ブログ随筆「ちょっと、散歩へ」

    日々の趣味など・・・

「ぬけがら」

2010年06月30日 10時53分03秒 | 映画・観劇
例の観劇会の6月の出し物は「ぬけがら」(文学座)だった。離婚問題を抱えた息子と一緒に暮らしている半ば認知症の父親が、蝉のように殻を脱ぎながら次第に若返って行くというシュールな半喜劇だった。どこか映画の「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」(09/03/16 シネ・コン)に通じる設定ではあった。 ある意味で人間は誰しも一枚一枚殻を抜いで行くのが現実なのだが、それは避けられない「老化」と云う方向に行く . . . 本文を読む

廃  刊

2010年06月26日 12時11分50秒 | 日記
現役の頃に関係していたある団体の機関紙が、廃刊になるとの風の便りが来た。業界の長期停滞など諸事情の果てらしいが、当時はさして感動もなく仕事と割り切ってやっていたものの、いざとなると一抹の淋しさが漂うものだ。 日常では廃刊廃号などはざらで、iPadに代表されるペーパーレスの怒涛の前に、紙媒体は少し大袈裟に云えば消滅の瀬戸際にあると云っても過言ではない。句会などに持ち歩いている2百グラム足らずの「電 . . . 本文を読む

銭  湯

2010年06月22日 10時25分12秒 | 日記
毎月2回ほど句会で上京している。先日も句会までの時間に、いつものコースのQB(千円床屋)で鋏の音を聴こうと行ったら、珍しく4、5人待っているので止めて御徒町駅界隈をぶらついていると、横丁で銭湯「燕湯」が頑張っていた。 在職始めの昭和40年代には周囲に結構、銭湯があった。それが1軒減り、2軒減りで、今では天然記念物化している。この燕湯も早朝からの営業で有名だが、休業していた時期などもあって維持は . . . 本文を読む

「タトゥー」

2010年06月17日 09時32分22秒 | 日記
10/05/15の「動物園」で久し振りに上野動物園に行ったと触れたが、その時に「サル山」で驚いた。説明板に「固体識別のためサルの顔にタトゥーがしてあります」とある。確かによく見ると、額の真ん中や目尻、頬など、それぞれに少しずつ場所を変えて刺青がしてあった。はるばる青森から連れて来られた〈北限のサル〉もさぞ面食らっただろう。 人間の若者の間でも、ファッションの一種として「タトゥー」が流行っているが . . . 本文を読む

「プリンター」

2010年06月13日 13時51分07秒 | 日記
10/05/19の「ホコリ」で「遅いパソコン」に触れたが、今度はプリンターの色調がおかしく、写真などは全体に赤っぽい。いっとき、リサイクルインクという物を低価格に吊られて試したことがあったが、その影響かは不明。いよいよ我慢がならず新しいのを購入してしまった。 以前からキャノンを使い慣れていたので、今回も同社の機種にした。コピー、スキャンも出来る複合機だ。コンパクトでこれだけの機能を持って2万円を . . . 本文を読む