昨日の記者会見で、安倍総理が辞任を表明しました。先日から、7年8か月の最長政権になったとか、一方で今月2度にわたる大学病院での検査などが報じられていたところです。潰瘍性大腸炎の再発により職務を全うするのが困難になったとのことです。この病気は難病指定になっているとか、色々知ってみると、薬を飲みながら8年近くも一国の総理という仕事をよくこなしたものだと思います。
大きな目玉になるような政治成果はなかったように思われますが、180カ国程の外国訪問や首脳会談など諸外国との調整で平和な世界を維持してきたことは成果だったともいえるでしょうか。経済も一時、アベノミクスで回復しました。今年に入りコロナ禍で元の木阿弥になりましたが…。
拉致問題や北方領土の問題などに成果が出せずに辞任することは、本人にとって一番心残りだと思います。野党は、突然の辞任だと批判的ですが、よく考えられた良い時期ではないでしょうか?コロナの第2波も下火傾向ですし、9月の国会再開前ですから、秋冬に向けて新しい体制でのぞめます。
体調が悪くては何事にも集中できません。地位や名誉で政権にしがみ付くのではなく、元気な人をリーダーにつけて自分は下支えしていく役割に回ろう言うのは、賢明な判断で潔い決断だと思います。今まで、ご苦労様でしたと言いたいですね。