NewでHighな*のんびり*がんLife

乳がんサバイバー4年生のお気楽闘病日記。
おとなしい粘液がんのはずが、初発から3年後に逆側にも…(((;゜Д゜)))

手術日(H28.5.17.Tue.)<後編>

2016-06-11 00:15:15 | 入院&手術5(左全摘)
センチネルの撮影後、点滴が始まりました。注射をしてくれた女医さんが「多分、手術の開始時間が遅れると思うんですよね~」なんてことを言っていたので、これからしばらく暇つぶししなきゃいけません。スマホやパソコンに活躍していただきましょう。…と思ってたんですが、お昼前に同居中の相方が現れました。仕事上がりに直行してきた彼は、病院の広さに驚いていました。転院前の病院と比べると、かな~り大きいですからねぇ。デイルームで周囲の景色を見ながら「私の職場はあの辺でね…」などと近所の建物の説明をしたり、飼い猫の様子を聞いたりと、どうでもいい会話を1時間程度してから彼は帰宅。その後はしばし1人でスマホを弄っていましたが、14時前に今度は母が現れました。やっぱりね、付き添いは相方よりもずっと母が頼りになるのです。実際何かしてもらうことがあるわけじゃないんですが、安心感は全然違います。

そうして15時頃、やっと手術に呼ばれました。ショーツと弾性ストッキング(病院からの貸与品)の上に長病衣を着た状態で手術室へ向かいます。このとき、以前の病院なら看護師さん1人と母と私の3人で向かっていたはずなんですが、今回はそこに主治医&センチネルの注射をしてくれた女医さんも一緒にいました。先生と一緒に行くんだ~。何だか不思議な感じ(*‘ω‘ *)
手術室の入口まで来ると先生方とは別れ、病棟の看護師さんと手術部の看護師さんとの申し送り待ちです。終了後キャップを渡されたので装着。ここで病棟の看護師さん&母と別れ、手術部の看護師さんに手術室へと案内されました。それにしても広いなぁ。眼鏡外してるのでぼんやりとしか見えないんだけど、手術室までの廊下が長いこと。一体何部屋あるんでしょ?すっかりお上りさん状態でキョロキョロしながら手術室に辿り着いたんですが、入室してまたもやびっくり(゜o゜)お部屋が広くて明るい~っ。そしてスタッフの人数が多い!一体何人いるんだ?今までの病院がいかに少数精鋭だったかがよくわかりました。

手術台に腰掛けたところで「えりんぎさんの手術のタイムアウト始めます」的な(テキトーでゴメンナサイw)挨拶があり、その後はいつものガリバー状態に。スタッフの方々が慌しく準備しているので、今回はおしゃべりすることなく黙って室内を観察することにしました。ライト(無影灯)新しくて綺麗だなぁ。ん?後ろのモニターにここ映ってる!麻酔の先生のところに、見たことない機械があるぞ?それにしても本当に広くて明るい部屋だなぁ。なんてことを思っているうちに、麻酔の先生に「マスク当てますよ~。眠たくなりますからね~」と言われ、あっという間に意識が遠のいていきました。
すべて終わって目覚めたとき、主治医に「リンパ節は郭清せずに済みましたよ~」とか「ここは病理結果出るの遅くて、3週間くらいかかると思いますから~」などと言われました。「そうなんですかぁ」なんて返答をした気がするんですが、今回は記憶がとっても曖昧です。手術直後って喉がイガイガなので、え~ん上手くしゃべれない~(>_<)とか思った記憶は鮮明なんですがね。その後また意識が飛んで、気づいたら病棟の処置室にいました。主治医が母にも同じことを言っているのが聞こえたけど、話に混ざる気力は全くナシ。酸素カヌラが取れるまでの3時間は、殆どしゃべらず寝ていました。ちなみに母は19時くらいまで付き添っていてくれたようで、帰るときに貴重品の引き出しの鍵を私の手首につけてくれました。そう、貴重品の鍵。このとき、しゃべる気力が本当になかったせいで母を黙って見送ったんですが、数時間後にそれをとっても後悔しました。せめて携帯電話だけでも出しておいてもらえばよかったー(ToT)

