べってぃのぱっしょん

ビビッとくると「パッション感じた」と言ってしまいます。平たく言えば、好きな物の寄せ集めデス。

改めて、『グエムル』(もちろんネタバレ有り)

2006-09-14 23:51:07 | 韓国映画
最終的に観客は8人程度だったか。

予備知識なく見たかったので、レビューやら新聞記事は殆ど見ませんでした。漢江に怪物が現れるとだけ(そりゃ、少なすぎるだろ)ま、予告は見ていましたけども。
絶賛!とまでは行かないけれど、巷で言われているパクリ疑惑やCGの粗末さなんつーもんは特に感じませんでしたがねぇ。
あ、ピョン・ヒボン氏が打ち付けられる時は「めっさ人形やーん!」と苦笑したっけ。
冒頭でチラッと出てきたイ・ジェウン君。
キム・ソク君の次に?引っ張りだこな彼のことだから、後で絶対出てくるに違いない!と思っていたのに、なかなか出てこなくて。
「あ~、今回はカメオなんや~」と思い始めた頃に登場(笑)
ああ、すっかり大人に。
でも、出番としてはやっぱ少なかったな。

あれ?話があらぬ方向に(^^;
ガンちゃんの話に聞く耳を持たない警察、そのことによって結局は娘を見つけるに至らなかった状況、自分達を正当化するための無意味な検査・・・『殺人の追憶』に通じるものを感じる。
米軍は人の頭に穴開けときながら、その外でバーベキューとかやってるし。
そう考えると、『殺人の追憶』の題材となった連続殺人事件は「時代のせい」とは言えないんじゃないかと思う。
いつの時代も権力の怠慢はあるんだと(そんなふうには言いたくないけど)

そうそう。
劇場の音響はすごい迫力でした。音が大きすぎるとかではなくて、怪物の足音に合わせて振動が伝わってくるのです。背もたれがドンドンドンッ!って。
ヘタなアトラクションよりずっと良い仕掛けでした。