エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ヴァン・デ・コーク教授が教えてくれる、発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害のセラピーの基本形

2016-09-21 08:06:52 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
ピアジェとエリクソンの ご関係
  エリクソンのライフサイクルの発達図式は、とっても役立つものです。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p76の第3パラグ......
 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害研究は、新しいようで古い。発達トラウマ障害(DTD)の人も、「弱い時にこそ強い」のです。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.131の、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 一般に理性脳は、感情脳よりも優位に立っています。ただし、恐怖心が私どもの心を乗っ取らない限りは、の話です(たとえば、恐怖心が、おまわりさんのお陰で収まったら、すぐに、感謝の気持ちに変わります。それは、刑事さんが、この先に事故がありますからね、と教えてくれた時です)。でもね、閉じ込められ、激しく怒られ、拒絶されたら、脆くも、あの古い心の地図が動き出して、その古い地図の指す方に生きてしまいます変化が起こるのは、「自分自身の」感情脳を持ち始める時なんですね。つまり、とても悲しく、心が張り裂けそうな気持ちを、よくよく観察し、耐えることを学ぶことです。とても悲しい、心が張り裂けそうな気持ちは、惨めで恥ずかしい思いに繋がっているですからね。心の中で起きていることに耐えることを学んだあとになって初めて、心の地図を固定化し、感じないものにしていたいろんな気持ちを、押し殺すんじゃなくて、仲良くすることができます

 

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害のセラピーの基本形が、ここに書いてありますね。

 

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