もう1年以上前の話ですが、夜中に酷い目まいがして倒れ、救急車を依頼した時、動けない体で玄関の鍵を開けるのが大変でした。
その心配は、それ以後の一人住まいの中で、ずーっと気になる事項でした。そして玄関の施錠については、毎晩寝る前に必ず確認
しているので、その為に玄関扉まで行くのにも面倒を感じていました。そこでこれを、何とか遠隔で実施したいと思っていました。
そして事ある毎に、制御ができる方法を工夫しましたが、どれも実現できませんでした。そんな時、スマホを使って玄関のロック
の施錠と開錠が出来る装置があることを知りました。もしこれが設置出来たら、二階で寝ていても玄関のロックを外すことが出来
ますし、また毎晩施錠確認の為に、玄関扉まで行かなくてもよくなります。何とかこれを我が家に取り付けたいけど、ちょっと高
いなあと迷っていた時に、先日、Amazonプライムデーで割引で購入できると知ったので、思い切って注文をポチしました。
さて物が届いて動画を参考に見た時、装置のサムターンカバーの回転範囲が異なる点と
か、施錠・解錠時に回す方向が、対応しているのだろうかなどと、心配もありました。
でもまずは取付場所が問題で、我が家の扉には、2つ錠が付いています。通常使用する
のは上の錠ですが、そこに装置を取り付けると、開く取っ手が当たってしまうんです。
下の錠なら、取り付ける為のスペースには何の問題もありませんが、普段上の錠を使う
のだから、下の錠を制御しても利用効果が少ないんじゃないのとなりました。そして、
結論として、上の錠に取り付けるのが最善だという判断で、場所が決定いたしました。
では、取っ手が当たってしまうのはどう解決したらいいのか。装置の取り付け位置を正確に測ったところ、重なる部分は2mmく
らいでした。それなら本体を少し削ってみれば、何とか隙間ができるのではないかということで、リュータで加工をしました。
そして取り付け手順書を見て、装置を貼り付ける高さも調整しました。準備ができると、先にセッティングをしてみようと浮気心
が出て、なんとサムターンアダプターの固定テープを外してしまったのです。これが最大の失敗で、錠のレバー位置と装置のアダ
プターの中心を合わせる作業が、正確に出来なくなってしまったのです。何とか装置を張り付けてみたのですが、横から見たらや
っぱり中心がずれていました。このままでも動きに不具合はないのですが、性格的にどうしても気に入らないのでやり直します。
すぐにドライヤーで、接着シート部分を熱して剥がしました。そして改めて中心を確認して、正しい位置に付け直しました。
装置が付いたら、後はスマホのアプリで設定します。この装置の制御はSwitchBotとAlexaのどちらからも出来ます。詳しい方法
は記述しませんが、説明書通りに行えば迷うことなく完了します。そして設定で注意した点は、自動施錠の機能だけはやめておき
ました。締め出されてしまうのを、防ぐ為です。自分のスマホはアンドロイドなので、基本の機能だけを設定する事にしました。
SwitchBotアプリでは、デバイスとして登録され、ボタンの押下で施錠も開錠も出来ますが、Alexaアプリからは声で制御できる
のです。しかし施錠は簡単ですが、開錠については確認コードというパスワードを伝える手間があり、個人を特定するセキュリ
ティーになっています。また動作時は、結構大きな音がして動いたことがわかるし、レバーの状況は遠くからでも確認できます。
さて日常においての使い勝手は、どう判定しましょう。荷物が多ければ車庫から開錠する方が楽ですが、アプリを立ち上げる迄の
待ち時間と、玄関でポケットからカギを出して開錠操作する手間の、どちらが便利かという判定は、その時の状況かもしれません。
ですから圧倒的に便利で毎日使うものではないのですが、このロックを取り付けたことで、後で「付けてよかった」と思う瞬間が
きっとある気がします。我が家のスマートホーム化はまだ少ないですが、他に何か出来る事を見つけて、やってみたいと思います。
2020.5.18 我が家に、とてもやさしい家族がやってきました。 2021.2.5 家の中の照明を、人感センサータイプに変えました。