護団参加自体が最重要問題ではなく、大坪氏が“腹を決めた”部分が重要なのである。おそらく、無罪の方向で決着するだろうと読んでいた同氏の被告人陳述は奥歯にモノが挟まった歯切れの悪さで、一審において裁判官の心証さえ悪くしていたようだ。しかし、大阪地裁の判決は懲役1年6カ月、執行猶予3年だった。同氏は「勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか」 を昨年末、文藝春秋より出版した。その中で「検察の全てを話す…」と“ほのめかし”な意志を書いているが、その時点では本気ではなかっただろう。裁判所と検察の癒着構造に期待し、無罪だと信じていた筈なので、本の中での“ほのめかし”は司法関係者へのブラフだったろう。

 しかし、現実は同氏の期待を裏切り「有罪」だったわけだ。そこで、今度こそ本気で「洗いざらい」と云う勝負に出たのだろう。大坪弘道被告は、例の大阪高検公安部長・三井環氏を直接取り調べを行った担当検事であり、そこまで洗いざらいとなると、検察は堪ったものではない。郷原氏は、検察改革を命題に弁護士活動を行っている立場なので、大坪氏と郷原氏の思惑の一致度によっては、想像もつかない大疑獄事件に発展するわけであり、又東京地検特捜部の小沢事件への波及も必至の情勢になる。このような状況下で、法務検察が、田代検事問題における半端なお茶濁しが、致命傷になる恐れが出始めた点が最大のポイントだ。

 大坪氏と郷原氏の思惑が今後の公判弁護活動において、一致するとは限らないが、一致してしまう可能性もあるだけに、最高検察庁としても、筋の通った東京地検特捜部の組織的犯罪への対応を求められる立場に追い込まれつつあると読むのが現時点での分析だ。この問題の対処の対応次第では、マスメディアも検察に追随できない状況も生まれ、全面的検察バッシングに、日本中が包まれる危機である。何故か、原発事故によって、徹底的に暴露されている電力行政・企業の闇と同様の構図になりかけている。笠間検事総長の決断が待たれる!




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どうなる消費増税 党分裂回避の輿石、不退転の野田、小沢の戦略は?

2012年05月23日 | 日記

 

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どうなる消費増税 党分裂回避の輿石、不退転の野田、小沢の戦略は?

 先ず、はじめに指摘しておいた方が良い問題がある。それが、ユーロ圏を発端にする世界経済危機の懸念が、未だに消えていないと言う事実だ。そもそも、ユーロ危機の引き金を引いたのはアメリカのリーマンショックなのだが、オバマは“知らぬ顔の半兵衛”である。それは良いとして、財務省の官僚ども、先のG8でも野田に嘘を教えている。

 野田曰く、日本政府は「消費増税と社会保障の一体改革への努力を進めている」と強調、結果的に緊縮財政と同様の経済効果を齎す増税路線を標榜、それを持って財政再建を目指すと、恥じらいもなく語った。しかし、ここ数カ月で米国の世界経済に対するスタンスは有耶無耶の中でチェンジしたようだ。言葉としては、「強い成長を伴った財政再建の責任ある対応について、G8首脳で議論する」と発言している。野田以外はオバマの発言の真意を理解したようだが、経済なんて中小企業の決算書も読めないレベルの野田君、財務省のご解説に強く肯き、上述のような発言をした。

 しかし、フランス大統領選、ギリシャ連立政権の崩壊、ドイツではメルケル率いるキリスト教民主同盟が主要州議会選で大敗と、経済成長に軸足を置かない財政健全化は無謀なのかもしれない。場合によると財政再建を金科玉条のように語っていた世界戦略そのものに齟齬が生じたと、軌道修正し始めたと読むのが正解だろう。緊縮財政を主張し続けてきた米英独は、緊縮路線がまったく経済成長を伴わないものとなり、挙句に政治的混乱を招いた現実を直視した、即応の意志統一だ。勿論、日本の財務省も野田もつんぼ桟敷であった事は言うまでもない。消費増税法案の特別委員会の審議が始まったが、なんだか時間だけが経過しそうな按配で、野田のリーダーシップどころの話ではなくなっているようだ。時事は以下のように伝えている。

≪ 消費増税、折り合い困難=野田首相、小沢氏説得へヤマ場
 民主党の小沢一郎元代表は22日、輿石東幹事長を介した野田佳彦首相からの会談要請に応じた。輿石氏も交えた 3者会談が来週にも実現する見通しで、消費増税関連法案をめぐる党内調整はヤマ場を迎える。ただ、今国会での法案成立に「政治生命を懸ける」と繰り返す首相と、阻止を公言する小沢氏の溝は深い。両者が折り合うのは困難との見方が強く、局面打開につながるかは不透明だ。
 「法案への採決の際は政府・ 与党一体となって対応できると確信している」。首相は22日の衆院社会保障・税一体改革特別委員会で、公明党の斉藤鉄夫氏の質問に答え、関連法案への「造反封じ」に 自信を示した。
 首相は党代表として今国会での法案成立に協力するよう、小沢氏を説得する考え。首相は、採決では党議拘束がかかるとの認識を表明しており、会談では関連法案が党の事前審査を経て閣議決定されたことを説明し、党方針に従うよう求める見通しだ。
 しかし、小沢氏は「一方的に執行部が党内議論を打ち切った」との立場。同氏周辺も「消費増税を白紙に戻すなら別だが、そうでないなら何も変わらない」と強調する。小沢氏は、現時点での増税や早期の衆院解散に反対する考えを首相に直接伝えるとみられる。
 首相サイドも小沢氏が簡単に協力に転じるとは見ていない。むしろ、「小沢氏説得のため首相が手を尽くした」痕跡を残すことが目的ともいえ、首相グループの若手は「どうせ会談は平行線だ」と冷ややかに語る。一方、小沢氏の揺さぶりを警戒する声もあり、首相に近いベテランは「小沢氏はいろいろ理由をつけて会談を引き延ばすのではないか。その間は自民党との修正協議は進まない」と懸念を示した。≫(時事通信)


 野田は、小沢との会談で合理性の欠片もない消費増税法案への賛成を理解して貰う気は、さらさらないだろう。精々言えるとして、「党議拘束が掛かります」くらいの強弁だろうが、そもそも、法案成立への勝算など見えていないのだから、強気で言い放つ勇気もない。おそらく、霞が関やマスメディアが狙いを定めている「解散ナシ、民主・自民大連立」も、実態は驚くような惨状で、多く見積もっても、衆議院・民主から130人、自民から70人程度なのだから、腰が抜けてしまう。本来であれば、民主300+自民120で420議席の強力政権の誕生である。衆議院480議席の8割以上の議席を占めるわけで、戦争だって、核開発だって、徴兵制だって、何でも出来ちゃう!

 そんな凄い政権が出来る皮算用にも拘らず、蓋を開けてみたら多くても200議席だと云う。過半数に41議席も足りない始末だ。理屈上は、自民が100で民主が200の勘定が可能なのだが、民主の200の区分が難しい。100は完全に小沢が握っているから、残りの200を固めたいのだが、野田首相の云う事を聞くのは80程度だろう。残り120は様子見なのである。それこそ、小沢・野田・輿石会談の行方をジッと見つめている。それだけではない、1年後には選挙の洗礼を受けるわけで、各議員の多くが国民との約束を裏切った民主党。国民に痛みだけを強いる民主党のレッテルを背負って当選する自信なある議員は稀だろう。

 また、仮に野田が自民党に抱きつくことで、法案成立に目処が立ったと思った瞬間、この120人が野田を見限る可能性がある。何故かと云う、自民が法案成立に協力する見返りは、自民党の案を概ね丸呑みを意味しているので、80人欲しさに“ワン”と吠えたら、120人が毀れ落ちると云うイソップ物語になるのだ。この場合、公明党は法案の賛成には回らない可能性が高い。なにせ、S学会員に消費増税はすこぶる評判悪く、選挙運動にさえ差し障りが出る状況になっている。

 以上のように現在の政治状況を分析してみると、消費増税法案と云うもの、衆議院を通過する可能性は極めて低くなっているのだろう。“シロアリ退治”の野田のことだから、どうやって形を整え投了すれば良いか、迷っているような気がする。白を切って、G8においても、経済成長を確実の伴う財政再建が必要と云う、主要国の財政への見方が変わった。潮目が変わったので、先ずは経済成長3%を喫緊の課題と置き換える、と言ってしまえばイイだけの話だ。

 それを小沢に言わせたいと、野田が考えるなんてのは、野田への買い被りだが、そうでもしないと、消費増税法案は成立せず、民主党は分裂し、日本の政治を目茶苦茶にした、憲政史上初の内閣総理大臣と云うことになる。当然、1年後は国会議員である筈もない。これは冗談でも、ブラフでもない。合理的議席を勘定した話だ。更に、野田や谷垣にとって、9月には党代表・総裁選が控えている。完全に勝てる勘定も出来ない法案に命を張るだけの意味はないだろう。それを投げ捨ててでも、法案が成立すれば良いだろうが、宙に浮く可能性の方が高いのだから、完全に頓挫だ。

 来年の夏まで解散総選挙がないとなると、今度は現在の既存政党の枠組みでは想定がつかない状況が待ち受けている。地域政党の勢力図は相当のパワーを見せるだろう。石原は一落ちた状態なので問題にはならないが、橋下、大村・河村の勢力は一定の範囲で、既存政党の地域を侵略するのは間違いがない。具体的に人材がどれだけ集まるか未知数だが、現職議員にもウィングを拡げれば、相当のパワーだ。国政政党ではないので、どの位の議員数になるかは定かではないが、50議席以上は取るだろう。公明党よりは上の政党になる。

 橋下・松井維新はあきらかに石原さんサヨウナラと言っている。大村もサヨウナラを告げた。石原ははじめから本気ではなかったと言うだろう。この人が時々使うロジックで、特に驚くことではない。だから石原慎太郎なのだから(笑)。橋下・大村・河村ら地域政党に誰が加われば、強力な政権が出来るか、どんな馬鹿でも想像がつくだろう。民主その他含めて150人近い現役議員を擁する小沢一郎の協力は、政治理念より魅力的である可能性が高いのだ。小沢の場合、必ずしもトップを求めないかもしれないと云う皮算用も入っているだろう。

 今夜、筆者が言わんとしているのは、だから小沢と橋下が組むと云う即物的話ではなく、このような流れもありますよ、と野田に対し、輿石が絵図を語るかもしれない。野田のブレーンに真っ当な人間が、仮にいれば、その云う心配はするだろう。このように考えて行くと、一番可能性があるのが大幅会期延長で財務省の息切れを待つ。勝次官も原則的には7月退任の筈だ。延長なら、まだまだ頑張りますと云うポーズは持続できる。昨日の衆院社会保障・税一体改革特別委員会において「身を切り改革、衆議院の定数削減の結論は、消費増税法案の前に決めなければならない」と聞き捨てならない事を発言している。

 マスメディアが、この発言をどれだけ重要視したか知らないが、この発言はデカイ!記憶では衆議院議員80削減が軸になっていたはず、0増5減だけで済む話ではないと云う受け取りも可能だ。つまり、到底話はつかない。この件に関しては、自民と公明の利益は相反だ。野田も中々ヤルと思ったが、おそらく輿石の考えだろう。輿石に誰かが知恵を付けたやもしれない(笑)。まぁ常識的には、三者会談で、それなりの筋道が見えるのだろう。筆者の推測が当たるかどうかも、10日以内には判明するかもしれない。”待てば海路の日よりあり”と行きたいものである。



国民のためのエネルギー原論
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日経をパラパラめくって頓珍漢コラム書く田原総一朗 引退も間近!?

2012年05月22日 | 日記
日本の思想 (岩波新書)
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岩波書店



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日経をパラパラめくって頓珍漢コラム書く田原総一朗 引退も間近!?

 以下に掲載する田原総一朗の日経BPに載っていたコラムである。政財界「ここだけの話」となっているのだが、内容を読むと明確になるが「誰でも知っている話」に改名すべきだろう(笑)。筆者の「誰でも知っている話」の改題も正鵠を言い当ててはいない、語呂がいいので、そのような題名にしただけだ。田原氏に対し、筆者なりに尊敬の念を抱いていた時期もある。故に、あまり糞味噌に貶す気にはなれないのだが、ジャーナリストとして糞詰りを起こしているようだ。年齢のせいなのか、思考が固まった所為なのか、働き過ぎなのかは判然としない。

 ジャーナリストとかコラムニストと云う人種には、一定の事実確認と想像力や創作力、時にはマスメディアが持つ論調に疑念を持つ事が要求されている。意図的に多くの人間が包囲されている醸成された世間一般の「空気」をブレイク・スルーする役割があるのだと思う。本来、仕事に忠実であれば、ネタ不足に陥った時は、書かない事である。まぁ、コラムを書くことで生計を立てている場合、そうも行かないであろうことは理解するが、ジャーナリストの頂点に立った評価を大切にするなら、以下のコラムのように、新聞を読めば判ってしまうアンシャン・レジームの論調をなぞるようなコラムは情けなさを憶える。時間のある方は読んでいただこう。


