ブログ随筆「ちょっと、散歩へ」

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「メダカの嫁入り」

2020年08月13日 10時39分09秒 | 日記
県紙にはほぼ毎週、俳句、短歌を投稿しているが、更に時々、「近辺雑記」の欄があって、そこにも出している。常連投稿者も多く、掲載率は7割ほどか? 先日、肩の力を抜いたものを投稿したら、日を置かずして掲載してくれた。驚いたことにその日の内に、H市の70代の女性から電話があった。「私もメダカが好きで、上げると云う人も居るが、死ぬと嫌なので…」とか、いろいろと話す。適当に受け答えをして置いたが、自己満足の投稿とは云っても、反応があればちょっとは嬉しい。その投稿の『メダカの嫁入り』は下記のような内容である。

 コロナ禍が私ら高齢者の出足を鈍らせ、わざわざ〈スティ ホーム〉などと云わなくても、行動半径は大幅に狭められている。市の学習センターで開いていた趣味の会なども、〈三密〉には程遠いとはいえ、念を入れるに越した事は無いので、自粛が多いせいか、貸室予定の白板を見ても空きが多い。
 さて、そういう環境の中で、少しでも動き回る様に努力しているが、集合住宅の狭いベランダで展開する花壇では高が知れているし、うっかりして伸ばし過ぎようものなら、連れ合いに「干し物の邪魔」と嫌味を云われてしまう。
 そこで、最近、熱心にやり始めたのが、金魚とメダカの飼育である。金魚は1匹、4、5百円の格安品を2、3匹泳がせ、メダカは一応、緋メダカであるが、これも青果店の片隅で売られているような普及品?。これに近くの田圃で掴まえて来たドジョウを加えれば、ほぼ我が家のミニ水族館が完成。朝夕の餌ヤリなどを〈いそいそ〉と行っている。メダカは春になれば抱卵し、産卵する。それを採卵して別鉢に入れて置くと、4、5日で孵化する。そうやってどんどん増える稚魚を知り合いに分けてやる。つまり「メダカの嫁入り」である。嫁ぎ先で不幸にして消えてしまうこともあれば、中には「抱卵した」などの嬉しい〈孫〉の誕生報告も貰えて、結構、楽しいものである。

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