3RD EYE STUDiOS
街角の映像制作下請け零細業者のブログ





映像業界は比較的、他の業界に比べて個人事業主が多いと思う。僕の現場でいうとたいてい半数以上がフリーランスで固められる。理由としてはいくつか考えられるが、最も大きな要因としては、個々人の能力が最終アウトプットの質に大きく影響を与えるからであって、会社名はクオリティを担保しない、ということが映像に限ってはまま当てはまるからだ。つまりA社に仕事を依頼したところ、50点の出来の映像が出来上がる場合と120点の映像が出来上がる場合と振れ幅があったりするのだが、Bさんに仕事を依頼したらば必ず90点の出来のものが上がってくる、といった具合に。それだけ映像制作は個人の能力に依存するところが大きい。だから個人事業主が成立しやすいのだと思う。 . . . 本文を読む

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )






1年と8か月前に書いた同名エントリーのまさかパート2を書く羽目になるとは思わなかった。残念ながらネフローゼ症候群の再発、そして入院だ。7割再発の可能性がある難病という話はもちろん最初から知っていたが、1年半も経つと自分は3割に入ったと信じていた。が、甘かった。結局、この病気は原因が分からないそうで、何を注意すればいいのか対策の立てようがないということ。うちの妻は「何にもしてこなくて超忙しく仕事しまくってビール飲みまくってそれでなったんだからよかったじゃない。めちゃくちゃ注意して塩分控えて規則正しく生活して仕事もセーブして、それで再発してたらガッカリでしょ?」となんとも変な慰めをしてくれた。 . . . 本文を読む

コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )






あまり誰も語りたがらないお金の話。正直言って僕がフリーランスになった大きな理由の一つはお金だ。当時、制作会社の正社員だったのだが、毎月の給料には夢も希望も見いだせず、不景気でどんどん減ってた。ぜんぜん働いていない上の人間が自分よりたくさんもらっている理不尽さや、大企業に勤めている同世代の友人が豊かな生活を享受しているという現実が、自分を駆り立てた。また、映像ディレクターなんて50歳でできるもんでもなく、今稼がないといつ稼ぐんだよ、という焦りもあった。だからまあ、端的にいうと「稼ぐため」にフリーになった。 . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )






ここ数年来、このブログでも何度も書いてきたが、ビッグプロダクションの映像制作は減少傾向にある。まずノンリニア編集の普及で編集費が劇的に下がり、DVやHDV、そしてEOSムービーの台頭で撮影機材費も相当に安くなった。また、CGに関しても、ソフト代が100万円オーバーだったのは今は昔、数万円でCMレベルの仕事ができるソフトがざらにあり、マシンの性能が上がったためレンダリングスピードも恐ろしいくらいに向上している。つまり、ハードウェア的には数年前とは比べるべくもないほど安価になっている。そこで問われるようになっているのは、それを扱う人間の質だ。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






起業の話があちこちで盛り上がっていたので、映像制作業者という立場から何か手助けになることがあればと思ってエントリを上げてみる。フリーランスと起業は意味的にだいぶ違うと思うけど、既存の会社からはみ出たところからスタートするという点では同じだということで、口を挟む余地があるかなと。ただし以下はあくまで僕個人の経験を基にした内容だということを断っておきたい。 . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 1 )






原因不明で突然ネフローゼ症候群になり、一ヶ月もの入院を強いられることになった。ここ数ヶ月間、鬼のように忙しく体調を気遣っている余裕がなく、結果が最悪の事態に。会社員なら、同僚に迷惑をかけるだろうが同じポジションの人に引き継ぎをして病欠をすればなんとかなるだろう。手厚い保険もあるかもしれない。だから「これを機会に休養を」てな感じで治療に専念できるかもしれないが、フリーランスは悲惨である。状況をここに記して誰かの役に立てば、、 . . . 本文を読む

コメント ( 9 ) | Trackback ( 0 )