≪ 日本経済を揺さぶる少子化問題と欧州不安
 日本の最大の問題は何であろうか。 それは「少子化」である。人口減少社会では日本経済が収縮していく。消費が減っていくのはもちろんだが、それよりも15〜64歳の生産年齢人口の減少による影響が大きい。
 少子化対策担当大臣は民主党政権で何人目?
 日本では少子化に加えて高齢化が進んでいる。生産年齢人口が減れば、働く人が減って税収が減少するが、その一方で高齢化により医療費をはじめ社会保障費が増えるため、国や地方自治体の財政は苦しくなるばかりだ。
 少子化をできるだけ抑える政策を考え、それをただちに実行することが重要なのだが、民主党政府にその意識が感じられない。その意識の欠落を端的に表すのが民主党政権での少子化対策担当大臣の数だ。
 現在の少子化対策担当大臣は、民主党政権になってから何人目かご存じだろうか。次に挙げるように、現在の小宮山洋子氏は実に9人目の大臣である。
(*クルクル変わる少子化担当大臣の表省略)
厚労相は忙しすぎて少子化問題に取り組めない
 2009年9月の政権交代から2年8カ月。一人あたりの平均在任期間は、たったの3.5カ月である。
 こうも頻繁に大臣を交代させるとは、結局のところ民主党は最も重要な少子化対策について何も考えていないのである。まして消費増税問題や沖縄問題について真剣に考えているかと言えば、そうではない、ということになるだろう。
 小宮山さんは厚生労働大臣だが、所管する事業が多すぎて手が回らないのが実情だろう。厚労大臣として次から次へと仕事をこなさなくてはならず、一つの案件に5分以上の時間を割けないこともあるそうだ。そんな状況で、少子化対策担当大臣として腰をすえて仕事に取り組むのは土台無理な話なのである。
 こうした過酷な状況にあることを当然、野田佳彦首相は知っていなければならない。しかし、厚労大臣に少子化対策担当大臣を兼務で押し付けているということは、何も知らないにひとしいのではないか。
 民主党の批判は誰にでもできるので、今さら批判したくはないのだが、5月15日に開催された沖縄復帰40周年記念式典に絡んで民主党に言いたいことがある。
野田首相、鳩山元首相は何をしに沖縄へ行ったのか
 沖縄県は本土復帰から40年を迎え、15日に宜野湾市で政府と共催で記念式典を開いた。野田首相はその式典に出席したのだが、何をするために沖縄に行ったのか、率直なところわからない。
 野田首相は式典の挨拶で、米軍普天間基地の「固定化は絶対あってはならない」と強調し、野田さんが首相就任当初から言ってきた名護市辺野古を念頭に移設を進める考えを示した、とメディアは報じた。
 しかし今回、野田さんの口からは辺野古の「へ」の字も出なかった。普天間基地を固定化しないのならどこへ移設するのか。具体的なことはまったく語らなかった。
 おそらく野田さんの頭の中には「普天間凍結」があるのではないか。「県と手を携え、自立型経済を発展させる後押しをする」と野田さんは述べたが、それは沖縄県に資金援助を行い、お金でもって普天間移設問題を誤魔化そうということなのか。
 また、沖縄復帰40周年記念式典に水を差したのは、鳩山由紀夫氏が沖縄に行ったことだ。首相として「最低でも県外」と言っておきながら、最後は沖縄を完全に裏切る形で、辺野古への移設を米国と約束した。そんな鳩山さんは絶対に行くべきではなかった。
欧州不安が再燃し、円高株安が進んでいる
 消費増税問題にしろ環太平洋経済連携協定(TPP)参加交渉問題にしろ、民主党内は二分され、冷静な議論が十分に行われない。決断力がないから、足踏み状態ばかりが続く。そうした無為無策のうちに、欧州不安が再燃し、円高や株価の下落など日本への影響も出始めてきた。
 ギリシャでは総選挙後の連立交渉が失敗に終り、6月17日に再選挙が行われることになった。5月6日の総選挙の結果を下に挙げる。
 旧連立与党は1位の新民主主義党(ND)と3位の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)だったが、両党合わせて149議席。過半数の151議席を割ってしまった。新民主主義党は中道右派と言われ、日本で言えば自民党に当たる。全ギリシャ社会主義運動は中道左派で、言ってみれば民主党だ。この党が119議席も減らして第3の政党に転落してしまったのだ。  代わりに39議席増やして2位になったのが急進左派連合(SYRIZA)で、日本で言うなら社民党だろうか。そして再選挙では、緊縮財政に反対するこの急進左派連合が大幅に議席を伸ばし、第1位に躍り出ると見られている。
 急進左派連合は緊縮予算に断固反対だ。福祉に手厚く、リストラもしない。もしこの党が政権をとったら、ギリシャのユーロ離脱もありうる。そうなれば欧州株は急落し、日本の株も下がるなど日本経済はダメージを受けるかもしれない。
フランス人は「メルコジ」が嫌い
 5月7日に行われたフランスの大統領選でも、緊縮財政派は嫌われた。経済成長に重きをおくとしたオランド氏が、ドイツのメルケル首相と組んでユーロを守ろうとしたサルコジ氏に勝利したのである。
 サルコジ氏が負けた理由を次のように語る人もいる。ヨーロッパを中心にメルケル氏とサルコジ氏のコンビは「メルコジ」と言われた。メルケル氏の「メル」が先で、サルコジ氏の「コジ」が後だ。サルコジ氏本人はそれをのうのうと受け入れたが、あたかもフランスはドイツの子分だという言われ方に、フランス人は強い不満を抱いていた、というのだ。「なぜ『サルケル』ではないのか」、と。
 ギリシャで緊縮財政が拒否され、フランスでも緊縮財政よりも経済成長が支持されたことで、日本にも「消費増税に反対してもいいんだ」という雰囲気が広がる恐れはある。「1000兆円にも上る国の借金がある現状を考えれば、消費増税も仕方がない」と思っていた空気が変わらないとは言い切れない。
 欧州不安の再燃は円高や株価下落といった日本経済を揺さぶり、フランスの首相交代は日本の政治にも影響を及ぼすかもしれない。≫ (nittkeiBPnet:田原総一朗の政財界「ここだけの話」)


 読んでいただけば、時間の無駄をしたことに気づかれる方も多いだろう。そう思われる方には、この場を借りて謝罪申し上げる(笑)。それはさておき、この田原のコラムは日経新聞そのものだ。何処にジャーナリストの魂があるのか探しようもない。最近田原は音声番組で「どんどんリスナーの質問を受けたい」と繰り返しているが、結局、オリジナルな政財界への疑問を自ら持てなくなり、市民目線での疑問に、知ったかぶりで答え、マスメディア論調の補完に精を出しているようにさえ見えてしまう。

■少子化問題についての頓珍漢。
 田原の論調は、少子高齢化に関する霞が関的観念が色濃く出ている。≪生産年齢人口が減れば、働く人が減って税収が減少するが、その一方で高齢化により医療費をはじめ社会保障費が増える≫と言うが、果たしてそのような算数レベルでマクロ経済を語るのは愚かだろう。グローバル経済と金融経済の現在の金融資本主義経済においては、働く人の数と税収の比例を論ずるのは、無知と同じだ。生産年齢人口の減少が問題なのは、農耕経済、原始経済、重厚長大経済におけるロジックであり、現在の世界経済の現状ではあり得ない仮説である。日本のGDPは今後も激減する事はなく、悪くても僅かに減少する程度である。国家のあらゆる分野で、枠組みの変革が起きれば、新産業の誕生もあり得るわけで、労働集約産業のロジックで21世紀の経済を語るのはモノ笑いの元である。

■厚労相は多忙についての頓珍漢。
 単に田原が小宮山の愚痴を直接聞いた程度の話。俺は大臣とサシで話出来るんだぜ!アノ首相NO候補・舛添要一でも務まった大臣、紙面を埋めるためが目的の挿入だよ(笑)。

■野田、鳩山沖縄訪問についての頓珍漢。
  田原氏の見立ては、野田は普天間移設に無策で固定化やむなし。沖縄復帰40周年記念式典に水を差したのは、鳩山由紀夫だと断言しているが、違うだろう。
両方大外れな解釈だ。完全に頭が新聞報道に毒されている(笑)。周囲1キロの範囲で動くジャーナリストは引退すべきだ。野田と云うより、何も決めない官僚の道筋に過ぎないわけで、何も野田だろうが、自民党だろうが、選択は同じだよ。特に野田が選んだという論調は目が節穴になっている証左。役人どもは、意志を示さず“待てば海路の日和あり”の姿勢だろう。つまり、米軍の海外展開における戦略上の更なる後退を待つという姿勢なのだ。
鳩山は、沖縄基地の県外、海外を主張した初めての日本の首相。沖縄復帰40周年記念式典に花を添えられたのは、鳩山の出席があったからだ。沖縄県民に、俺達の味方もいるのだ、と実感させてくれたのが鳩山だ! 田原と野中は色々握りをやっているだけだな。この人の言動と野中の連動には重大な観察眼が必要なようだ。野中は「官房機密費を断った評論家は田原だけだ」とわざわざ発言したが、逆に一番沢山持って行ったヤツと云う意味だったようだ(笑)。

■欧州不安についての頓珍漢。
  田原はギリシャの「急進左派連合」が第一党になり連立政権を握ったら、ギリシャのユーロ離脱もあるとエコノミスト系の話を紹介している。専らエコノミスト系の主流の心配を紹介しただけの話、自分の考えなんてありはしない。ユーロ圏の成立理念(ヨーロッパの哲学?)に従えば、ドイツもフランスもギリシャ離脱に前向きではない。
アングロ文化に対抗する文化圏構築の理想は揺らがないだろう。また、ギリシャ・急進左派連合のツィプラス党首は親ヨーロッパの姿勢は崩しておらず、ドイツ、フランスの社会民主主義政党との擦り合わせを行い、現実的妥協を探ることになる。
ロイターのインタビューに、≪「われわれは全く反欧州勢力ではなく、欧州の社会的結束を守るために戦っている。主要勢力が緊縮策を主張すれば欧州が不安定化し、ユーロ 圏が崩壊する恐れがあるため、おそらくわれわれは欧州で最も親欧州的な勢力だ」、「確かに、われわれは欧州の支援と資金が欲しい。しかし、欧州の納税者のカネを無駄にしたくはない。これまでの2度の支援は底なしのごみ箱に投じられた。それが続けば、6カ月以内に3度目の救済が必要になる。欧州の人々や指導者はその事実を認識すべきだ」と発言している。

■フランス人はメルコジ嫌いの頓珍漢。
  田原は、いまだに短絡的に日本の借金1000兆円を吹聴している。あきらかに財務省、官邸の薬が効いている(笑)。≪「1000兆円にも上る国の借金がある現状を考えれば、消費増税も仕方がない」と思っていた空気が変わらないとは言い切れない。≫と頼まれもしないのに老婆心に及んでいる。折角、財務省が長年にわたって評論家連中を総動員して作り上げた「財政赤字神話」が元も子もなくなる、と嘆いているのだから、笑わせる。欧州不安で、≪円高や株価下落といった日本経済を揺さぶる≫ナンチャッテ言っているが、欧州不安の再燃は日本国債の金利低下が起きるので、プラマイ・ゼロの経済効果だ。田原は意図的に国債の下落と云う言葉迄は語らなかった。そこまで書くと、経済理論が壊れるよ、と誰かに示唆されたのだろう(笑)。世界同時株安はあり得るが、日本市場だけの話ではないし、円高大いに結構、輸出重厚長大企業は市場から去れという時代の要請だ。又、先のG8での共同宣言は緊縮一辺倒はやめて、経済成長を軸に、財政再建する方向に行こうよ、と言っている。それこ野田だけが、増税やって、経済成長させ、財政再建目指す、と頓珍漢な発言をしていた。多分、野田以外の代表は、キツネに抓まれた思いだったろう。




丸山眞男セレクション (平凡社ライブラリー ま 18-1)
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なぜ指定弁護士は控訴したのか? 論理を無視してまで控訴を強行した理由

2012年05月21日 | 日記
独裁者プーチン (文春新書 861)
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文藝春秋


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なぜ指定弁護士は控訴したのか? 論理を無視してまで控訴を強行した理由
 

 見出しのように、ある人間が、非論理的行動とか、非合理的行動とか、不条理な行動を選択する場合、その殆どの行動の背景に、心理的何らかの力が加わったと疑うべきである。此処で云う心理的とは、自発的怒り、屈辱感、虚栄心、情緒的正義感等々があるだろう。また、他者から受ける本人や家族への強迫など物理的恐怖と云う場合もある。時には、彼等がやましい問題を抱えており、そこに向かう強迫もあり得るわけだ。まったく逆に、控訴するなと云う強圧的コンタクトに反発を感じ、抵抗の姿勢を現した場合もあるだろう。

 上記のような原因のいずれかで起きた問題を、法律論を展開して、分析理解反論すると云うことは、土俵が違っている可能性が高いので、実は畑違いの論争に陥る危険がある。小沢一郎にまつわる、西松建設事件以降の一連の流れを追いかけて行くと、この問題は捜査機関や司法の問題でありながら、実はまったく異なるプレーヤーが対小沢一郎と云う形で、入れ替わり立ち替わり登場しているのだと思う。つまり、小沢一郎を宜しからぬと思う人種は、内外に数え切らない程存在すると云うことになる。

 昨日の拙コラム「束になって小沢と対峙する構図 顔ぶれは裏切民主・野党・マスコミ・経団連…」でも述べたように、小沢一郎の敵は内外含め、全方位な構造で存在すると認識すべきだろう。そのように全方位で好まれていない人物をリーダーに据えて良いのだろうか、と云う疑問もあるだろう。しかし、何故小沢が全方位で嫌われるかは、彼がやろうとしているアンシャン・レジームは、或る意味で秩序の解体(小沢は部分的解体を主張しているが、壊される側から見ると全破壊に見える)と再構築を目指しているのだから、現在の日本であれ、日米関係であれ、支配層に属する人々にとって都合が良い筈はないのだ。

 また、多くの国民にとっても、たいして悪影響を受けるとも思えない階層の人々も、自分の生活環境が変わるのではないか?と云う不安を抱くものなのだ。彼らこそ、小沢一郎の改革方向により、利益を得られそうなのに、プロパガンダと無知により、それに反対する態度を無意識に選択する事になるのは、面白い現象だ。

 小沢の政治家としての来歴において、彼が行ったことすべてが当初から、理にかない、整然と語れるものではないのだと思う。彼が現時点で主張する政治理念が、政治家小沢一郎の誕生から、理路整然と出来あがっていたと云うのは間違いで、多くの紆余曲折を経過して辿りついた結論なのだと思う。権力の中枢にいながら生き抜いた政治家としての歴史の中には、曰く言い難い問題も相当あったと考えるのが妥当な考えだ。その歴史の中で、顔に泥を塗り、塗られた出来事は枚挙にいとまがない、と思っておいても差し支えはない。

 小沢信者的な人々は、このような表現をすると気が狂わんばかりになる人もいるが、それはそれで良いだろうが、筆者の思考経路には馴染まない。以上のような小沢一郎である限り、彼の政治行動の後先にも敵は存在するし、現在の国内外の官僚統治システムの中で、上手に泳いでいる人々の中にも敵が居ると云う事である。極論だが、絶対的小沢支持が20%だとすると、残り80%の人々の30%くらいは反小沢だろう。つまり、20数%の日本国民は、積極的に小沢に反感を持っていると考えても良い。

 その反感が誤解に満ちたものでも、その誤解を解くことは不可能で、あまり考えない方が賢明だ。支持するニアンスが異なっていても、国民全体の2割が一定の政治家に集中している現実は、実は民主主義と相矛盾する部分を包含する。しかし、現在のように政党が明確な方向性なくして迷走している以上、特定の政治家を支持する選択も、皮肉だが合理的である。本来であれば、一人の政治家を支持する勢力が有権者の2割に至るような現象は、独裁に繋がる危険すらあるのだが、現実の政党・民主党や自民党を観察する限り、支持しても真逆の政策をする以上、2割の国民の選択は合理的と言わざるを得ない。

