言葉にならない言葉 自分の本音を語れない発達トラウマ障害≒愛着の子ども達アベシンちゃんの 目隠し作戦 言葉と戦車 目には見えないこと > モノと数 エリクソンは、心の根っこにある傾向をはたして変え...>続き......
PBSP(Pesso Boyden System Psychomotor) psychomotor theraphy,https://pbsp.com/,の続きです。
ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.300,最後のパラグラフ。
ロールプレーをして貰える人が誰もいませんから,アル・ペッソさんは,「物か家具でも選んで,コークさんのお父さんを示してください」と私に言いました。私は大きな黒革のソファを選んで,「私の眼の前,2メートル位のところ,やや右手に,その黒革のソファを立ててもらえますか」と訊ねました。それで,アル・ペッソさんは「お母さんの代わりをする物も,この部屋に連れてきてもらえませんか?」と訊きましたから,私は重いランプを,縦にしたソファとおおよそ同じくらいの高さのランプを選びました。私のセッションが進むにつれて,私の人生で大事な人達で空間がいっぱいになりました。私の親友は,チッポケなクリネックスの箱になって,私の右手,私の妻は,小さいクッションで,親友の隣り,私の2人の子ども達は,2つのもっと小さなクッション2つになりました。
40になってもなお,教育分析を受けてきた筈のヴァン・デ・コーク教授にとってさえ,意識の上でも,身体も小さくなったはずの年老いた両親が,無意識の上では,いかにバカでかい存在なのか,がハッキリ分かる所ですね。
ですから,サイコセラピーでは,このバカデッカイ両親から自由になることが,一番大事な課題の一つになります。
発達トラウマ障害(DTD)の子ども等も大人たちも,バカデッカイ両親が,耐えがたい,様々な身体症状,体感,行動,気持ちの大元になっていて,しかも,自分にヒドイことをしてきたにもかかわらず,それが無意識の世界に落ち込んでしまっているから,原因が分からずにいるところに,多くのご苦労の源があります。
ペッソ・ボイデン体感療法は,とても優れたサイコセラピー技法ですね。箱庭とサイコドラマ(心理劇)を組合わせたみたいな感じです。
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