エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#日常生活を礼拝にすること #赤ちゃんが感覚刺激を陽気で楽しく確実に取り入れる条件づくり

2017-10-04 01:18:46 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

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インターメッツォ: 信頼のバロメーター : エリクソンが、「確信」よりも、「信頼」が好きな訳
 「お休みは26日間だよ」、「お休みでやりたいことは、特にないね」   声の不思議 声には不思議な力があります。声は、人を非難する場合もありますが、自分や他者の......
 

 Identity and the life cycle  p.59の7行目途中から。

 

 

 

 

 

しかし,明らかなのは,食べ物に対する大きな欲求に加えて,1人の赤ちゃんは,多くの点で,取り入れることができます,あるいは,取り入れることができるようになります。その赤ちゃんは,いろんな適当なものを,陽気で楽しくしゃぶりますし,しゃぶることができるように,自分の2つの目でも,自分の視野に入ってくるものは何でも,陽気で楽しく「取り入れ」ますし,「取り入れる」ことができます。赤ちゃんのいろんな触感も,良い感じがするものを「取り入れる」ように見えます。この意味では,1つの「取り入れる舞台」について語ることができるでしょう。この「取り入れる舞台」では,赤ちゃんは,相対的に言えば,与えられたものを取り入れることができる訳です。ところが,赤ちゃんは傷つきやすく,脆い存在でもあるでしょ。この最初の舞台の世界では,赤ちゃんの最初の経験のおかげで,赤ちゃんがイキイキ,ピチピチするだけじゃなくて,赤ちゃんの傷つきやすい,呼吸器,消化器,循環器のリズムを整えるために,私どもは,食べ物だけじゃなくて,様々な感覚刺激にも,適当な強さと適当なタイミングで提供できるように確実にしなくてはなりません。さもなければ,陽気で楽しく取り入れようとする赤ちゃんの気持ちが,急に,何にも取り入れたくない気持ちに変化してしまいます。すなわち,無気力が生じてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 #人間ならではの陽気で楽しく関わろうとする傾向 #誠実な関係に自覚的なユダヤキリスト教的人間観と被りますでしょ。「人間ならではの,あの陽気で楽しく関わろうとする気持ち」が,最初の舞台で,イキイキ,ピチピチするためには,赤ちゃんが確実に陽気で楽しく取り入れられるように,母親が刺激を調整しなくてはなりません

 その工夫こそが,日常生活を礼拝にすることです。

 

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