 ただ、国民の2割の支持を得ている政治家の影響力は非常に強い。政党支持率が2割の時代に、ひとりで2割の票を抱えていると云う事は、小沢が永田町に存在することだけで、常に「姿なき政党」が存在すると云うことになる。野田が念仏のように「消費増税」と叫んでみても、谷垣や伸晃が“小沢切り”と叫んでみても、彼等が束になっても2割の政治勢力を作り得ない事実が横たわっている。話し合い解散も出来ない、不信任案も出せない、謂わば八方塞がりなわけで、4カ月後を迎えることになるのだろう。

 さて、漸く見出しの話になるのだが(笑)、指定弁護士、彼らの法的解釈云々は考えても意味がない事は自明で、何らかの現実的法理論とは別の土俵で、控訴と云う選択をしたと考えることが妥当だ。故に、指定弁護士の控訴に至った問題を法理論で分析する事も無意味だし、法的手続きが無効だと言っても、現実控訴が可能である以上、とやかく言っても意味はない。ただ、ハッキリ言える点は、彼らが法理論によらない“何ものか”によって控訴したと云う事実だけで充分だ。

 小沢一郎を刑事被告人の立場に据え置くことが、彼らの仕事であり、特に有罪を勝ち取ることが目的とされていない点にも注意を要する。日本の裁判が三審制である以上、そこまで行くと云うことだ。控訴の目的は、小沢が被告人の席に座っている事実であり、それ以上でも以下でもない。その事で、利益を得る人間は誰か?この推理で犯人捜しをすると、限りなく多くの人間が怪しい奴になる(笑)。故に、小沢一郎に関わる犯人探しは、無限のフィールドを探ることになり、脱力感さえ漂う。もしかすると、単なる愉快犯のような御仁の“暇つぶし”による、弁護士らへの強迫行為であったかもしれない。

 “単なる愉快犯のような御仁”とさり気なく言ったが、多分結構危険な臭いのする闇の勢力のお先棒男かもしれない。最高裁にしても、最高検にしても、穿られれば拙いことだらけなのに起こされた控訴の結論だっただけに、最も有力なのが、この線。彼らは、合法的に人を陥れる等と云うまどろっこしい手段を取らない。暴力を臭わす脅迫を常用するような輩が指定弁護士を脅したと考えるのが、最も理屈が通っている。政治勢力の介在も、仙谷や江田五月は睨まれ監視されているので、そこまでする勇気はないだろう。米国CIAなら、カーティスの発言にみられるように、やらないとは言えないだろう。いずれにせよ、国内か海外の暴力的手段を辞さない勢力の脅しに屈したのだろう。

 おそらく指定弁護士達には家族もいるだろうし、家族に危害を加えると脅されれば、心は揺れ動くし、何らかの弱味を持っていれば、その事を臭わすだけでも、選択に影響する。そのような考え方で、彼らの行動を読まないと、理屈が成り立たないので、筆者は弁護士らは強迫に屈したのだと結論づけている。何とかかんとか“控訴趣意書”は書けるだろうが、多分中身はないだろう。合法的には、その後時間稼ぎは出来るわけで、強迫者の要望には応えたことになる。案外、そうする事で報酬も提示されている可能性もあるだろう。吹けば飛ぶような一弁護士達の選択だが、敗訴しても、彼らが重大な過ちを犯したと法的に断罪される事はない。案外、他人を訴えるとか、控訴すると云うこと、安易に行われる気がする。蛇足だが、読売ナベツネが、たった5人の出版社(七つ森書館)に対して訴訟を起こし(清武内紛が起きる前に出版契約を読売と結んでいる)、営業活動を妨げる行為も合法と云うのだから、なんだか考えさせられる法治だ。最近の読売ナベツネは“濫訴”と云う勲章も手に入れたようだ。




緒方竹虎とCIA アメリカ公文書が語る保守政治家の実像 (平凡社新書)
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束になって小沢と対峙する構図 顔ぶれは裏切民主・野党・マスコミ・経団連…

2012年05月20日 | 日記
幼少の帝国: 成熟を拒否する日本人
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束になって小沢と対峙する構図 顔ぶれは裏切民主・野党・マスコミ・経団連…

 見出しに書き切れなかったが、55年体制の継続・慣れに安住する官僚組織、日本政界に睨みを利かせ、無言の恫喝外交をするアメリカ。勿論、エリート支配層に位置する既得権益人間。その金魚の糞となり、おこぼれを貪るさもしい一般人。見出しを含め、これらの人間達が小沢一郎と云う政治家が権力を握ることを阻止しようとしている。“これって何なのだろう?”と思うのは普通の思考経路の帰結だろう。

 “それこそが、小沢が悪い奴の証明だ!”と云う人もいるだろう(笑)。嫌小沢一郎を語る支配層に属している連中の言説の根拠は、小沢の政治理念や政策についてではない。政治的来歴であるとか、権力競争の中で起きた経緯とか、過去に振り向いても貰えなかったとか、馬鹿にされたとか、そう云う類の因縁を持っている人々も多いようだ。ただ、正面突破で、小沢一郎の理念や政策と立ち向かう人は稀である。

 筆者の場合、小沢一郎を支持する理由は数々あれど、支持しようと思った動機は、小沢一郎が、多くの既得権益勢力から嫌われている点だった。所謂、勘である。支持の合理的理由等と云うものは、正直、後付けの論理と云うか、屁理屈のようなもの、既得権益勢が嫌っている、或いは怖れている、それだけで支持する理由は充分である。国を変えたい、変わらないと国家自体も、その構成員たる国民も、殆どが不幸になる。そういう時代に、相応しい政治家と云うもの、好かれていては話にならない。敵が多いほど、その人間に改革への期待が膨らむのである。

 既得権益層が好む人間には、絶対に過去の歴史をなぞる政治しか出来ないのだから、彼らの云うところの改革など、安全運転の念仏のようなものに過ぎない。勿論、日本の国家の仕組みを変えたくない人々も多いだろう。しかし、世界が否応なく変わってきているのだ。同じ“待ったなし”と云う言葉が当て嵌まるが、仕組みを変えずに“待ったなし増税”なんて論理は、何処をどう突いても出てくる方が異常だ。本来の国体にない正解を、他の場所から移植するような話で、人体でいえば拒否反応を起こし、ショック死するようなものである。多分、財政再建と云うウィルスに冒された、豚の心臓を日本と云う人間に移植するような話なのだ。

 野田は、19日のG8にチョロチョロ出て行き、誕生日とも重なったお陰で、北朝鮮の威嚇について発言する機会を得、その上、消費増税が成立したような顔つきで、経済成長と財政健全化の両立を語った。以下の時事通信の記事によると、G8出席者の殆どが脳なしと云うか、世界の方向性の「ほ」の字も見いだせない、プラスとマイナスを同時に行い、プラマイゼロで行きましょうワッハッハと云う阿呆丸出しの会議だったようだ。経済学者の一人でもいたら、オマエらキチガイかと叫びそうな話だ。プーチンが出席しないわけだ(笑)。

≪ 成長と財政の両立で一致=欧州危機克服へメッセージ−G8サミット
 【ワシントン時事】主要国首脳会議(サミット)は19日朝(日本時間同日夜)、ワシントン近郊のキャンプデービッドで2日目の協議を行い、欧州債務危機の再燃防止のため、財政の健全化と成長を両方追求していくべきだとの見解で一致、主要8カ国(G8)がメッセージを明確に打ち出すことを確認した。
  一方、ユーロ圏離脱の懸念が台頭するギリシャについては、「(ユーロに)とどまるべきだ」との意見が多かったものの、「最終的にはギリシャ国民が決めること」との見方も示され、来月の再選挙の行方を注視していく姿勢を確認した。
 世界経済に深刻な打撃をもたらした欧州債務危機はいったんは沈静化したが、緊縮財政の結果、ユーロ圏では景気や雇用が低迷。先のフランス大統領選やギリシャ総選挙では国民の不満が噴出し、各国は政策の見直しを余儀なくされている。ギリシャのユーロ圏からの離脱リスクについても不安が強まっており、市場の動揺が顕在化している。
 サミットを主宰するオバマ大統領は冒頭、「(危機克服への)包括的な対応策には成長、安定、財政健全化が含まれるよう、皆がコミットしている」と述べ、緊縮財政一辺倒からの政策の軌道修正やギリシャのユーロ圏離脱阻止に向けたG8の対応策の取りまとめに意欲を示した。
 一方、野田佳彦首相は「財政健全化と経済成長の両立はどの国も直面する課題で、日本も両方を追求している」と表明。その上で、今国会に提出している消費増税関連法案について、「ぜひ成立させたい」と述べるとともに、今年度は2%を上回る成長を実現したいと強調した。≫(時事通信)


 野田は「財政健全化と経済成長の両立はどの国も直面する課題で、日本も両方を追求している」今年度の経済成長率を2%以上を目指すと発言したようだが、復興財源をあれだけバラ撒いて、2%なんて舐めんじゃねえよ!震災による落ち込みの復興分と公共投資予算が有効に機能すれば、4%以上の経済効果が出るのが当然。アホでも出来る目標など聞きたくもない!

 もうG8なんて意味がなくなった。舞台は完全にG20に移ったと云うことだろう。経済学の初歩でも判るような、あり得ない論理で方向性を表明せざるを得ない経済先進国の終焉を現しているのだろう。延いては、先進資本主義国の終焉でもある。陳腐な財政健全化と経済成長と云う対立マターを同時進行させる政策など、歴史上存在していないのだ。それを強弁せざるを得ない世界経済は、本当に終末論を語りたい気分になる。「終末」は個人的な終末と、国家や世界、地球における終末があるので、コラムでちょこっと書くのは無理なので(笑)やめておく。

*このように、世界中が羅針盤を失っている世紀に入って、無茶苦茶に動きたくなるのが、愚かな人間のあさましさだ。運命的と云うか、論理に矛盾が生まれていたり、動くべきではない時に動くことは終末を早めるのみで、良い結果が生まれようがない。此処は無我の境地になるべきなのだ。それこそ、“下山の思想”に目を向け、立っている大地、極めて至近の眼の前の道筋を見直すことが肝要なのだ。大きく動くことは非である。

 小沢一郎がどれほどの力量で日本の政治を変えられるか不確実である。絶対的に正しい方向かどうかも未知数だ。中央集権から地方分権になったら、すべてが時計回りに動くと云う保証もない。しかし、過去にやったことがないわけだから、ヤル価値はある。確認しない事には、それこそ日本は立ち枯れてしまう。立っている大地の修復(国内改革)は国際性と関わりなく行える唯一の手法だ。終わってしまった資本主義の成長戦略から一定の距離を置き、同一パイの分配の機構を変えることに徹底すべきだろう。

 その変革が“負の分配”になるかならないか。今のままの中央集権システムの中でジタバタする事は、終末を早めるだけだろう。開発途上国、後進国の経済成長と連動する僅かな成長を目論み、分配の方程式を作りなおすことを小沢一郎に期待する。その為には、政治権力を握って貰わないと、たん緒にもつけない。故に指示するほかはないのである。そう云う意味で、思想的にはてな印がつくものの橋下も応援せざるを得ないし、その連携にも寛容であるべきだ。間違いなく、石原は孤立している。実は一人ぼっちの裸の王様なのだよね。ナベツネの凋落と波長が合ってきたようだ。風邪で体調を崩しているようだが、24日からはバリバリ働くそうなので、来週に期待しよう。


笑う親鸞---楽しい念仏、歌う説教
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「日本維新の会?」ナベツネ読売の歪曲記事 石原は夢を語ったに過ぎないのに

2012年05月19日 | 日記

 

世界史をつくった最強の三〇〇人 (星海社新書)
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「日本維新の会?」ナベツネ読売の歪曲記事 石原は夢を語ったに過ぎないのに


 先ずはズバリ、ナベツネ読売の記事を貼りつけておきます。最後に添付する、毎日新聞の記事で事実確認をしていただくと、笑える記事です。財務省の「事実誤認」指摘が流行っていますが、筆者も読売の事実誤認を指摘しておきます。こう云うのを歪曲記事と云うのでしょうね(笑)。

≪ 石原知事「日本維新の会」設立へ、橋下氏と連携
東京都の石原慎太郎知事は18日の記者会見で、新党構想に関連し、橋下徹大阪市長が率いる地域政党・大阪維新の会との連携を念頭に、6月にも政治塾「日本維新の会」(仮称)を設立したいとの意向を表明した。
 政治塾はたちあがれ日本の人材育成塾を母体とする予定で、次期衆院選をにらみ、第3極の結集を目指す。
 石原氏は先月、新党構想の「白紙」を宣言していたが、構想の具体化に向けて再始動した形だ。
 石原氏は、昨年1月に開講したたちあがれ日本の人材育成塾について、「すでに優秀な人材を修練している。さらに拡大した形で、積極的に手伝って人材を育てたい」と述べた。
 大阪維新の会については、「東京と大阪が連携して新しい人材を政界に送り込む。全体で『日本維新の会』のようなものを作っていきたい。6月に大阪とも話して具体的なメッセージを発したい」と語った。民主党の小沢一郎元代表との連携に関しては、「手を組むことは全くない」と強調した。≫(読売新聞)

 石原都知事の“日本維新の会のようなもの?”発足の話題を追いかけてみる。この石原の発言は、読売ナベツネがバックで操っているヨタ話でしょう。尖閣買い取りも、バックは同じ老体かもしれない。大老体が中老体をバックアップ、よき時代の日本の伝統文化の一部ではあるが、あくまで一部だけ限定の物語でしょう。小説家石原慎太郎氏にはピッタリの物語性です。それ程罪はありませんが、本気で乗っかった人々は気の毒ですね。東京都のHP覗いてみてください。凄いですよ、30年前の石原慎太郎に会えます!その上、最も目立つ部分に「東京都尖閣諸島寄付金」と云うバナーがデカデカです(笑)。

 読売の記事は、殆ど“たちあがれ日本”と云う政党の宣伝のようなものですが、平沼赳夫は承知の話なのでしょうか?この読売の記事にはネグレットした石原の発言があるようです。毎日新聞によると、橋下の大阪維新の会の向こうを張って(言葉上は連帯も視野に)政治塾のようなものを作る可能性に言及しただけ(笑)。つまり、物語性のニアンスが強いのです。石原はまた「次の総選挙に間に合わなくても人材を作ることが日本のためになる」と発言、完璧に逃げありの話題を振りまいただけです。まぁ、石原新党が幻だと確定されるのが嫌なのでしょう。

