心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

もっと生々しく

2011-08-07 | 八木重吉

                         (はがき)

  

 

 

   かなしいのでもいい

   よろこばしいのでもいい

   こころは

   うごいておれよ

   なまなましく

   かんがえておれよ

 

 

八木重吉の詩。

 

大事なのは・・きっと、知識や情報ではなくて、自分の心を動かすこと

悲しいことからも目をそらさず

うれしいことはうれしいと、ちゃんと言えること 

  

自分の心を動かさずに、人の心がわかるわけもなく。

もっと生々しく生きていたいぞよよよ。

 

 

 

今日の1曲は、いつも聴いてるインターFMから流れてきた 

bugge wesseltoft & henrik Schwarz って人の kammermusik

どこの国の方かしらん。読めない・・

 

美しい曲・・さっきから何度も、目を閉じて聴いてます。

 

 

 

パソコンでもラジオが無料で聴くことができます。

クリック→インターFM (→今すぐパソコンでInterFMが聴ける!をクリック)

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「不思議」には

2011-07-19 | 八木重吉

        「ふしぎ」  (はがき)

 

 

 

今日は久々に八木重吉を読んでいて、なんだか・・いいなぁって

 

 

「不思議」    

 

こころが美しくなると

そこいらが

明るくかるげになってくる

どんな不思議がうまれても

おどろかないとおもえてくる

はやく

不思議がうまれればいいなぁとおもえてくる

 

 

こころ美しくいられない日は、せめて、こころ自由でいられたら

 

 

 

岡本太郎のことばを、ふと思い出した。

 

 

思いきって、のびのびと踏み出してみる。 

そして人間的な自由とはなんであるか、

その歓びをみずから発見するんだ。

 

 

「不思議」という響きには、自由であっけらかんとした歓びが

たくさん詰まっているような気がしてくる 

 

 

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ひとすじの気持ち

2011-06-14 | 八木重吉

                      (倍版はがき)

 

 

久々に八木重吉の詩。

 

 

花はなぜうつくしいか  

ひとすじの気持ちで咲いているからだ

 

 

 

美しいなぁ。

 

その花の姿も。

この詩も。

 

そして、この人が歌うこの歌も。

 

K.D.Lang   Leonard Cohen’s Hallelujah

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魂を失わなければ

2011-01-17 | 八木重吉
                        「魂」 (半紙1/2)


寒い日は、なぜか八木重吉の詩に会いたくなって読みふける。


      『魂』
  
 ふしぎなのは魂である
 完い(まったい)たましいは腐れている
 砕けているときのみ魂は完全である


たとえば、思うようにならなくても
たとえば、今が辛くても
魂を失わなければいいのだ 

満たされている時の魂よりも
砕けている時の魂は美しいということを
信じることができたなら 

八木重吉の詩はいつも
痛いほどのやさしさで、勇気を分けてくれるのでしたとさ 


今日の1曲は Jimmy Cliff の   I can see clearly now


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しあわせな物語のために

2010-04-06 | 八木重吉
                        「心」 はがき倍版

八木重吉の詩にこんなのがある。

『心よ』

こころよ
では行っておいで
しかし
またもどっておいでね


心には、いろんな扉があるはずなのだ、と思う。

けれど、いつからか、どこからか、
心が旅をしなくなると
扉は閉まったままになっちゃうわけで 

旅をしなくなると、自分の物語も持てなくなり
誰かの物語を、遠くから眺めるだけになっちゃうかもしれない。

物語は、ひとりひとりに毎日生まれるものだとしたら
楽しくしあわせなものにしたいなぁと思うでありんす 

心の扉はいつも開けたままに。


久々に今日の1曲は コブクロのYELL~エール~ 
れれ・・新しくなったら、前の設定より画面おっきすぎだけど・・


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どうせなら楽しいことを

2009-12-09 | 八木重吉
                        (半紙)

今日も八木重吉の詩。
「こどもがなぜによろこんでいるかって?なぁんにもあとへのこそうとしないからさ」

いくつになっても
損得も考えず、上手い下手も気にせず
ただ楽しい!を楽しめた子供の頃の心を忘れずにいたいなぁと 

単純に楽しい!ってことは
きっと自分以外の誰かにとっても楽しい!って思えるんじゃないかな

つまんない、やだなぁって思う気持ちも伝染しちゃうけど
どうせなら、楽しい、うれしいってことを伝染できたらいいなぁ 




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人は変われると信じて

2009-12-08 | 八木重吉
                         (半紙)