フリーランスの映像制作業者になってやっと5年を越えた。なんとか目標の半分は到達したのでホッとしている。比較的映像業界にはフリーで活躍されていたり独立起業しようとする人は多く、会社に属す人でもその会社にずっといるという方は稀だ。だとしても、やはり明日をも知れぬ独立には勇気がいるし、そもそもどうすればいいのか分からないという人がほとんどだろう。僕もその一人だった。もし何かの役に立てるのならと、少し僕の経験を書いてみようと思う。 . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )






まあ、不況の嵐らしい。CMの出稿量は減り、映像制作費の予算は減り、制作会社は次々と危うくなっているとのことだ。そんな記事を毎日誰かが書いている。が、なぜか周囲ではそんな話はあまりきかず、ネットニュースやブログの中だけの話に留まってくれているのは、とりあえず良かった。だけど今年の年頭に、気を引き締める意味で、今後僕らの業界はどうあるべきか自分のために書いておこうと思う。 . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )






今日、六本木のヴェルファーレがあった場所の前を通ったら、建物がなくなっていた。閉店したとは聞いていたが、実際に建物がないと、時の移ろいを感じる。赤じゅうたんの階段。巨大なミラーボール。みんな産業廃棄物になったのだろうか? . . . 本文を読む

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )






先日のエントリで映像の仕事はCAから始めるといいと書いた。じゃあADは意味がないのか、というとそうでもない。ADがやるべきことは大いにある。ADにできてCAにできないこと、それは人脈作りだ。ADは放送局や広告代理店、取材先など数多くの人に出会う。これらの人としっかり結びつきを作る、それがまさにAD時代にするべき最重要課題だと思う。 . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )






先日コメントをいただいて、その返信で書いたことをエントリとして立ててみたいと思う。映像制作のキャリアはカメラアシスタント(CA)から始めるのが一番いいのではないかという僕の意見。なぜならCAは今後機材がいくら進歩しようが、永遠に廃れない技術を習得することができて、かつ客観的に映像を見ることができるからだ。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 1 )






その前に、必要ないもの。圧倒的に必要ないのは「プライド」だ。クライアントは映像に関しては素人であり、その素人に「ここはセンスない。あそこはかっこ悪い」と指摘されることほどハラワタ煮えくりかえることはない。しかしそこはグッと我慢。しかも「お前が直させるからカッコ悪くなった!」と投げ出してはいけない。クライアントの指摘を受けて『なんだと(怒)!』と思いながらも、直してもっと良くするようにする気概を持つべき。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






だいたい皆さんそうだと思うのだが、「なりたい」と思った職業に就ける人はほとんどいないのではないか?僕もそうだ。映像にはまったく興味はなかったし、映画もテレビもあまり見なかった。だからまさか自分が映像を作るとはまるで想像できなかった。僕の場合、映像業界にもぐりこんだきっかけはイラン人に雇われたことだった。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






映像ディレクターを名乗る人はこの世に星の数ほどいるだろうし、僕のような弱小フリーランス・ディレクターの代わりになれる人は掃いて捨てるほどいるに違いない。よく「どうやったらディレクターになれるの?」と聞かれるが、いや誰でもなれるよ、と答える。制作会社ならどこでも入れるし、数年の虐待(?)と安月給長時間労働を我慢すれば、もうディレクターだ。問題はディレクターとして続けられるかどうかだ。そのためには自分の売りを作らなければならない。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 1 )






少し話を変えて、今回は映像ディレクターとはなにかを書いてみる。ハコフグマンさんが共感できる記事を書いていらっしゃるが、僕なりの捉え方を記してみたい。 映像ディレクターの仕事内容はここ数年で急速に変わった。原因の一つは技術の進歩だ。具体的にはDVカメラの出現とパソコンでの映像編集環境が整ったこと。それまでは撮影、編集、音響効果(業界ではMAと言う)は高い専門性を持っていて、また機材もベラボウに高か . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 1 )