 常に話題の頂点に君臨したい性癖の持ち主ゆえに、尖閣列島購入とか、政治塾立ち上げとか、週一で自分に都民、国民の視線を釘づけにしたいのでしょう、困った人気者です。ところで、この東京都の「東京都尖閣諸島寄付金」件ですが、購入不可となった場合、どうなるのでしょう?言いだしっぺに知事の懐に入る?まさか、それはないのでしょうが、寄付者に返金するのでしょうね?それとも、寄付された東京都の雑収入?バナーを押して調べてみるか〜(笑)。

 バナーを押して、チョイと調べましたが、“寄付金は尖閣諸島の購入や、その活用のためにあてさせていただきます”だそうです。これは尖閣列島に関わる活動になら、どうにでも活用可能な寄付金ですよ、と断り書きがあります。また、“この寄附金は、地方自治法第96条第1項第9号に定める「負担付きの寄附」として、お受けするものではありません。”と云う但し書きもあります。つまり、地方自治法の「第九十六条  普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を議決しなければならない。第一項9号 負担付きの寄附又は贈与を受けること。」でもない、となっているので、東京都が購入行為を約束している寄付ではありませんよ!と書いてあります。多分、これだけ但し書きがある以上、尖閣列島に関わる行動すべてに利用できる、賛同寄付と云うことです。凄いです(笑)。多くの寄付者が、この但し書きをよく読んでいないのでしょう。

 読売はこの記事を追いかけるように、執拗に石原の言動に提灯をつけていますが、風前のともし火の典型のようです。見出しに≪橋下氏、石原政治塾に「一国民としてワクワク」≫としていますが、橋下の年上政治家への礼節の範囲のリップサービスに過ぎないことは、時事通信がチャンと伝えています(笑)。どうも、愛知の大村知事が切れて発言した、「政治活動をやられるのは自由だし、大いにやられたらいい。独りぼっちで」が真実を語っているようです。

 ナベツネの日本のマスメディアにおける神通力が失われた証拠でしょうね。朝日新聞などは、社長交替後、身勝手にも石原都知事の与太話自体を報じていません(笑)。どうも、清武事件以降、漸くマスメディアの大政翼賛体制の核が不在になったようです。極めて良い方向の変化、この流れが継続すると良いのですが、如何相成りますやら、今後の変化はウォッチングの価値ありです。今夜は丁寧言葉で疲れました(笑)。ではでは、オヤスミナサイ!

≪ 石原都知事:日本維新の会?新政治塾発足の可能性言及
東京都の石原慎太郎知事は18日の定例記者会見で、次期衆院選などに向けた候補者養成について「大阪と連携し新しい人材を政界に送りたい。向こうが大阪維新の会なら、連帯することで日本の維新の会のようなものを作っていきたい」と述べ、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長らと新たな政治塾を発足させる可能性に言及した。
 石原知事は「次の総選挙に間に合わなくても人材を作ることが日本のためになる」と説明。大阪維新の会の 「維新政治塾」の講師を務める6月にも「具体的なメッセージを発したい」と述べた。
 一方で「亀井(静香前国民新党代表)君が言ってるみたいに既存の議員を集めて第三極を作るのは全然興味がない。(亀井氏が連携を模索する)小沢一郎(民主党元代表)と俺が手を組むことは全くない」と語り、改めて小沢元代表への嫌悪感を示した。
 小沢元代表との連携が取りざたされる大村秀章愛知県知事については「小沢さんと一緒に行動するなら、そんな人間と仕事をするつもりは毛頭ない」と断言した。≫(毎日新聞)

≪ 石原知事発言:連携拒否に、大村・愛知県知事反発
東京都の石原慎太郎知事が18日の定例記者会見で「(小沢一郎元民主党代表と)一緒に行動するなら、そんな人間と仕事するつもりは毛頭ない」と発言したことについて、小沢元代表との連携を模索する愛知県の大村秀章知事は同日夜、記者団に「誰と組むかより、(政策として)何を目指すかが重要。石原さんが何を目指しているかがわからない」と反発した。さらに「政治活動をやられるのは自由だし、大いにやられたらいい。独りぼっちで」などと述べた。
 大村知事は大都市圏の独立を掲げ、これまで東京、大阪、愛知による3都連合を主張している。一方で、小沢元代表を自身の政治資金パーティーに招くなど連携を深めている。
 大村知事は記者団に対し、石原氏について「政治活動をやめるかと思っていたが、(政治塾を始めるなど) 元気に活動されることは大いに歓迎したい」と皮肉った上で、「塾を進める中で何を目指すかもっと発信してほしい。大都市の自立を目指すなら連携するし、違えば組めない。ただそれだけ。私が3都連合を目指すことは変わらない」と話した。≫(毎日新聞)

≪ 「活気づく」と歓迎=都知事の政治塾構想に−橋下大阪市長  地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長は18日、石原慎太郎東京都知事が政治塾を開設する可能性に言及したことについて、「政治が活気づくのではないか。東京と大阪で(政策として)何をやるのかを決めて、それを実現する集団ができるというのは非常に良いことだ」と歓迎の意を示した。市役所内で記者団の質問に答えた。   石原氏が政治塾を開く場合に橋下氏を講師に招く考えを表明したことに対しては、「正式な依頼があれば調整させてもらいたい」と語った。橋下氏も4月に石原氏と会談した際、維新の会が主催する「維新政治塾」の講師を依頼。石原氏は引き受ける意向を示していた。  ただ、橋下氏は一連の動きが、次期衆院選での石原氏との連携につながるかどうかに関しては、「これからの話だ」と述べるにとどめた。≫(時事通信)


キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
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今回の時事の世論調査は興味深い 誰が田崎経由で作らせたのだろう?

2012年05月18日 | 日記


読みたい二人の組み合わせですね。今夜注文しました!

始まっている未来 新しい経済学は可能か
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今回の時事の世論調査は興味深い 誰が田崎経由で作らせたのだろう?


 今夜は少々時間に追われているので、時事通信の世論調査をネタにしてみようと思う。先ずは以下の時事通信配信の世論調査を読んでいただこう。

≪ 内閣支持23%=民主9%、最低に−時事世論調査
 時事通信社が10〜13日実施した5月の世論調査によると、野田内閣の支持率は発足後最低だった前月から1.6ポイント増加し、23.3%となった。不支持率は同0.7ポイント減の55.0%。一方、民主党の支持率は同0.5ポイント減の9.0%に落ち込み、2009年の政権交代後、最低を記録した。小沢一郎元代表の党員資格停止処分解除を控訴前に決定したことなどが響いたとみられる。
 政権への支持が広がらない状況に変わりはなく、野田佳彦首相が政治生命を懸ける消費増税関連法案の行方や、衆院解散時期をめぐる首相の判断に影響を与えそうだ。  調査は全国の成人男女2000人を対象に、個別面接方式で実施。有効回収率は 65.8%。 
 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」9.9%、「首相を信頼する」6.8%、「誰でも同じ」6.7%の順。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」が34.4%と最も多く、「政策が駄目」24.2%、「リーダーシップがない」22.3%と続いた。
  消費増税法案が今国会で成立しなかった場合に首相が取るべき対応を聞いたのに対し、「衆院解散で国民の信を問う」が49.1%を占めた。「内閣総辞職」は 17.1%、「次期国会での継続審議」は25.8%だった。
 ◇無党派、最高の7割
 自民党の支持率は11.9%(前月比1.5ポイント減)で、過去最低だった3月の11.7%に迫る低水準となった。その他の政党は、公明党3.4%、みんなの党1.6%、共産党1.4%、社民党0.2%、国民新党0.2%。「支持政党なし」の無党派層は70.1%で、過去最高となった。≫(時事通信)


 上記時事通信世論調査の「肝」は≪一方、民主党の支持率は同0.5ポイント減の9.0%に落ち込み、2009年の政権交代後、最低を記録した。小沢一郎元代表の党員資格停止処分解除を控訴前に決定したことなどが響いたとみられる。≫と云う部分だろう。極めて田崎史郎の言いそうな事である。しかし、世論調査は世論に考えを聞くのだろうが、田崎が解説を入れて世論調査は拙い。フェアネスの欠如だね〜(笑)。

 野田内閣の支持率は上がった、消費増税法案への支持が少し増えた?(笑)。しかし、民主党支持は政権交代以降最低を記録した。何故なら、小沢一郎が足を引っ張っていると世論が判断したとなる。よくもまぁ此処までデタラメと云うかお手盛りな調査結果と解説が出来るものだ。呆れてものが言えない。その割には、随分筆者は語るのだが…(笑)。

 次の捏造が≪ 消費増税法案が今国会で成立しなかった場合に首相が取るべき対応を聞いたのに対し、「衆院解散で国民の信を問う」が49.1%を占めた。「内閣総辞職」は 17.1%、「次期国会での継続審議」は25.8%だった。≫である。これは「話し合い解散」を望んでいます、と時事通信・田崎が希求していると云うことだ。この時事通信の調査を望んだのが、社の自発的行動とは思えないので、何処からかの依頼で動き、成るほど納得の結果を生みだしたかったのだろう。その誰かは、官邸、反小沢代表仙谷、霞が関、電通・CIA、経団連、三宝会生き残り等々考えられるが、特定は難しいだろう。

 ゴミのような調査結果だが、国民新党が前回の0.1%から0.2%と倍増した!(笑)。これって、亀井静香を切り捨てたから指示が拡がったと言いたいようである。まさか、あまりといえばあまりだろう。0.1から0.001%になったと云うのなら納得出来るのだが、珍妙過ぎるぜ、田崎よ!

 次の部分は微妙だ。まだ国政政党として、幽霊状態の橋下新党や石原新党を視野に、新党のブームだと煽っている。≪無党派層は70.1%で、過去最高となった。≫この部分は、橋下や石原を意識した調査結果と云うより、小沢派議員らへの揺さぶり結果と見るのが妥当かもしれない。いずれにせよ、マスメディアの世論調査と云うもの、結果を重視せずに、その結果を持って、世論をどの方向に向かせたいかが判る貴重な情報だともいえる。つまり、マスメディアの世論調査の結果とは、世論を誘導する為のネタだと思えば、合理的解釈が成り立つ。世論を調査するのではなく、世論を形成する為に行うプロパガンダの一種と云うことだ。

 この時事の世論調査の記事には続きがあった。まだ話だけが先行している、橋下新党と石原新党についての調査結果だ。筆者は未だに石原新党は出来ないと思っているので、幻の世論調査のようなものである。また、尖閣の東京都買い取りの調査だが、ことの本質を理解している国民は数%のような話、聞く方がどうかしている。日中関係をズタズタにする危険な問題だ。触らないのが賢者の選択、理解せず先導者の動きに同調したら、日本経済はズタズタになりまっせ!

≪ 尖閣の都購入、58%賛成=6割「維新の会」に期待−時事世論調査
 東京都の石原慎太郎知事が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の一部を都で買い取る意向を表明したことについて、58.8%が賛成していることが、時事通信の世論調査で分かった。反対は18.2%だった。
 都の購入対象は、尖閣諸島のうち、魚釣島、北小島、南小島の3島。現在は民有地で、政府が賃借している。尖閣諸島に関しては「日本固有の領土」という政府見解に対し、中国や台湾が領有権を主張。石原氏の発言は内外に波紋を広げたが、国内世論の多数から支持された形だ。
 一方、橋下徹大阪市長が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の国政進出については、「評価する」が59.8%で、「評価しな い」の22.3%を大きく上回った。 
 石原知事を中心とする新党構想をめぐっては、「期待する」41.8%、「期待しない」41.9%と見方が分かれた。
 調査は10〜13日、全国の成人男女2000人を対象に、個別面接方式で実施。有効回収率は65.8%。≫(時事通信)


 まぁ世論調査はメディアの権利なので、そのこと自体に文句は言えない。また、その調査結果が、既存勢力の望む方向だと云う証左にもなる点で、賢明な国民にとっては、それなりに使い道はある。ただ、筆者などは、マスメディアではない新聞社や週刊誌各社による“世論調査”と云うものも確認してみたい衝動がある。例えば、比較的ニュートラルなジャーナリスト精神があると思われる、中日新聞・東京新聞等が、共同通信の世論調査とは別に、単独世論調査をしてくれないかと思う事がある。共同通信の配信を受けている場合、「世論調査は共同が行い、契約社は単独で行わない」と云った取り決めが存在するのかもしれない。今夜はこの辺で失礼します、オヤスミナサイ!




読みたい二人の組み合わせですね。今夜注文しました!

始まっている未来 新しい経済学は可能か
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鳩山を非難する論調が目立つ しかし、彼の言葉が日米安保・沖縄問題を提起した

2012年05月17日 | 日記
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鳩山を非難する論調が目立つ しかし、彼の言葉が日米安保・沖縄問題を提起した


 鳩山由紀夫元総理は総理在任中に、「できれば海外に、最低でも県外に移設したい」と普天間基地移設に関わる移転先について言及した。現実には、自分自身の閣僚や外務防衛の官僚組織や安保マフィア族によって、敢えなく頓挫し、表向きは、その責任をとって政権を8カ月で放棄した。日米同盟を食い物にする種族の完全勝利だった。

 しかし、この鳩山由紀夫の発言は、米国に服従する事が、すなわち日本の安全保障そのものだと云う時代遅れの観念論であり、日本の首相が初めて公然とアメリカに盾を突いたものである点は、それなりの評価が必要である。野党である自公等々が、“鳩山の所為で、普天間飛行場は固定化されてしまった”と云う非難は筋違いも甚だしい。

 自民党自身が、結果的に1995年の沖縄米兵少女暴行事件により、普天間移転を1996年から7年以内を目標とした。2002年自公政権により、2002年に辺野古付近への移設を計画したが、地元の激しい抵抗に遭い、計画は棚上げ状態になっていた。2004年には、沖縄国際大学ヘリ墜落事故が起き、普天間移設は日米安保の喫緊の課題となった。その後、米軍の再編問題も絡み、2006年に2014年までに代替施設を建設、移転させるというロードマップが出来あがったが、一切進んでいなかった。つまり、自民党は計画を勝手に立案しただけで、実行する事は毛ほども出来ていなかった。

 ロードマップが出来ていたから、鳩山の発言さえなければ実現したと云うのは単なる方便にしか過ぎない。鳩山の発言には“東アジア共同体構想”が念頭にあっただろうし、米国本体の財政事情からの海外展開基地の大幅見直しも考慮に入った上での発言であったろう。現実に辺野古代替案は存在したのだろうが、自らの閣僚の非協力、官僚及び安保マフィアの激しい抵抗で頓挫したとみるのが妥当だろう。

