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街角の映像制作下請け零細業者のブログ





我らがロジャー・ディーキンス。美しいショットしか撮らない撮影監督。アカデミー賞ノミネートの常連で、ついにブレードランナーで受賞した神様。このロジャー・ディーキンスがアニメーションの監修をしていることご存知だろうか。ヒックとドラゴンシリーズだ。ようやく3部作完結編を見たのでネタバレしないように感想を書きたい。 . . . 本文を読む

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本人は「歴史書ではない」と最後に書いてあるが、歴史書だった。少なくとも僕は映像の歴史、コンピューター・グラフィックスの歴史書として読んだ。素晴らしいドキュメンタリーだった。そして、これは未来のピクサーに向けた手紙でもある。「こうやってピクサーは創造され、こうやって歴史を積み上げてきたのだ、この文化を覚えておいてほしい」という、エド・キャットムルの願いのようにも思えた。各映画のメイキング、さまざまなエピソードや、ビジネスで使える金言なんかが散りばめてあって、それらをつまみ食いするだけでもいんだけど、それだけで読んだ気になってはいけない。これは全映像制作者が読まないともったいない。 . . . 本文を読む

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映画「マイ・フェア・レディ」はアカデミー賞8部門受賞。名作中の名作と名高いミュージカルの金字塔でもある。昨年、アメリカの「永遠に残すべき映画」の1本として選出されたばかり。主演のオードリー・ヘップバーンの変身ぶりも見事で今見ても全然色あせない。が、やっぱりオードリー・ヘップバーンはほとんど歌ってないし、今見るとやっぱ「Just you wait 'enry 'iggins」とかいきなり歌声が変わって違和感あるし、これを名作と言ってしまっていいのか?と個人的には疑問符が浮かぶ。8部門も受賞した名作なのにオードリーはノミネートすらされていない。なぜなのかを調べたら興味深いビデオエッセイがアップされていた。 . . . 本文を読む

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子連れ出勤の是非が世の中を騒がせているので、最近僕が感銘を受けたこのインタビューを紹介しておきたい。ガル・ガドット様とクリス・パインが楽しそうに映画「ワンダーウーマン」の現場について語るインタビュー。彼らにとっても特別だったようで、ハリウッドですらもまだ特殊かもしれない。だけど、このインタビューを見て僕はとてもうれしく未来が明るいなあと感じた。 . . . 本文を読む

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このニュースに驚愕するのは日本で6人くらいだと思われる。Sonyブランドだけどソニー本体の人も存在を知らない編集ソフトVegas。なんで買収したの?と買ってからずっと言われ続けてきて、さっさと売却すればいいのにとユーザーに罵られてきた。ほんといい加減にしてくれソニー。カメラとの連携も一切しないし、今はなきVAIOにもVegasではなくPremiereをバンドルする不遇。WalkmanとAcidやSoundForgeを連携させろよ!って何度も言ってたのにそのうちWalkmanがなくなっちゃった。。ああ、そんな悲しい苦節13年間。最近2年ほどはすべてのソフトウェア開発が止まり、「何やってんねん!!!」と僕を含め世界13人くらいのユーザーをやきもきさせてた。やっと売ってくれたよ!!!やっと売却してくれた!!やっと!!やっとだよーーー!! . . . 本文を読む

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これ、来ました。いつかは実現するだろうことは分かっていたのだが、こんなに早く実現するとは。このカメラは映像業界の革命だ。いままで培ってきた多くの技術が必要なくなる。VFXがとてつもなく簡略化される。クロマキー撮影が必要なくなるので、無限の可能性が広がる。その「無限の可能性」の部分をどうするか、今後はその部分で創造力と技術を培わなければならなくなる。どうなる?映像業界? . . . 本文を読む

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LOGやらスーパーフラットやら、なんだかんだと、とにかく情報をたくさん残して、ポスプロでカラコレやらカラーグレーディングするのが正義だと思われている今日この頃。だけどRAWだ10bitだと、膨大なファイルサイズで収録しない限り、圧縮ファイルでポスプロで色を変えるのは限界がある、、というのはもう皆経験して辟易しているはず。。僕は5D時代のTechnicolor Cinestyleが出たとき喜んでインスコして現場で使って速攻「ああダメだ」と気づきましたわ。で、もっと現代的なGH4でも状況はそんなに変わらない。そんな時に見たこの不思議なセッティング。。 . . . 本文を読む

