Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●反原発派の声に耳をふさぎ、歴史から何も学ばない愚かさ

2012年07月18日 00時00分33秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012071202000096.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012071202000095.html)。週末金曜日の首相官邸抗議行動についてのCMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-July/018311.html)。

 王様の耳はロバの耳、あるいは、裸の王様状態。単なる音や「節電不安」という取り巻きの心地よい「声」しか耳には入らないようだ。いったい首相官邸を何人が、何重に取り巻けば、原発再稼働反対・廃炉の「民の真の声」は、(FUKUSIMAというこんな身近な)歴史から何も学ぼうとしないムダ首相の耳に届くのだろうか。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012071202000096.html

節電不安の声も聞こえる 首相、ブログで再稼働正当化
2012年7月12日 朝刊

 野田佳彦首相は十一日、公式ブログで、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に反対するため毎週金曜日の夜に官邸前で行われている抗議活動について「反原発を訴える多くの方の声も聞こえる。老人ホームのお年寄り、商店主の方々、中小企業で働く方々をはじめ、計画停電や厳しい節電への不安を強く感じる方々の声も聞こえる」と語った。

 再稼働を容認する声があることを説明することで、自らの判断の正当性をアピールしたものだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012071202000095.html

【コラム】
筆洗
2012年7月12日

 借りてきた自転車で湖畔を駆けると、吹き抜けてゆく風が心地よい。初めて耳にする鳥のさえずりが、あちこちから耳に飛び込んでくる。ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地は「野鳥の楽園」だった▼四県の四市二町に接する三千三百ヘクタールは、山手線の内側のほぼ半分の面積。本州以南で最大の湿原を見渡すと、高い建物はほとんど視界に入らない▼貯水池(谷中湖)の北側に、村人が強制移住させられた旧谷中村の遺跡があった。共同墓地や神社、屋敷の跡…。洪水が肥沃(ひよく)な土壌を運び、肥料を必要としない豊かな土地は、渡良瀬川上流の足尾銅山の鉱毒によって「死の沼」になった▼明治政府は、衆院議員だった田中正造や村民が求めた銅山の操業停止を拒否。鉱毒の沈殿池がつくられることになった村は一九〇六年に廃村になり、村人はわずかな補償で追い出された▼議員を辞し、村に移り住んだ正造は、家屋が強制的に壊された後も村にとどまる。<赤貧の洗うが如(ごと)き心もて無一物こそ富というなれ>。鉱毒反対運動で資産を使い果たした正造を支えたのは旧村民たちだったという▼春の風物詩のヨシ焼きは遊水地の生態系の維持に欠かせないが、やはり国策だった原発の事故で二年続けて中止に。日本の公害の「原点」である旧谷中村の遺跡の前に立つと、歴史から学ばない愚かさを叱られている気持ちになる。
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-July/018311.html

[CML 018504] 警官が止めたところが抗議の場
T. kazu ・・・・・・
2012 7 12 () 06:38:52 JST



ni0615田島ですあした13日の抗議では、警官に足止め食らったところは、いたるところ「再稼動反対」の抗議の場、としましょう。迂回誘導地点でも、地下鉄構内でも。遠くにいかせられるくらいなら、そこを「再稼動反対」のばとしよう。警察とむだないさかいをしないように気をつけて。

<以下、たんぽぽ舎メールマガジンより>

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┗■2.警察は用意周到な規制をしてきた
 |  7/6官邸前抗議行動に参加して感じたこと
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 7月6日(金)の官邸前再稼働への抗議行動。先週の官邸前の車道を埋め尽くした解放区の実現に学び、警察は用意周到な規制をかけてきた。まず地下鉄の駅構内から、出口規制の一方通行のために警官を駅構内に多数配備。外に出ると、以前のような車道規制はしないでとにかく人の集まりを規制してきた。私は、デモの交通整理係りだったが、警察の言うなりに人の波を規制することに次第に怒りを感じてきた。

 首相官邸に向けた抗議行動なのに、官邸から遠く離れた、国会議事堂の反対側の歩道に押し込め、車道に一歩も出さないように細く長くあくまでも遠くに並ばせた。あの官邸前を埋め尽くした市民の連帯感を、どうやったら、味あわせないようにするかを徹底した。道路規制で官邸前に絶対近付けない。分断された市民は、早めに帰る人も出てきた。官邸前でどんな抗議が行われていたかは、帰宅後夜中に、ustreamの動画で見た。こんな規制のもと、警官と一緒になって交通整理するのはもう嫌だ!と、正直思った。
 これからも、来週の13日の金曜日、16日の10万人集会(50万人になるかも!!)と、警察側は、分断し小さく見せるために、血眼になって規制作戦をかけてくるだろう。
 誰かが民の心『民心』と言ったが、この『民心』を徹底して無視して、その逆の暴虐政治を行う野田政権は完全に狂っている
 基地を辺野古ではなく県外と言ってしまった鳩山や、浜岡原発を止めた菅元首相は、マスコミにたたかれてすぐに辞めさせられたこんなに国民に対して残酷な政治をする野田が、自分たちの利益を守るにために本当によくやってくれていると思っている政官財、原子力帝国、そしてその陰に隠れたアメリカの権力者達の強い意志を、私達が見極めていかなければ。
 デモ後の片付けをしている警察官が、「再稼働反対」と小さく言っているのを、聞いたという話がある。
 昨日のデモでもそういう雰囲気の場面はあった。警察官だって個人的には、野田内閣は嫌なのだと思う
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最後におまけ。本日のツイート。

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AS@ActSludge

梶原得三郎さん『さかなやの四季』(海鳥社)を購入。最近、ブログ(読学、)の名前倒れですが、時間を見つけて読書を楽しみ、何かを学び取りたいものです。本書の帯「どう生きるか、そのことを暮らしの中で考える。/35歳の時に松下竜一氏と出会い・・・」

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