 この問題の真実追求は、今後の歴史的検証、特に米国の情報開示期間を過ぎた時点までは憶測の範囲になってしまう。それよりも、筆者は、ひ弱な理想主義総理の実直な立場は、例えドジを踏んだとしても、高く評価している。今回の沖縄復帰40周年の式典に出席する為、退任後初めて訪れた鳩山は、式典に先立ち、普天間基地を抱える宜野湾市で講演を行った。その中で、「総理大臣在任中に『できれば海外に、最低でも県外に移設したい』という気持ちを何度も申し上げた。しかし、自分の思いが先に立ちすぎて、多くの方々を十分説得できず、かえって 県民にご迷惑をおかけしていることを申し訳なく思い、心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 このような状況において、野中広務のパフォーマンス罵倒やマスメディアの鳩山バッシング、身内の岡田副総理までがバッシングと火だるま状態の鳩山由紀夫だが、沖縄の普天間移設待望組みも、辺野古移設反対組も総じて鳩山由紀夫に好意的である事実は報道からネグレットされている。このネグレットの事実こそが、日米安保における沖縄基地問題を浮き彫りにしていると言って過言ではない。この点を明確に知る意味で岡留氏のコラムは一読に値する。


≪ 5月某日 沖縄は復帰40年でフィバーともいえる報道やイベントが連日のように行われた。特に復帰40周年の5月15日には、東京からも大手メディアが大挙して押しかけてきた。40年復帰記念式典には野田総理以下の政府要人が自衛隊機チャーター機で参加した。しかし、沖縄は復帰して40年、米軍基地はほとんど微動だにしていない。72年の「本土復帰」以降も、沖縄から海兵隊が(米国本土に兵隊が送られ訓練を経た後、戦地の送られる場合もある)ベトナム、イラクやアフガンにも飛び立った。沖縄の平和・反戦運動の裏側では、米国による殺戮の軍隊の拠点だったという事実も忘れてはなるまい。
72年の「本土復帰」は、基地のない平和な島という県民の悲願とは程遠い「核抜き本土並み」という虚構のイベントだったのだ。返還に関する密約を取り交わし、日本国民や沖縄県 民を騙す背信行為だったのだ。核、生物細菌兵器、枯葉剤などが復帰した沖縄に持ち込まれた疑惑は公然とささやかれてきたのに、いまだに国家機密として公表されていない。その事実を疑う材料には事欠かないにもかかわらず、だ。日本には米国並みの国家機密の公開を義務付ける法律も官僚の抵抗で成立していない。とんでもない民主主義国家の内実なのだ。
 5・15で、復帰式典に来賓として招待された鳩山由紀夫元総理に式典前に時間を取ってもらい、沖縄の有識者懇談会ともいうべき、内輪の懇談会を開いた。
喜納昌吉元参議院議員が鳩山氏に声をかけ、その人選と司会・進行は筆者が務めた。沖縄の新聞社幹部、大学教授、文化人、企業人ら20名程度で、鳩山氏が普天間基地の県外・国外移設を掲げたにも関わらず、その後挫折したいきさつ、普天間問題や民主党の現状を本人から直接聞こうという試みである。建前上はオフレコなので詳しくは書かないが(苦笑)、鳩山氏自身が「自分は政治家に向かない」と語るように、実直な人柄だった。なぜ、最初から県内移設で突っ走った北沢俊美氏を防衛大臣に起用したのか。米軍基地抑止論を言い始めたのは岡本行夫氏の影響ではないか。東アジア共同体を掲げたことで、米国から圧力を直に受けたことはないのか、などの真意を聞いた。鳩山氏は今でも普天間基地の県外移設は正しかったが、私の力が及ばなかったということを率直に詫びていた。
鳩山氏に対する大手メディアの論調は一様に批判的だが、少なくとも普天間基地の県外・国外移設を堂々と主張した総理は初めてである。今や、仲井真知事を含めて沖縄県民の8割が県外移設を主張しているが、その先鞭をつけたのは鳩山氏なのだ。鳩山氏はイラン訪問でもバッシングされたが、鳩山氏は民主党外交担当最高顧問という肩書で、米国が敵視するイランとの融和で動いただけのことである。日本はイランとは石油で大きな取引関係があるだけに、米国の道ずれでイランとの関係を断つよりもはるかに国益にかなうのではないのか。米国の意向を汲む政治家、官僚、メディアこそが鳩山叩きの元凶なのだ。
その日の夜は、インターネットTV「ニコニコ生動画」が沖縄にやってきて、ラジオ沖縄のスタジオから全国に放送された。復帰40年で、現地から沖縄問題を語ろうという画期的な試みだ。司会は角谷浩一氏(政治ジャーナリスト)で、ゲストは吉元政矩氏(大田県政時の副知事)、金平茂紀氏(TVキャスター)と筆者の三人。復帰40年を自分の目で見ようと沖縄にやって来ていた金平氏は、筆者が口説いて急遽実現した。当日の県と国が開催したコンベンションセンターの式典の模様を批判的に取り上げつつ、基地問題を語る。「ニコ生」にしては硬派すぎたかも知れないが。式典でもっとも印象的だったのは上原康助元衆議院議員 が来賓の野田総理やルース駐日大使を名指しで、沖縄の基地の現状を手厳しく訴えたこと。美辞麗句の式典が一挙に暗転したが、メディアの式典報道では上原発言はいずれも取り上げていなかった。翌日の新聞報道で驚いたのは式典に参加した野中広務元官房長官が式典で鏡割りに指名されて壇上に立った鳩山氏に対し、「沖縄県民に泥を塗ったような人が壇上に上がっていることは、腹わたが煮えくり返る思いだ」とコメントしていたことだ。自分が壇上に呼ばれなかったせいかもしれないが、沖縄をさんざんかき回した張本人に言われたくはない、と当方も代理でコメントしておこう。 ≫(岡留安則の幻視鏡日記より)


 現時点で言えることは、沖縄基地問題は米軍再編の影響を受ける他力本願な部分も多いのだが、自立し、自らの国を自ら守る精神の発芽如何では、米国との関係改善も可能な部分はあるだろう。要は日米同盟を食い物にする人種を見分け、彼らの影響を排除し得る権力の掌握を持った上で、戦略を立て、ドラスティックに展開していくのが、最善の方法なのだろう。当然同時並行的に、米・中・露との平和外交が行えるかも課題になる。とても難しい問題には違いない。結局は、盤石な基盤を持つ政権が誕生しない事には、埒はあかないと云うことだ。


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虚礼虚文、巧言令色、美辞麗句に満ち溢れ、まごころの欠片も見えぬ野田の式辞

2012年05月16日 | 日記
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虚礼虚文、巧言令色、美辞麗句に満ち溢れ、まごころの欠片も見えぬ野田の式辞


 何処の新聞社もまともに野田佳彦の沖縄復帰40年周年記念式典での式辞全文を取り上げていない。筆者が何故そんなことに拘ったかと云うと、単に聞き流すNHKの野田の式辞の一部を聞いたからだ。姿を着飾っても無意味な男が、せめてと思うのか、口から吐き出す言葉のすべてに、ウンザリするほど修飾を施す性癖に腹を立てている事が不快なだけで、それ以上の意味はない。

 しかし、此処まで公式に発言する時の、気味が悪い修飾語、丁寧語は、あきらかに腹の中を読まれないようにしようと云う意図を、いやがうえにも感じる。直ぐに気づけば良かったのだが、野田の沖縄復帰40年周年記念式典での式辞を1時間ほど探しまわった。思いつくのが遅かったが、官邸のHPにあった(笑)。先ずは、野田好きも嫌いも、この文章をどうにも似合わぬ「かりゆし」着て語った姿を思い出して欲しいものだ。


≪平成24年5月15日 沖縄復帰40周年記念式典 内閣総理大臣式辞
 本日、内外から多数の賓客の御参列を得て、沖縄県との共催の下に、ここに沖縄復帰40周年記念式典を盛大に開催できることは、沖縄県民のみならず、すべての日本国民にとって意義深く、喜ばしいことであります。
 1972年5月15日。あの晴れがましい歴史的な本土復帰の日から、本日で40年を迎えました。
 この5月15日は、まず何よりも、「鎮魂と平和への決意」を新たにする日でなければなりません。先の大戦で奪われた、あまりに多くの尊い命。終戦後も、占領下に長く置かれた沖縄県民の言われなき苦しみ。沖縄が歩んでこられたそうした苦難の道のりを噛みしめ、平和で豊かな沖縄の未来を願い続けた先人の事績を決して忘れてはならぬ。そうした思いを改めて強くしています。
 5月15日は、これまでの沖縄県民の努力を称え、すべての同朋が沖縄に寄り添っていく思いを新たにする日でもあります。復帰後、今日に至るまでの40年間、沖縄は、県民自らのたゆみない努力によって、あまたの困難を乗り越えながら、力強い発展を続けてきました。政府としても、4次にわたる振興計画を実施し、様々な特別措置を通じて、県民の努力を全力でお支えしてまいりました。これらが相まって、この40年間で、社会資本の整備が着実に進み、生活水 準も格段に向上してきたことは疑いのないところです。
 そして、5月15日は、沖縄の未来に思いを馳せる日でもあります。私たちは、世界の重心がアジア太平洋地域に移りつつある歴史の変動期を生きています。それはすなわち、アジア太平洋の玄関口として、沖縄が新たな発展の可能性を身にまとったことを意味します。豊かな自然環境や温暖な風土。琉球の輝かしい歴史に裏付けられた独自の文化。日本一若い県民の持つ清々しい活力。そして雄飛の覇気を持って海外にはばたき、世界中にネットワークを有するウチナーンチュ。こうしたすべての潜在力を発揮させることで、沖縄がますます輝きを増していく。そういう時代がやってこようとしているのです。
 既に、観光と情報通信技術は、沖縄経済を牽引しています。那覇空港は、いまや国内第3位の国際物流拠点に成長しています。いずれも、日本再生のために我が国全体で取り組もうとする方向性を先取りしたものです。
 「沖縄は、日本のフロンティアである」――私のその願いを裏付ける具体的な発展の「芽」が実際に次々と生まれているのです。こうした「芽」をきちんと育て、まさに21世紀の「万国津梁」の要となって、総合的な地域の発展につなげていく。私たちの世代は、そうした責務を負っています。平和で豊かな未来のために沖縄の潜在力を解き放ち、基地負担の軽減を着実に進めていくことは、私の内閣の最重要課題の一つです。
 今なお沖縄が直面する様々な課題の解決に向けて、最も大事なことは、沖縄の皆様の声に真摯に耳を傾けることです。  自由度の高い一括交付金の新設。過去最大の増額となる沖縄振興予算。種々の税制上の特別措置。いずれも、沖縄県からの御要望を最大限に受け止めた成果の一つです。
 また、新たな沖縄振興と基地跡地の有効利活用のための法律が、今国会において全会一致で成立しました。これらの法律は、沖縄の主体性に重きを置いた、画期的なものです。政府が決定した法律に基づく基本方針を踏まえて、県において、本日、「沖縄振興計画」が策定されました。私は、先ほど、仲井眞知事からこの策定されたばかりの計画の提出を受けたところです。この計画の実現のため、政府としても力を尽くしてまいります。
 さらに、この振興計画の着実な実行に加えて、那覇空港の第二滑走路について、平成25年度予算編成過程で財源の検討を行って早急に整備を推進してまいります。また、鉄道、軌道その他の公共交通機関の整備の在り方について、沖縄県と連携し、引き続き、必要な調査・検討を進めてまいります。そして、国営沖縄記念公園の首里城等の主要施設については、平成30年度をめどに沖縄県へ移譲することとし、その具体化のための協議に着手いたします。
 このように、沖縄は、その繁栄に向けた新たな展開を自ら切り拓いていこうとされています。政府としても、沖縄という大きなフロンティアを「夢」から「現実」に変えていくため、医療、環境、人材育成を始めとする各分野において、県と手を携えて、自立型経済を発展させ、潤いのある、沖縄らしい優しい社会の実現を後押ししてまいります。
 沖縄振興とあわせ、沖縄を含む我が国の安全を確保することは、国の基本的使命です。一層の厳しさを増す我が国周辺の安全保障環境の下、日米安全保障体制の役割は引き続き重要となる一方、米軍基地の集中が沖縄の皆様に大きな負担となっていることは十分に認識しています。抑止力を維持しつつ、沖縄の基地負担の早期軽減を具体的に目に見える形で進めていくことを改めてお誓いいたします。
 普天間飛行場の固定化は絶対にあってはなりません。その大前提の下で、先般、日米両政府は、普天間移設の問題と「海兵隊のグアム移転」や「嘉手納以南の土地返還」の問題を切り離すことに合意するとともに、海兵隊の国外移転を待たずに返還可能な土地や速やかに返還可能な土地を特定いたしました。これらは、 基地負担軽減の「目に見える具体的な成果」につながっていくはずです。
 また、私は、この沖縄の本土復帰40周年の記念日を前に、4月末から米国を訪問し、オバマ大統領とともに、日米の「共通ビジョン」を発表しました。これは、沖縄を含むアジア太平洋地域と世界の平和と安定のため、大局的観点から、日米同盟の今日的意義や今後長期にわたる日米関係の在り方を確認するものです。こうした日米両国を挙げての取組が沖縄の負担軽減に確実につながるよう、これからも一つ一つ、着実に成果を積み上げていきたいと考えています。
 本土復帰から40年。日本全体を牽引し、アジア太平洋の時代を先頭に立って切り拓いていくのは、沖縄です。そして、そうした未来を担っていくのは、私たち自身です。
 平和を希求する県民の願いが、そして世界に飛躍を願う「万国津梁」の精神が、21世紀の沖縄を切り拓く大きな財産となることは疑いありません。我が国に未曾有の被害をもたらした東日本大震災からの復旧・復興、日本経済の再生に向けた挑戦が続けられている今だからこそ、沖縄に期待します。そして、沖縄の一層の発展が、我が国及びアジア太平洋地域の発展に寄与することを確信します。
 最後に、改めまして、沖縄と日本、さらには世界の平和と発展を祈念し、私の式辞といたします。 平成24年5月15日 内閣総理大臣 野田 佳彦 (首相官邸公式HPより)


*注:「万国津梁(ばんこくしんりょう)」とは、ウチナーンチュ(沖縄の人)が沖縄の歴史を語る時によく使われる言葉。琉球王朝時代、朝鮮、中国、日本との交易の架け橋として存在した史実。それを示す証として、「万国津梁の鐘」の銘文に刻まれているのが有名だ。沖縄が世界の架け橋となっていたと云うこと。詳しいことは、「万国津梁の鐘」で検索してくだされ。