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2012年に破産したコダック。フィルムの終わりを予感した人も多かったはず。より大きな問題は「フィルムで撮影できなくなる」ということではなくて「フィルムで上映できなくなる」ということらしい。タランティーノ監督は「フィルムで上映できないなら映画製作は引退する」と言ってるくらい。他にもノーラン監督やスターウォーズ制作中のJJ Abramsがフィルムにこだわっているのは有名な話。映画にデジタルを初めてもたらしたスターウォーズがフィルムに回帰したということが大ニュースになったことは記憶に新しい。そんな、「終わりゆく文化」であるフィルムが終わらないで済むかもしれない。 . . . 本文を読む

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というわけでどんどんツールが安くなって参入障壁が劇的に下がっている映像制作。僕らが違いが出せるのはプロ用ツールがもたらすクオリティの差、、ではなく「自分自身の能力」になってきている、と肝に銘じておこうと改めて気が引き締まると同時に、いまいったいいくらくらいで映像制作始められるだろうか、まとめてみるのもおもしろいと思った。いや、始めるだけならほとんど無料に近いんだが、、、 . . . 本文を読む

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「乗るしかない!このビッグウェーブに!」。ただいま全世界で話題沸騰。みんな買ってるNebula 4000 lite。今や世界中のフィルムメーカーたちが現在進行形で「買ったよ!」「届いたよ!」とレビューしているこの新星三軸ジンバル。ありそうでなかったこのカタチ!うちにもやっと届きました!! . . . 本文を読む

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「NHKのクルーが飛行機持ち込み拒否された」とか聞いたことがあったし、「安全回路がなく燃える危険性があるリポバッテリは大丈夫なのか?セキュリティチェックで取り上げられたらどうしよう」などなどとめっさ心配した初のモビ海外ロケ。結論から言うと問題なかった。「触っただけで基盤が壊れて動かなくなった」という話も聞いたことあり、「荒っぽく扱われて壊れたらどうしよう?」という心配も、厳重にくるんで段ボールに入れてさらに冬服に包んでスーツケースに入れたら、これも大丈夫。良かった、、、、ということで「モビを飛行機に乗せるには?」情報をシェア。 . . . 本文を読む

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全く関連性がない2人の監督。なんでこの2人?だとお思いでしょうが、ちょっと思うところがあって2人の演出法の違いに興味が出た。僕は映画に詳しいわけじゃないのだが、イーストウッド監督は早撮りで有名で、逆にフィンチャー監督は延々とテイクを重ねる監督だというのは知っている。実際、イーストウッド監督は「"One-take" director」と呼ばれたりもしており、どういうことかというと「1テイクしか撮らずOKを出す」という評判だ。僕はもちろん2人の現場に参加したことはないので実際のところ知らないが、メイキングなどで見たことはある。この2人の対照的な監督の映画に続けて出演したアーミー・ハマーのインタビューがあったのでご紹介。 . . . 本文を読む

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いつかは来ると思っていたが、ついに。。映像編集が自動でできるようになるのも夢物語ではなくなるかもしれない。夢というか悪夢というか。我々映像業者はカスミを食って生きていくか、さっさと転職するべきか。しかもこれがあてずっぽうの適当な編集ではなく、きちんとしたセオリーに則った、「ちゃんと見やすく分かりやすくするための編集」なのだから、ほんと困ったもんだ。この技術を開発しているのがディズニー・リサーチというのがまた驚き。マイクロソフトもこないだ恐ろしいスタビライズ技術を発表してたけど、こういう基礎研究がやっぱ大事なんだね。ほんと、すごいことやってるよね。。 . . . 本文を読む

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いつも素晴らしい情報を提供してくれるVashiVisualsさんが今回も素晴らしいまとめ記事をUPしてくれたのでご紹介。すでに市場に22以上もあるUHD/4Kのカメラだが、その性能も千差万別。いったいどのカメラ/コーデックがどのくらいのデータ量を要求するのか、こんな分かりやすいまとめはない。予算をつかさどるプロデューサー、収録メディアを用意する撮影部/DIT、データを扱うポストプロダクション、、、皆さんにとって非常に有益で重要な情報だと思う。 . . . 本文を読む

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モビと聞くと、スムーズなドリーショットを思い描かれると思うのだが、どうしても解消できず皆がなんとかしようとしている問題がある。それが上下ブレ。これは、モビ以外のどんな3軸ジンバルでも解消できない問題。なんてったってその機構がないのだから当然ですよね、と。ピッチ、ロール、ヨーのキャンセルが「3軸」ジンバルの役目。上下ブレまで責任もちません、、と。上下ブレと前後ブレは当然、人間の脚で歩いているのでしかたがない。で、その上下ブレをなんとかしたいというのが目下の命題だ。 . . . 本文を読む

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