
【安田好弘著、『死刑弁護人 ~生きるという権利~』】
光市事件での最高裁の弁論延期申請無視について (pp.32-35)。最高裁は、安田さんたちから事情聴取さえすることなく、却下。過去の慣例を無視し、この事件に限って、延期を拒絶。最高裁は、「・・・新弁護人が欠席することがわかっていて、弁論を強行した。わざわざ検察官に・・・非難の意見を述べさせ、・・・非難した。・・・自分たちの責任を棚に上げて、もっぱら非難の矛先を私たちに向けるための演出であった。・・・皮肉にもこれを差配した裁判長は弁護士出身で自由人権協会のメンバーでもあった」(pp.34-35)。
刑事弁護の基本を理解していない府知事 (※2) に、「懲戒請求が扇動され、総計六〇〇〇件もの懲戒請求が行われた」(p.43)。氏の主張に対し、広島地裁は「職責を正解せず失当」と判断 (10月2日)。
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