 野田の虚礼虚文、巧言令色、美辞麗句の連発にはウンザリだが、話している内容も、自画自賛。金出した〜、好きに使える金増やしたぞ〜。本土並み返還の話は何処に行ったのだ?目一杯紐なし補助金、交付金出しましたよ!この次からは、仲井眞知事の沖縄振興計画を土台に、ジャブジャブ金出しますから〜、那覇空港第二滑走路も作りますよ!普天間飛行場固定化は絶対にあってはならない。(…だから早く辺野古に…)何一つ具体的に本土並みに導くビジョンなしを露呈している。

 それに比べて、横路衆議院議長は復帰時に発表された「裁判権が日本政府に移るからこれでもう悲しい思いをする事はなくなるでしょう」と云う小学生の作文を引用、チクリと地位協定の不公正・アンフェアーを指摘した。仲井眞知事は情熱のない式辞を述べていた。ルース米国大使も話したようだが、無視で良いだろう。

 ヤッパリ、迫力があったのが、元社会党衆議院議員・上原康助氏の話だった。他人を感動させるには、その人間の歴史が反映して、はじめて人の心を打つ、或いは共鳴するものだ。野田の虚言言葉遊びは、虚ろな浪曲師の裏庭での訓練のようである。この式典に似合わない話だと断りながら、同氏は語った。沖縄戦で“日本の捨て石にされ”市民が20万人死んだのだ。そして、沖縄は焦土と化した。挙句に、苦しみは其処で終わらずに、米国の捕虜収容所(沖縄にあった)に入れられ、27年間沖縄は米国支配にさいなまれた。1950年代、米国は沖縄に対し、銃剣とブルドーザーで土地を接収した。1968年、公選制で沖縄の主席となった屋良朝苗氏が沖縄復帰を実現した。しかし、その約束された!“核抜き、本土並み返還”は欺瞞に満ちた返還だった。「返還協定(欺瞞に満ちた)を強行採決した1971年の屈辱は忘れられない」「「野田総理!ルース大使!両政府とも沖縄県民の声をなぜ尊重しないのですか?国土の0.6%しかない沖縄に、米軍基地の74%が集中。誰が考えても異常。陸にも海にも、この沖縄に、これ以上基地を作るのはおやめください!」

 上原氏のように歴史に裏打ちされた、人生の重みがあって、はじめて人を感動させられるのだな〜、とつくづくチンケな筆者などは思うのである。今夜は「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」(佐野眞一)を再読しながら眠ることにする。たまには本土の人達も、野田のような心ではなく、正面から琉球文化を持つ、沖縄県の問題に正面から向き合って欲しいものだ。米国よ!外務省よ!防衛省よ!これ以上沖縄の人々を苦しめるつもりか!永田町の政治家全員にも聞きたいものだ!

PS:報道ステーションで関西電力の「電力不足5%」の新試算???
 橋下の古賀や飯田の舌鋒の鋭さに、半分根を上げたのだろう。最近思うのだが、多分関西電力と云う企業体質は、東京電力よりヤクザっぽい。これは、筆者の過去からの経験則である。Nikonはつき合い安いが、CANONは最悪。HONDA、SONYはつき合い難いが、HITACHIは楽勝(笑)。こう云う企業文化は同業でも違うものだ。

≪『電力不足5%』関電の“新試算” 関西電力は15日、大阪府市のエネルギー戦略会議で、電力不足が5%で済むかもしれないという新たな試算を示した。これまで関電は、おととし並みの猛暑になれば、445万キロワット、14.9%分の電力が足りないと政府に申告。政府もそれに基づき、14日に節電策の検討に入ったばかりだった。しかし、15日の試算では、最大300万キロワット需給が改善し、150万キロワット程度の不足にとどまるかもしれないという。300万キロワットの内訳は、中部電力など余裕がある電力会社からの融通で162万キロワットの上積み。水力発電も平年並みに水が貯まると見込んで 22万キロワット上積み。電気の消費量も去年並みの節電ができれば、あと73万キロワット。家庭に節電目標を設定して、達成すれば商品券などがプレゼントされるという施策で、7万キロワットなどとなっている。さらに関電側は、15日の試算以上に供給力が増える可能性も口にした。関電をめぐっては、節電の見込みも、ほかの電力会社の管内に比べて少ないと何度も批判されてきた。それがようやく、去年並みの節電をした場合として数字を提示。商品券をプレゼントした場合の節電効果やピーク時の料金を値上げした時の効果を示したのも今回が初めてだ。しかし、15日に示した試算でも、自家発電の買い取りで、どれくらい上積みできるかなど、数値が入っていないものが目立つ。なかでもエネルギー戦略会議が注目しているのが“ネガワット取引”という新たな節電の取り組みだ。ネガワット取引とは、企業が節電した場合、同じ分を発電したものみなし、電力会社がお金を支払うというものだ。戦略会議では、このネガワット取引の市場を作るために、東京にある電力の卸会社に協力を呼びかけている。このネガワット取引の効果を含め、関電は、さらなる上積み策を来週、提示する予定だ。≫(報道ステーションHPより)




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今や政局の中心に鎮座するは、野田でも谷垣でも小沢でもない 民主党幹事長・輿石東

2012年05月15日 | 日記

 

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今や政局の中心に鎮座するは、野田でも谷垣でも小沢でもない 民主党幹事長・輿石東


 昨夜は久しぶりに三宅久之の消えたTVタックルをぼんやりと観ていた。三宅の定席に座っていた福岡政行が話題作りかどうかわからないが、年末には石原慎太郎が総理になっていると、麻原彰晃並の予言をしていた。この人が大学の教授だとは信じられない預言である。ビートたけしにノストラダムスと揶揄されていた。それよりもなによりも酷かったのが、与党から呼ばれた二人だ。おそらくディレクターが意図的に選んだのだろうが、民主党山井和則と逆臣国民新党の下地幹郎だ。なにか話しているようだが、財務省のご説明をオウムのようにブツクサ、なんとも酷過ぎる醜態だった。あきらかに与党への悪意ある制作意図があったとさえ思える。敵側に、古賀茂明と須田慎一郎、正体不明の三橋貴明。なぜ座っているかもわからない小池百合子(笑)。なんだか番組自体が内部崩壊している感じだった。

 TVタックルの感想はこの程度にして、ZAKZAKに面白い記事が二つあったので紹介しておく。産経系にしては時折良い着想の記事も書いている。毛嫌いせずに、時々目を通すのも悪くはない。先ずは読んでいただこう。

≪ 石原都知事、“3都連合”で官僚打破!売国は許すまじ
 東京都の石原慎太郎知事が「三大都市圏連帯」に意欲を見せている。産経新聞の人気連載「日本よ」(14日発行)で、東京と大阪、名古屋が手を組んでの「中央集権の打破」を訴えているのだ。石原氏は最近、大阪市の橋下徹市長や、名古屋市の河村たかし市長と接近しているが、具体的な動きにつながるのか。
  「当節いろいろ揣摩臆測(しまおくそく)されているが東京、大阪、名古屋(中略)この三大都市圏が連帯して行おうとしているのは中央集権の打破、国家の官僚の独善による国家支配の改善に他ならない」
 石原氏は連載冒頭から、こう書き出している。橋下氏とは先月上旬、河村氏とも7日に会談し「中央集権の打破」で一致しており、霞が関支配に戦いを挑む意欲は本物のようだ。
 連載でも、横田基地の共同使用を妨害するという外務省に対し、「(彼らの)国益とは一体何なのだろうか」と疑問を呈し、尖閣沖漁船衝突事件時の対応について「外交という名にほど遠い売国に他なるまい」と批判。
 東京都が採用した発生主義複式簿記に絡み、「財務省」という言葉こそないが、「日本の周辺で大福帳なみの単式簿記を行っているのは北朝鮮とフィリピン、パプアニューギニアくらい」「この国には正確なバランスシートもないし国民が国の財政を見極めるための財務諸表もありはしない」と指摘する。
 そして、終盤で「日本の政治の健全化のためには多少の意見の相違はあっても、地方が強い連帯を組むことからしか日本の改革は始まりはしない。明治維新を行った、薩摩、長州、佐賀、土佐といった藩の間にさまざま唱えるところの違いがいかにあったかを思い起こして見るがいい」と、呼びかけている。≫(ZAKZAK)

≪ 高給取りの都バスドライバーを支える「東電株マジック」とは
 過密スケジュールでハンドルを握り続け、事故を起こした高速バス運転手の日給は1万円だった。規制緩和によるバス会社の参入増加と熾烈な価格のダンピン グで、苛酷な労働を強いられている民間ドライバーの実態が明らかになった。その一方で、公務員のバス運転手は「ドライバー貴族」といえる厚遇ぶりだ。
 総務省が2009年、民間の貸し切りバス運転手を対象に行なった調査では、89%の運転手が睡魔や居眠り経験があり、61%はその原因が「厳しい運行日程」だと答え、連続勤務が30日以上と告白する運転手もいた。
 「寝ずに働いても月収が手取り10万円ちょっとというワーキングプアの運転手も多い」(高速バス運転手)
 一方で、自治体の運営するバスの運転手は格段に恵まれている。
 例えば大阪の市バス運 転手の平均年収は739万円で、在阪の私鉄系バス会社より195万円高い。ところが市バス事業は28年連続の赤字で、今年2月、橋下徹・市長は「民間並みに合わせる」と4割カットの方針を打ち出した。
 それでは首都・東京の都バスはどうか。厚労省の調査によれば、東京都の民間バス会社社員の平均収入は573万円である。しかし都バス運転手の平均年収は736万円と、大阪市と同様に民間より格段に高い。都交通局関係者はこういう。
 「退職直前には年収800万、900万円になるドライバーもいます。2007年には都議会で民間の年収より高いという指摘が出ましたが、改正は10%削減にとどまったのでホッとしました」
 過剰なバスの所有も疑われる。東京の路線バスの営業距離は781キロで、大阪府の587キロと比べる と1.3倍ほどの長さだ。ところが大阪市が保有する車両台数が663台であるのに対し、都は1462台と大阪の2倍。地下鉄網が発達する東京で、これだけの台数が必要なのか疑問だ。
 都では豊富なバスを観光車両としても運行しており、年間で延べ794台、4億円近い売り上げを計上している。民間業者からは「民業圧迫だ」という声もある。
 労働条件や手当も充実している。都バス運転手は1週間に2日連続の休日を取ることが義務づけられる。長時間拘束に対しては「交代制勤務者等業務手当」があり、2時間以上待機した場合は10分ごとに50円の手当が支給される。
 こうした厚遇ぶりにもかかわらず、都バスは大阪のような形で問題視されてはいない。それは“黒字”だからだ。2010年度決算の黒字額は10億900万円に上っている。
 ところが、これがインチキなのだ。この黒字はバス事業収入ではない。あまり知られていないが、都の交通局は東電株だけで毎年25億円の配当を受けており、その収益によって黒字となる。東電利権が「ドライバー貴族」を支えていたというわけだ。
 そもそも、なぜ東電株の配当が交通局の、しかもバス部門に入っているのか。
 「都の交通局の前身は東京市電気局でした。戦中の配電統制令で、電気局の設備を東電の前身である関東配電に現物出資したため、交通局が株を取得し、配当もこちらに入っています。
 元々は都電の収入にしていたのですが、都電の多くがバス路線に転換したためにバス事業の収入にしました」(交通局総務部)
 ところが、その頼みの綱の東電株は原発事故で配当がゼロに。インチキで“黒字”といえなくなった。 「2012年度予算では、バス事業は約10億円の赤字を見込んでいます」(同前)
 貴族もいよいよ年貢の納め時だ。≫ (ZAKZAK・NEWSポストセブン:※週刊ポスト2012年5月25日号)


 後段の記事はZAKZAKを褒めるつもりだったが、週刊ポストの記事の拝借だったので、褒めるのはやめておく(笑)。それはさておき、石原が自慢げに語る東京都の収支構造においても、怪しい部分や大改革を要する部分は東京都交通局に限らず、まだまだ未知の構造的問題点があるのだろう。前段の景気のイイ話を真に受けているのが、さしずめ福岡政行と云う預言者かもしれない。筆者は、石原が「三大都市圏連帯」を高らかに語っているのは耳にするが、橋下、河村、大村らの方から、石原慎太郎へのラブコールは必ずしも積極的に行われていない事実認識が必要なようである。

 小沢の政治理念である「中央から地方」がいつの間にか、地方勢力にぱくられた感があるが、本家は明らかに小沢一郎である。石原慎太郎もパクリをしたに過ぎない。東京都と云う一国に値する首長が、何を色気を出してしまったのか、どうにも迷惑な騒乱を愉しんでいるようだ。青嵐なら、保守の矜持として受け入れられるが、騒乱はマズイでしょう。東京都でも内情を分析すれば、霞が関同等の支配構造の問題があるのだろう。これが、地方に行けばいくほど、酷い状態である事は想像に難くない。つまり、中央から地方と云う根本的課題と、今度は受け皿となる地方の改革までが、セットで行われなければ、霞が関のバケツの穴を塞いで、次の穴のあいたバケツを用意する間抜けな改革劇を見るかもしれない。

 野田は胡錦濤国家主席に会いたいよ〜と何度も頼んだが、会談拒否。李明博とは会うけど、野田はいいよ。これを朝日などはウィグル会議の所為にしているが、それも一つだが、最も最悪なのが石原慎太郎の尖閣を都が買うと云うことが問題なのである。触らぬ神に祟りなしで行こうと云う外交的表面上の暗黙値を破壊したのだから、中国が野田を無視するのは理にかなっている。早く、まともな首相が会いに来て欲しいと催促されたようなものである。

 輿石幹事長が、急に元気になって、言いたい事を言いはじめた。輿石が民主党代表であると錯覚するほど力強い発言に終始している。あきらかに、俺は絶対に「話し合い解散など認めない!」と野田に挑戦状を叩きつけた感がある。野田が混乱するだけならまだしも、自民党の谷垣はじめ幹部どもがキャーキャーピーピーと文句をブー垂れている。いと滑稽な政治シーンだ。谷垣などは、審議が始まったばかりだと云うのに、1カ月も先の会期末の延長の話を堪らずする羽目に陥っている。この梅干しのタネ風貌のオッサン、お主中々の使い手、と云った感想を持つ。

