「「平和目的で行った自衛隊がもし攻撃されたら、堂々と反撃して、せん滅したらいい。日本軍というのは強いんだから」 何これ? ・・・・・・ もはや思想とかそのレベルじゃない」(p.220)。悲しいかな、発行部数1000万部や支持数300万人のように、ナベツネやファシスト知事のような「彼らが持つその権力は天賦のものではなく、民意が与えたもの」(p.71)。
「第三章 見せないメディア」が秀逸。弱者に強く、「絶対的な正義が憑依」し、「まるで報道機関ではなくて懲罰機関」(p.101)。「なんであんなに被害者に感情移入するんですかね。あたかも自分が被害者みたいになって社会正義を叫ぶでしょう。一方、例えば従軍慰安婦となった被害者たちは無視する」(p.107)。高遠さん (p.171) などの「日本人の三人が、イラクで人質にとられた時の自己責任論」という名のバッシング、いじめ。怖い社会。小泉がぶっ壊したのは自民党ではなく、「近隣諸国との関係」(p.121)。ファシスト知事の先の「何これ?」な発言に対して、「・・・・・・ (ここがいちばん面妖なところだけど)、誰もこれを咎めない。一億二千万総思考停止状態」(p.220)。タイトルそのままの、まさにご臨終メディア。
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