あの川を渡れば何かあったはず
断念の理由見つけが上手くなり
既視感のある夢ばかり薄目覚め
あれそれでほぼ通じ合う置炬燵
よろしくと女房に云われ少し照れ
恋のバリ取れた頃には倦怠期
中心にいても気になる端の爺
何にでも加齢で済ます角のヤブ
ニッポンが中心にない他所の地図
食い尽くし他人の夢に忍び込む
落ちている四分五裂の我がかけら
深情け蝋人形でとろかされ
不幸には集まって . . . 本文を読む
先頃、ベアリング業界に公正取引委員会(公取委)の手が入った。価格協定の談合があったという疑いである。公取委は違反が決定すれば莫大な課徴金を取るなど、一時の〈吠えない番犬〉の汚名を払拭して業界にとっては怖い存在となっている。20年近く前、私もこの組織を意識しながらの仕事をしていた。ある小売業の団体で働いていたのだが、「流通問題」でいろいろとお世話? になり、ある時、歓迎しないその〈訪問〉まで受けてし . . . 本文を読む
「いきがい大」の同級生と始めた「農園」の草取りで大汗を掻いた。それぞれが結構多忙なので、何かの集まりで出た足で駆けつけるのだが、草はこちらの都合などにはお構いなしで、ちょっと見ぬ間に伸び放題である(写真は作業の前後)。可哀想に草の中に植えた里芋などが埋もれていて、よく探さないと判らないくらい。雑草の逞しさには本当に驚く。
最初、教科書通りの離し目の間隔で植付けたのだが、これがその後の作業にいろい . . . 本文を読む
「節電」(2012/05/27) で子どもの頃の電気事情に触れたが、もっぱらの夜の灯りは「石油ランプ」だった。その前(入植当時)は、松の木の脂が固まっている部分を削って、松明にしたこともある。その後は「アセチレンランプ」(写真。確かこんな物だった)である。祭りなどの夜店の灯りになっていたもので、カーバイトの匂いがするあれである。これは明るさは抜群だが燃料が高かったのか、あるいは品不足か、我が家から . . . 本文を読む
日刊紙の「川柳欄」で久し振りに入選した。もっとも最近はあまり真面目に投稿していない。何か言い訳がましいが、「時事川柳」の気忙しさのことはどこかで触れた。実際、これに嵌ると生活が落ち着かない。夜中だろうが、名(迷)句? が浮かべば直ぐにメール送信する。そのくらいの小マメさがないと、まず入選は覚束ない。そういう姿勢で年中、頭をひねっているマニアが全国で何千人もいて、「常連」と云われる30人くらいがほぼ . . . 本文を読む