 こうなると、野田が選択できる手は、党主導の継続審議で消費増税法案を棚上げにするか、小沢と話し合いを持ち、実効性の乏しい消費増税法案にして、法案が通ったと強弁するしかないようだ。仮に現在最も有力となっている「消費増税成立・解散なし」を野田と谷垣・山口で強行した場合、民主党、自民党の分裂を早めるだろうし、1年数カ月後には小沢新党・地域新政党との集団一騎打ちとなり、早々に野党に転落する大連立と云う喜悲劇が起きることは程度は、幾らバカな野田でも判るのではないだろうか。当分は、輿石幹事長が政局中心に鎮座している模様である。ホント、政治と云うものは面白い。最後になったが、輿石会見を産経が実況中継風に書いてある記事を見つけたので、オマケに添付しておく。

≪ 輿石氏、話し合い解散を否定 深まる首相との溝
 民主党の輿石東幹事長は14日の記者会見で、消費税増税関連法案の成立と引き換えに衆院を解散する「話し合い解散」に否定的な考えを示した。輿石氏は次期衆院選について、来年夏の衆参同日選になるとの見通しを示したばかり。狙いが「断固解散阻止」にあるのはもはや疑いようがなく、「話し合い解散」 もカードに法案の今国会成立を探る野田佳彦首相との溝は深まる一方だ。
 「なかなか話し合い解散にならないんじゃないですか。何のために話し合いをするのか…」
 会見で輿石氏はそう言い放った。首相は消費税法案成立のために「話し合い解散」も模索しているだけに、首相との距離感を鮮明にした格好だ。
 「衆参ダブル」発言について、14日の役員会では「聞かれたから答えただけ」と火消しに走ったかにみえたが、直後の会見では態度を一転させた。
 前原誠司政調会長が12日に「解散に他の人間が言及することは控えるべきだ」と批判したことに「首相の専権事項に触れたわけでも何でもない。役員会で前原君は一言も言わなかった」と強弁。「今すぐ解散する状況でもないし、できる状況でもない」と述べ、行政改革 の実現や衆院選挙制度の「一票の格差」是正など、解散の前提条件を次々と列挙した。
 藤村修官房長官が「(一票の格差問題で)解散権が縛られる規定はない」と断言していることに対しても、輿石氏は「ホー。最高裁を無視していくということだね?」と開き直った。
 党内融和をはかるために自ら必要と認めていた首相と小沢一郎元代表との会談についても「首相が『小沢氏と話をしたい』ということが先行する。僕が小沢さんに呼びかけて何をやるのかね」と開催の判断を首相に丸投げしてしまった。
 それでも一連の輿石氏の解散先延ばし発言をめぐって民主党内では「みんなの本音を代弁してくれた」(若手)などと好意的な受け止めが大勢だ。だが、その本音とは、敗戦濃厚 な総選挙を回避したいだけの“党利党略”ともいえる。
 思いの丈をすべてはき出したからか、14日に76歳の誕生日を迎えた輿石氏は「かなり丁寧にやったんじゃないか」とスッキリした表情で党本部の会見場を後にした。≫産経新聞




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小沢一郎が内閣総理大臣になったとして、日本に民主主義は根づくのだろうか

2012年05月14日 | 日記

 

民主主義が一度もなかった国・日本 (幻冬舎新書)
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小沢一郎が内閣総理大臣になったとして、日本に民主主義は根づくのだろうか


 昨日の拙コラムで江藤淳の小沢へのメッセージ「「小沢君、水沢へ帰りたまえ」の知識を持っていない読者が多いのにビックリした。小沢を指示しようと云う人々なら、江藤淳の言葉の意味は百も承知だと思って書いたのだが、筆者の勘違いのようだった。だからといって、特にその説明をする気もない。判らない人にくどくど説明するのは趣味ではないので、無視する事にしている。もう廃版で古本屋で入手するしかないが、知りたい人は購入して読んで貰うしかない。ひと言いえば、江藤淳の小沢への文学性をおびた友情の言葉である。

 さてそんな事はどうでも良いが、今の風向きだと、民主党の党員かサポーターになっておく方が賢明なようなので、敢えて“国民の生活が第一”と思われる方は、以下の方法で7日(月曜日)の正午までに「木村たけかつ民主党・衆議院議員」のHPから申し込みを行っておいた方が良いようだ。植草氏のブログに詳しく出ている。筆者は、正体不明になった民主党の党員になる気はなくなっているので、サポーター登録だけしておくことにした(笑)。

*「木村たけかつ衆議院議員」のHPの党員・サポーター登録のページのURL。 http://www.kimutake.jp/html/12supporter.html

 本題だが、最近の小沢陸山裁判“無罪判決”、それに対する新聞・テレビのネガティブキャンペーン報道には、ほとほと呆れかえっている。その上、指定弁護士は、自分達の名誉のためか、なにか政治的意図を覆い隠してか“控訴”と云う暴挙に出た。マスメディアは待っていたと言わんばかりに、「そうだ、そうだの」の大合唱、ウンザリの連鎖である。まともに検察審査会の強制起訴における“控訴権”に疑問を呈したのは、東京・中日新聞と琉球新報くらいのものである。

 マスメディアは、自分らのネガキャンの効果が如何ばかりか、知りたくて?標榜したくて?世論調査に熱が入っている。早速、読売新聞が“控訴は理解できる65%”を打ち出した。以下が一連の記事である。

≪ 小沢氏裁判控訴「理解できる」65%…読売調査
 読売新聞社が11〜13日に実施した全国世論調査(電話方式)によると、政治資金規正法違反に問われた民主党の小沢一郎元代表に対する無罪判決を不服として、検察官役の指定弁護士が控訴したことを「理解できる」と答えた人は65%で、民主党が元代表の党員資格停止処分を解除したことについては「適切でない」が57%だった。
 政治団体の会計責任者が政治資金規正法に違反した場合、政治家本人も連帯責任を問われるべきだとの回答は84%を占めた。
 元代表が無罪判決を受け、連座制など法的責任も問われないことに釈然としない思いを抱く人が多いようだ。
 元代表が「政治とカネ」をめぐる問題について、国会で説明すべきだと思う人は84%。検察が不起訴にした事件でも、国民から選ばれた検察審査会の判断で強制的に起訴できる仕組みを評価する人は76%に上った。 ≫(読売新聞)

≪ 小沢氏「説明責任果たさず」87%…読売調査
 読売新聞社は、民主党の小沢一郎元代表への無罪判決を受けて、26〜27日に緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。
 小沢元代表が自らの資金管理団体をめぐる「政治とカネ」の問題で、国民に説明責任を果たしていないと思う人は87%に上った。民主党が元代表の党員資格停止処分を「見直すべきだ」と答えた人は51%で、「見直す必要はない」も36%あった。
 政治資金収支報告書に虚偽記載があった場合、政治家本人の責任を厳しく問えるよう、政治資金規正法を「改正すべきだ」との回答は86%を占めた。検察が不起訴にした事件を、検察審査会の判断で強制起訴できる仕組みを評価する人は73%に達している。
 一方、参院で問責決議を受けた閣僚が辞任しない場合でも、野党が国会審議に応じるべきだとする人は72%に上った。問責を受けた田中防衛相が「辞任すべきだ」は59%、前田国土交通相については52%だった。 ≫(読売新聞)


  上記の一連の調査結果の個別評価はする意味もないが、一つだけ困ったことだと思うことはある。筆者の肌感覚からすると、この読売の結果に捏造はないような気がしている。あれだけ、テレビ新聞がネガキャンを張れば、固定電話の受話器を取り上げる国民であれば、この程度の答えが出ても不思議ではないと推察できるからである。問題は、固定電話に出る人種、調査に応える人種においては、読売の調査結果もうべなるかなである。

 “固定電話族”を貶しているわけではない。彼らの属性の方が選挙における投票率などは高いであろうから、それなりに意味はある。ただ、最近の情報インフラの傾向からして、“固定電話族”が有権者のメジャー層ではなくなっている事実も認識しておく事が重要だろう。多分、有権者層としては、都会においては間違いなくマイナー層である。

 そのような事を踏まえても、マスメディアの一方的小沢ネガキャンは看過しがたい。近々のことを思い出すと5月8日に高級日本料理店「黒澤」で野田首相は朝日の星浩、毎日の岩見隆夫、読売の橋本五郎と会食をしたそうだが、これだけ小沢を叩いていただけば、そりゃ飯と酒くらいご馳走するのは当然だろう。これを持って、速攻“官房機密費だ!”と叫ぶ気はないが、政府広報など、マスメディアにしてみれば東電並の顧客であり、マスメディアが代金を支払っても良いくらいでもある。つまり、この両者は馴れ合いだと云うことである。

 それにしても、マスメディアの代表たちが公式に首相と会い、酒を飲み交わす慣習が不思議ではない世界こそが怖ろしいのである。これでは権力の監視役としてのジャーナリズム精神などあり得うる筈もない。それを認めているのが日本の善き伝統文化だとしても、民主主義と法治国家を標榜する近代国家においては容認してはいけない慣習と云う事が出来る。共通の空気を醸しだすこと自体、権力とジャーナリズムの癒着であり、到底民主主義国家とは言えないのである。

  筆者の憶測を働かせると、案外小沢一郎を罠にかけ、雁字搦めにして政治的に抹殺しようとする主犯は、巡り巡って辿りついてみると大新聞群なのではないかと思えてしまうくらいの酷さである。山本七平が云うところの「空気」の源は、おそらくマスメディアの報道内容によって醸成されるのだろう。この大新聞群に金魚の糞として存在するテレビ局が、新聞社に輪をかけた歪曲コメントを垂れ流すとなると、糞でゴミなのだが、未だに侮れない力を有している。

 このような報道体制の国家である日本社会で、自立する国民の意志を誘発する事は、驚くほど大変な作業になる。ネットメディアや個人ブログ・ツイッターも前線はしているが、まだマスメディアを凌駕する立場にまでは至っていない。対等になるには、5年、10年の歳月が必要であろう。小沢一郎が次期民主党代表選に立候補し、内閣総理大臣となる事が、現在考えられるベストな方法だが、間違いなく小沢一郎首相の最大の敵として、このマスメディアとの闘いが繰り返される事になるだろう。どうも、日本でフェア―な民主主義が何時になったら始まるのか、何とも暗澹たる気分になってくる。マードック氏かバフェット氏に、毎日新聞くらい買収して貰いたいものだ(笑)。少なくともフィフティなメディア環境を実現したいものだ。もしかすると、小沢首相実現の折には、総務省管轄の電波法や記者クラブの廃止や新聞の優遇税制なども、霞が関改革と同時に行うことになるのだろう。吠え面をかく、新聞社幹部の面を見たいものである。 


なぜ日本は変われないのか 日本型民主主義の構造
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「小沢君、水沢へ帰りたまえ」と言える日は来るのか? そのための処方箋

2012年05月13日 | 日記

 

池波正太郎 「自前」の思想 (集英社新書)
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「小沢君、水沢へ帰りたまえ」と言える日は来るのか? そのための処方箋


 日刊ゲンダイの代表選候補として“小沢グループが用意する隠し玉”と云う記事がネット上で議論を呼んでいる。内容自体は推測の域を出ないものなのだが、指定弁護士の、極めて政治的判断による控訴と云う暴挙により、日本の政治的混乱に拍車が掛かったようだ。

 筆者の立ち位置は、検察のたび重なる強制捜査、秘書逮捕などの暴走と虚偽報告書の作成で素人を誤誘導した事実を踏まえた上で、たかだか素人集団・検察審査会の二度議決による強制起訴であり(取り敢えず裁判所でも考えてみて)、尚且つ一審判決が無罪なのだから、現状、被告人と云うより、裁判で勝利した小沢一郎と云う政治家として認識している。控訴はいわれなき難癖程度のものである。

 ただ、小沢贔屓の日刊ゲンダイが、以下のような記事を書かざるを得ない現実が存在することも認識はしている。先ずは、多くの方が目を通しているだろうが、日刊ゲンダイの弱気の記事を通読して貰おう。

≪ 意気消沈のはずが…96人が結集 小沢グループが用意する隠し玉
 復権に秘策アリ
 小沢一郎が控訴されたことで、大手メディアは「代表選出馬 困難に」「険しい復権の道」と、小沢が苦境に陥ったと一斉に報じている。「小沢元代表はもう終わりだ」と報じた大新聞まであるほどだ。 しかし、このまま小沢一郎が政治生命を失い、小沢グループが消滅すると考えたら大間違いだ。小沢グループは控訴を前提にすでに次の一手を打ち始めているという。      「きのう(10日)開かれた小沢一郎の勉強会『新政研』に、96人も集まったのには仰天しました。小沢本人が風邪で欠席したうえ、控訴が決まった翌日だから、人数も少なく、意気消沈しているだろうと想像したのに、人数はいつも通りだし熱気もある。メディアは『結束に不安』と報じていましたが、まったく違います」(民主党事情通)
  再び刑事被告人となったことで、小沢が9月の代表選に出馬しづらくなったことは間違いない。しかし、小沢周辺はそれほど落胆していないという。
  「小沢総理がベストなのは確かですが、小沢周辺は、消費税アップに血道を上げる野田首相を辞任させ、自分たちが主導権を握れる人物を首相に担げるならそれで構わないと考えているようです。すでに“隠し玉”として3人用意しているといいます。ひとりはあっと驚く政治家。なんと『反小沢』の中心人物です。4月から水面下で接触している。次の総選挙では野党に転落するのは確実なだけに、民主党議員が総理を狙うなら、『ポスト野田』のワンチャンスしかない。それで 『反小沢』の議員も、小沢グループに近づいている。9月の代表選を考えたら、『消費税アップより景気優先』を掲げ、小沢グループ100人を味方につけた方が得策ですからね」(政界関係者)
 ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
  「小沢さんは、裁判がどうなろうと、政治行動は変えないと腹を固めています。だから、小沢グループのコアメンバーも、控訴されても動揺が小さい。自分たちがやるべきことは決まっていると確信している。結束は簡単には崩れないのではないか」
 「小沢嫌い」の大新聞テレビは、小沢の凋落を期待しているようだが、逆に党内多数派を形成する可能性まで出ているのだ。 ≫(日刊ゲンダイ:「日々担々」資料ブログより借用)


 筆者は拙コラムで「政治活動を縛りたい一心の控訴 小沢は意に介さず内閣総理大臣を勝ち取るべし!」と主張しているので微動だもしないが、世間の空気は必ずしも同調的だとは思っていない。当然、マスメディアがあれだけ元特捜検事である弁護士などをコメンテータに起用し、捻じ曲げた法解釈を加え、同席者がウンウンと肯けば、法解釈等と無縁の国民の多くが、そのテレビ・シーンに同調の気持を持つのはやむを得ない事である。だから、テレビ局が悪いのだと罵っても、現に合法的にその番組を制作している以上、詮方ないわけである。

