低予算映画「UPGRADE」がめっちゃおもろい

低予算映画、大好物です。ところで低予算映画の中でも代表的な映画の一つである、SAWをご存知の方も多いはず。「１シチュエーション」「脚本書いた友達が出演している」とまさに低予算中の低予算映画で、世界的な大ヒットを飛ばし、監督だったJames Wanは、DC映画のAquamanを監督しDCコミック映画史上最高の興行収入を叩き出すという、今や、押しも押されぬ売れっ子映画監督になっている。そのSAWで、トイレに倒れている3人のうちの一人、その「脚本書いた友達」が、今回紹介したい映画の監督である。

 

正直どっちか覚えてない

その脚本書いた友達というのは、Leigh Whannell。SAWのトイレに倒れていた３人の中のどれかなんだけど、真ん中の人ではないことだけはわかる。が、どっちだったか覚えてない（笑　もいっかい見てみようかなと思いつつ、、、

とにかくLeigh Whannell。James Wanと映画学校の学生時代からの友達で、一緒にSAWシリーズを作り上げた人物だ。

脚本家であり、演者であり、プロデューサーでもある。

その彼の、監督映画２作目にあたるのが「UPGRADE」である。ちょうど2年前にリリースされて、かなり話題となった。僕のTwitterのタイムラインでは盛んにこの映画のことが言及されていた。

 

アクションシーンの撮影

特に話題となったのはアクションシーン。けっこうトレーラーがネタバレになるので、実は映画を見る前にトレーラーをみてほしくはないのだが、いちおうここにリンクを張っておく。が、映画見るまで再生しないでね。

 

 

言葉の説明だけだとネタバレにならないと思うので書くと、アクションシーン、演者の衣装の中にスマホを仕込んで、Alexa Miniをコントロールして撮影しているのだ。この演出が、映画の中でめちゃくちゃ効いている。

いや、ハリウッドの本流のアクションシーンとは派手さは違うんだけど、こういうアイデア、大好き。

 

Leigh Whannellも大作映画監督の仲間入り

さて、Leigh Whannellだが、2018年の「UPGRADE」が話題になり、今年公開された「The Invisible Man」の監督をし、大作映画の監督に仲間入り。

The Invisible Manは映画そのものとしても相当評価が高いんだけど、実はその演出も僕のTwitterのタイムラインでめちゃくちゃ話題になっていた。

何が話題になっていたかというと、こっちはまずはトレーラーを見てください。

 

 

 

この、トレーラーの2分27秒からの1カット。何回も見ましょう。これ、わざとやってると。いや、何がそんなに話題なのかわからんよね、わからん。僕も詳しく説明されるまでわからんかった。

 

このカメラワークと演出

もちろんまだ日本未公開なんで、映画未見なんだけど、その2分27秒からのカットのなにが演出的に凝ってるかといいますと、、、

 

 

 

主人公の女性が透明人間に投げられる。

撮影技術的には当然ながら、なにかヒモで引っ張っている。

ところが、ヒモで引っ張って動き出す演者よりも、カメラワークが数フレ早く始まっている。

書いている意味が伝わっているか、自信がない。。orz

 

つまり本来、演者の動き出しより先にカメラが動き出すのは、演出がバレバレになってしまうので、「やってはいけないこと」の撮影ルールの一つではある。ただ、このThe Invisible Manではあえてそのルールを破って、演者の動きより先にカメラが動き始めているんだそうだ。

このことに気がついた、映像ギーク（・・・というかプロ中のプロ）がいて、それが話題になっていた。「これはわざとなのかミスなのか」？

わざとなんだそうですよ。その掟破りのワークで、何を喚起させようとしているか、わかりますよね。。

 

いやあ、映画ってほんとうにいいもんですよね。

 

いまならアマゾンプライムで見られる！

さて、話を戻して、「UPGRADE」。いまならアマゾンプライムでタダで見られるんで、トレーラーを見る前にアマゾンに直行してください！！

ぜひ感想をばコメント欄に！！