おおぞらをびんびんとひびいてゆこう
八木重吉の詩。

某日、またひとつ年を重ねた 

「またひとつ年を取っちゃいました」と言ったら
「違いますよ、また一年無事に過ごせたな、ですよ」とTさんが笑顔で

よく父が言ってたっけ。
「人はそう簡単には変わらない」って。
でも私は
「そんなことないよ、人は衝撃的な出会いがあったら変われるよ」って反発して。

最近改めて思う。
人は変わらないって思ったら(決めたら)変われないんだって。
好きな自分、なりたい自分を探し続けていたら、きっと変われるんだって。

うん! おおぞらをびんびんとひびいてゆきたいなぁ 

でもって、今日12月8日はJOHN LENNONの命日でもあり
真珠湾攻撃が始まった日でもあり。

ということで、今日の1曲はJOHN LENNONの Power to the people


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自分で楽しく

2009-11-23 | 八木重吉
                           (はがき)

甲骨文「望」字。

昨日は久々に・・睡眠時間11時間。お蔭ですっきり 
途中何度か猫たちに、ご飯だの布団に入れて~だので起こされたけど。

で、ここんとこバタバタしていたので、今頃になって衣替えしたり
すごいことになってる部屋の大掃除。
その合間に、なんとなく八木重吉の詩集を読んでた。

山頭火もいいけど、八木重吉もやっぱりいいなぁ。。
今の私にぐっと響いてきた詩をひとつ。

 さがしたってないんだ
 じぶんが
 ぐっと熱がたかまってゆくほかはない
 じぶんのからだをもやして
 あたりをあかるくするほかはない

             by 八木重吉

 おもしろいことなんて転がってないんだ
 じぶんで楽しいと思って
 おもしろくしていけばいいんだ

             by 沙於里


今日の甲骨文は確か・・左上の臣に似たような部分は、目を見張っている様子、
その右は月、下は人が遠くを臨んでいる様子を表している、だったような。

ところで年賀状書きの季節、ありきたりの言葉じゃなくて、こんなのもいかが? 




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えんぜるになりたい

2009-06-16 | 八木重吉
                          (半紙)




前回の書道教室での宿題の 八木重吉の詩

えんぜるになりたい 
花になりたい

この たった2行の短いことばの中に
とぼとぼと込められた思いを想って書いてみる 





1枚、2枚、また1枚・・
書き終わると またすぐに書きたくなる

好きな詩に出会うと
心が解放されて
手元の紙がなくなるまで書き続ける





そして
だんだん
わたしも 
おんなじ気持ちになってくる

えんぜるになりたい
花になりたい

どっちも 全然無理だけど
夢見るくらいは許してね 




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虹のごとく儚い鐘を鳴らして

2009-06-10 | 八木重吉
                      八木重吉の詩  (はがき)



しずかなる にじのごとくに かねがなる こころのそら

昨日の絵手紙教室でのお題のひとつ。
Nさんの書かれた作品を参考に書いてみる。
はがきは小さい上、ことばが多いので筆はやめて、太目のサインペンで。

ところで、この詩の解釈は? とKさんから問いかけがあり、
皆さんとあれこれ語り合う 

これは暗い気持ちではなくて、穏やかな気持ちなのよね?
こころの空・・って、どういう意味?
虹のごとくと鐘がなるって、どういう関係?


昼間は、ここのとこの忙しさに少々朦朧としていたので、改めて考えてみた。

私が感じたのは・・
私の心(模様)は、誰にも気づかれずにそっと、けれど美しく佇む虹のように
静かに鳴っている鐘のようだよ・・って感じかな 

だから暗い気持ちではなくて、けれど両手話の楽しい気分でもなく。
穏やかで、けれどいつの間にか消えてしまう虹のように、どこか儚く切ないような 

決して暗い気持ちではないけれど、どこか痛みを持った心のような。
その痛みと共に、いたわりと愛着を持った心のような。
そしてその思いを、静かに響く鐘の音に乗せて、伝えようとしているような 


しずかなる にじのごとくに かねがなる こころのそら

皆さまは、この詩からどんなことを感じますか? 











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