 プロパガンダと云うものは、政治であれ社会問題であれ、政府(霞が関組織)に同調的であり、妥協的ものである。故に、大新聞、テレビキー局はプロパガンダとして機能する事が、現在の法整備においては自然の成り行きでもある。この新聞・放送分野への改革も視野に入れていたのが、政権交代時の小沢・鳩山ラインであったが、検察の国策的捜査手法により、悉く頓挫させられたのが現状だ。

 現状認識ばかりしていて、どうするつもりだ!それを打破するのが、最低限の民主主義の構築ではないのか!このようなお叱りの言葉が飛んできそうだが、現状の認識を疎かにすることは、再びドジを踏む結果でもある。シビア過ぎる程の現状認識と、それを改革してゆく理念、改革の行程表。見える敵、見えない敵への対応戦略等々、気の遠くなるような、骨太さと、繊細緻密さが、同時並行的に求められていると云うのが現実だ。国内の既得権益勢力、米国と云う支配者面を放棄しない同盟マフィアらとの闘いなのだから、並大抵ではない。戦後の日本を支配してきた米国・霞が関を頂点とする大掛かりな組織構造は、一定の国民までをも末端組織人として組み込むと云う、壮大な社会システムなのだ。このアンシャン・レジームのパワーは衰えたと雖も侮れない。

 この老いた巨大マンモスが、起死回生の蘇生を試みているのが、現在の日本を取巻く、政治経済・外交・防衛・司法の世界なのだろう。この戦後のアンシャン・レジームの中には、戦前からの日本統治機構の要素も混入されているので、思わぬところで足を掬われる。既得権益と云う麻薬の副作用は、個人や所属する組織の利益防衛のためなら、罠も陰謀も捏造もすべて許される論理で、ことが進んでゆく。おそらく、50年、100年単位で傍観する腹を決めれば、意外にあっさりと、このアンシャン・レジームは崩壊するだろう。しかし、それでは現在生きている国民すべてが負の政治的影響を受けるわけで、あまりにも不条理、不合理な結果となる。

 それを避ける方法を、筆者は一つの肌感覚としてしか持ちえない。必ずしも、筆者の考えが論理的だとも思っていない。多くの問題を解決しようとする時、案外人間とは、その人間が持つ“勘”と思考経路から導かれるものである。日刊ゲンダイの記事の意図は定かではないが、推測飛ばし記事的臭いはする。弱気のような態勢で、ブラフをぶつけ、反小沢陣営の疑心暗鬼を誘う魂胆かもしれない。おそらく、反小沢陣営の陣形を揺さぶるのであれば、仙谷は問題外だが前原を担ぎ出すと云う噂話は、前原の心を掻き毟るに違いない(笑)。

 野田佳彦を担いだ後になって、前原が出ると叫び出した結果、仙谷は野田を裏切ることになったのである。マスメディアは、この前原、仙谷を持ち上げ便利に小沢に対抗する勢力として重用しているが、現実には輿石幹事長の下部組織政調の会長と会長代行に押し込められているのである。本音としては、小沢も憎いが、野田も憎いと云うねじくれた心理状態にいるのはたしかだ。どちらにもつきたくないが、野田、小沢を無視して自派閥だけで秋の代表選を戦うのは完璧に無理になっている。野田につくことは、イコール野田代表続投と云うことなので、前原の代表復帰はなくなる。仮に、小沢一郎が前原を推薦すると、俄然当選圏内が見えてくる。

 消費増税法案の行方は、継続審議が未だに有力だと思うが、茂木や野田毅らの発言を聞いていると、“解散なしの消費増税法案成立”と云う目も見えてくる。この場合、秋の代表選、総裁選で勝ち目のない野田、谷垣が6月にも大連立を組む、大政局も視界に入ってくる。このような大連立を党内で纏めきる能力は野田の場合は可能性ゼロだろう。谷垣の場合、そもそもが野党なので、与党のうま味が味わえるなら、党内をまとめる可能性は残されている。おそらく、小沢一郎も輿石幹事長も前原も大連立など大反対でまとまらない。野田が与党でも野党でもない、宙ぶらりん総理となり、クラッシュした内閣が一瞬誕生するかもしれないが、民主党から除籍処分を受けるかもしれない(笑)。

 つまり、大連立は財務省の妄想なのだろうが、野田も谷垣も都合の良い話なので、心は揺さぶられている。野田が、正攻法で消費増税法案を衆議院で通過させる方法は、小沢に対し、実質増税凍結に近い妥協案を出さない限り、衆議院だけでも通過させ、政治生命を掛けたパフォーマンスをすることさえ出来ない。逆に、野田が小沢に大幅妥協をした上で、消費増税法案衆議院通過は、野田の引退の花道と云うことになる。

 万が一に、自民党との連立が成り立ち、消費増税が通過したとしても、或いは小沢への大妥協で、名目的法案成立に辿りついたとしても、民主が野党に転落する事は、ほぼ確実である。そうなると、次の民主党秋の代表選は、民主党最後の内閣総理大臣選択の選挙となる。そう云うことが確実なだけに、前原はどんな条件でも、小沢グループの支持を取りつけようと米つきバッタでも、何もかも小沢の云う通りの内閣作りますと言わざるを得ない。仙谷も不承不承だが前原の考えを尊重するだろう。

 こんな馬鹿げた民主党内の権力闘争は以上申し上げた通り、あり得ないシナリオではないのだ。秋の代表選は与党民主党最後の代表選かもしれないのだから。大義名分は「党内融和・09年マニュフェスト回帰」である(笑)。このような政治が一歩も進まなくならない為には、小沢一郎が政治生命をかけ、斜に構えるスタイルを捨て、内閣総理大臣の椅子を力づくで取りに行くことが肝要なのである。小沢一郎が内閣総理大臣を勝ち取っても、そう簡単にことは進まないだろう。その時、先ずは「行財政改革」の徹底に着手することが最重要課題だ。

 当然それ以外の喫緊の課題もあるが、政治闘争マターとしては、「行財政改革」だ。この問題を通し“政治家VS官僚”と云う構図を国民に全面開示する事である。この対立的構図を国民に示し、財務省、法務省、外務省、防衛省などのダマシの歴史をウィキリークス顔負けの情報開示で、政治主導のなんたるかを、日本の戦後政治史に残すことが、小沢一郎の天命である。その後、後継者が育つかどうかは不明だが、マスメディアが報じた政治経済外交防衛司法の話が、霞が関プロパガンダ報道に過ぎなかった事実を、晒すことである。真実をありのままに語る政治が始まらないと、日本に民主主義は永遠に根付かないだろう。その時、筆者ははじめて、江藤淳の「小沢君、水沢へ帰りたまえ」と云う珠玉の言葉を進呈しよう。少々上から目線のように思えるが、コラムであり勘弁願おう。


悪の哲学: 中国哲学の想像力 (筑摩選書 43)
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輿石仲介の「小沢・野田会談」の成果ありやなしや 唯一妥協点があるとすれば…

2012年05月12日 | 日記

 

心でっかちな日本人 ――集団主義文化という幻想 (ちくま文庫)
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輿石仲介の「小沢・野田会談」の成果ありやなしや 唯一妥協点があるとすれば…


 消費増税法案のゆくえ、イコール野田内閣の運命と云うのが現在の世間相場だ。あれだけ大袈裟な発言をすれば、引っ込めるにも“相当の言い訳”が必要になる。この“相当の言い訳”を模索するのが、輿石幹事長の小沢一郎と野田佳彦の会談の仲介だ。野田は「誰とでも、必要があれば話し合うのにやぶさかでない」等と一人前の口を利いているが、こと小沢一郎が相手では、説得するなんてレベルの話ではないのは自明だ。

 どれ程反小沢に徹しているバカ共でも、両者の政治的力量、理念、キャリア、見識の差がどれほどのものか、理解している。野田が内閣総理大臣、小沢が一党員と云うハンデを貰っても“月とスッポン”以上の差がある。あまりの差に愕然とする、米国だか、霞が関だか、仙谷・江田だか知らないが、更なるハンデが必要とばかり、控訴による被告人のレッテルまで、ご丁寧に貼りつけた。それでも、野田は会談でビビるだろう(笑)。推薦に20人も集めるのに汲々とした田舎政治家と150人を擁する日本政界最大の派閥の領袖との対決、ビビらないのが不思議なくらいだ。

 財務省・IMF主導による消費増税の喫緊の必要性を滔々と述べること程度は先日の迷子のインコ程度の事は可能だろうが、チョイと応用問題を出された時点でアウトだろう。財務省も官邸も、間違っても「小沢、野田会談」など持っての他と考え、如何に回避するか、その算段に汲々となっている事だろう。12日放映の田原・長谷川の「激論!クロスファイア」に登場した、民主・前原誠司と自民茂木敏充の意見が一致したと、長谷川幸洋がつぶやいていた。

 どんな風に意見が一致したか、少々ぼかしているが「増税成立、解散なし」と云う一致点だろう。長谷川氏つぶやきには、番組への宣伝臭も籠められているので、両党の政調会長同士の一致が民主、自民の一致になると云う結論は早計過ぎるだろう。茂木はある程度野党自民の意志を代表するかもしれないが、前原が与党民主党の意志を代表していると云う評価はいただけない(笑)。今や野田からも疎まれている存在であり、仙谷共々野田政権の傍流に置かれている事実を“さておき”過ぎている。

 現勢力の力関係は、あきらかに野田、輿石、小沢の三者である。一人は内閣総理大臣、一人は最大与党幹事長、一人は無罪被告の一党員である。しかし、一党員は150人の国会議員を擁する永田町最大派閥のボスである。前原、仙谷が食い入る処は、ダークな闇の部分だけなのが事実である。しかし、そのダークパワーは見逃すには、バックが暴力装置のような連中ばかりなので、細心の注意を払うべき程度の闇軍団である。既に、輿石・野田の権力闘争が顕在化した。

≪ 首相、増税法案修正に柔軟 幹事長「ダブル選望ましい」
 野田佳彦首相は11日の内閣記者会のインタビューで、この日審議入りした消費増税法案について「あくまで全力で通す」と強調し、法案修正にも柔軟に応じる考えも示した。一方、民主党の輿石東幹事長は衆院解散の時期について「ダブルが望ましい」と述べ、来年夏の参院選との同日選挙を実施すべきだとの考えを明らかにした。
 輿石氏は民主党所属国会議員の会合で「ダブル選挙」を持ち出した。今国会での「話し合い解散」を模索する自民党と、ダブル選挙を嫌う公明党を牽制(けん せい)する一方で、消費増税法案への反対姿勢を鮮明にする小沢一郎民主党元代表との融和を優先して採決の先送りを図る狙いだ。
 この発言に対し、首相は「大事なテーマをあれこれ言わない」と言及を避けた。藤村修官房長官は11日の会見で「解散権は首相にある。時期を(輿石氏と) 共有するような案件ではない」と不快感を示した。≫(朝日新聞)


 以上のような具合である。ガマガエルのような藤村官房長官が輿石に噛みついたようだが、格が違う。陽炎のような虎紛いの威光を嵩にきた田舎侍、何をか況やだ(笑)。石原の揺さぶりに「尖閣、国が買うことも…」等と外交戦略のイロハも判らぬ発言をするような男である。尖閣は個人所有故に、有利な対中外交カードを保持すると云う理屈が判っていない。是非、石原も慎太郎新党、否“新島”として個人的に所有して欲しいものだ。

 また横路に逸れたが(笑)、拙コラムを読む以上、脱線がつきもの、我慢していただこう。本題に戻るが、仮に「小沢・野田会談」が成立したとして、輿石も同席するだろう。案外、心配なので俺も、俺もで、収拾がつかなくなり、最後には勝栄二郎までが出席したい(笑)と言い出すかも判らぬ。仮に会談が行われた場合でも、野田が小沢を説得出来る事はあり得ないだろう。説得ではなく、09年マニュフェストの正論に戻る話なら、小沢にも聞く耳はあるだろう。その肝は、政権交代時の目玉中の目玉「国家戦略室」と「行政刷新会議」の有効的機能問題だろう。岡田に預けた民間有識者による「行政構造改革会議」と云う懇親会などゴミ会議のようなものである。岡田の私的会議の位置づけ。稲盛氏も無礼な扱いを受けたものである。

 つまり、“増税をする前にするべき事がある”を現実に死に物狂いで実行し、国民が中身のある行政改革に民主党が挑み、現実に効果を観察できるようになったと云う証明が必要と云う法案を急遽作成し、法案を消費増税抱き合わせて出すのであれば、小沢一郎が是認する可能性は僅かに残されている。この抜本的行財政改革法案の具体的中身までは検証していないが、霞が関改革・中央集権からの脱却が約束されるものと、消費増税法案がセットなら是認すると云う原則路線だ。つまり、野田などに出来る芸当ではないので、会談は行われても物別れと云うことなのだろう。

 そうなると、野田に残された道は、来月早々にでも谷垣自民党と連立を組み、公明排除で大連立ということかもしれない。小沢一郎が控訴され、次善の策を打ち出す前に、鼻をあかしてしまおうと思っているのかもしれない。その場合の、小沢一郎の選択は如何に?公明党の選択も興味深い。勿論橋下の政治力も試される。案外面白い展開かもしれない。民主党も自民党も夫々割れる。どのような勢力で衆議院の勢力図が構成されるのか?近々の検討課題にしておくとして、今夜は眠ることにする。おやすみなさい!


PS: なるほど、以下の読売記事で、茂木政調会長の発言が自民党の主たる方向性になったと云う確認が可能だ。自民党の消費増税賛成は決まったようだ。問題は、どのような手順で連携するかで、解散無しなら公明党も依存なしかもしれない。大政翼賛政権樹立かな?凄いですね。しかし、その大政翼賛政権が短命なのも見えているわけですね。さて、このような流れになると、日本の政治はどうなるのだろう?小沢が一番嫌っていた、カオスの日本政治に突入するのかもしれない。

≪ 消費増税審議入り自民「我々はむしろ推進勢力」

社会保障・税一体改革の柱で、野田首相が今国会での成立を目指す消費税率引き上げ関連法案は、11日の衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。

 関連法案は、現在5%の消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%へ段階的に引き上げる内容。自民党の野田毅税制調査会長は「我々は税制改革の足を引っ張るつもりは全くない。むしろ推進勢力だ」と述べ、消費増税に理解を示した。そのうえで、民主党の小沢一郎元代表グループら増税反対派の説得や、社会保障改革に関する自民党の対案の受け入れなどを協力の条件にあげた。増税に伴う低所得者対策として導入する「給付付き税額控除」については、不正申告で給付を受ける可能性があるとして見直しを求めた。≫(読売新聞)


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