夜は更けていき、痛み止めの点滴をお願いしつつもかなりの爆睡モード。日付が変わってからもしばらく眠り続けていました。が、夏至が近づくこの季節、あっと言う間に辺りが薄明るくなっていきました。なっていったんですけどね、時計がないので実際の時間がわからない( ;∀;) 結局朝7時頃まで、時間がわからないまま過ごしました。あぁ、携帯電話が恋しい…orz

手術日(H28.5.17.Tue.)<前編>

2016-06-10 00:15:14 | 入院&手術5(左全摘)
さて手術日です。食事は昨日の夕食まででストップ、飲み物も今日10時以降は禁止です。前の人の手術が遅れないといいなぁ…。

まずは朝のうちにセンチネルの注射です。初診のときに診てくれた若い女医さんが注射してくれるそうです。前回は手術前日に注射だったので、勝手に今回もそうだと思い込んでたんですが、この病院は当日の朝でした。先生が病室に迎えにきてくれて、一緒に核医学検査室へ。移動中に注射の痛さについて談笑してたんですが、先生は「痛さをわかってる人に注射するのは緊張します~」と言ってました。いやいやいや、大丈夫です。ちゃんと覚悟決めてきましたから。頑張って耐えますよ!( ̄▽ ̄)

部屋に着いて注射の準備をされながら違和感が。あれ?なぜか撮影のベッドに寝かされてるんだけど?そして準備してくれてる女性って放射線技師さん??
どうやら前の病院とはやり方が違うようです。前回は、まず注射をしてもらってから一旦病室で待機→その後もう一度来て撮影、という流れでした。けれどこの病院では、注射後も病室に戻らず、そのまま撮影に移るようなのです。はぁぁぁ、病院によってやり方違うなんて初めて知ったよ。
準備が整い、いよいよ痛~い注射です。嫌だなぁ。でも注射自体はすぐ終わるから、ほんの少しの我慢我慢。そう思って臨んだんですが…プチッ、ちゅー…(←針刺さって薬が入ってくるイメージw)あれ?こんな程度だったっけ?
などと思ってる間に「もう1回刺しますね~」と先生の声が。え?1回じゃないの?と密かに戸惑ってる間に再度プチッ、ちゅー…で「終わりました~」と晴れやかな笑顔を向けられました。
え?え?え?ちょっと待って。センチネルの注射って、超痛いのが1回じゃなかったの?今って、さほど痛くないのが2回に変わったの?それとも病院によって違うの?いや、確かに今回の注射なら相当ストレスフリーで嬉しいけど、想定外でびっくりだよ!!(((゜д゜)))

注射後は技師さんに「しばらく右手でゆっくり揉んでてくださいね」と言われ、しばらく待機。眠気に襲われそうになった頃に再度技師さんが現れ、撮影が始まりました。(もちろん撮影中は熟睡しましたw) 撮影は20分程度で終わり、ボーッとしたまま病室に戻りました。
何て言うか…センチネルってこんなに楽だったのね。両側やって初めて違いに気づいたよ。同時再建を行う病院が増えてる現実を考えても、やっぱり医療技術の進化スピードって相当速いんだなぁ。そんなことを思って感心しながら手術日の午前中を過ごしました。

久しぶりの入院(H28.5.16.Mon.)

2016-06-09 00:15:42 | 入院&手術5(左全摘)
いよいよ入院です。転院したので今までと多少は勝手が違うけれど、やることは一緒ですもんね。同室の方がいい人たちだといいなぁと祈りつつ、両手に大荷物をぶら下げて病院へ出発。地下鉄の中で貧血で倒れそうになるトラブルがあったものの(誰も席譲ってくれなかった…涙)、無事辿り着きました。
10時までに入退院センターに来るようにとのことだったので、9時半過ぎに到着。すでに数人の入院患者さんが並んでいました。10分程度で名前を呼ばれ、体調や持参薬の確認等を済ませて席を立つと、さっきまでいた待合ロビーは人の山(((;゜Д゜)))え…今日これから入院する人って一体何人いるの?さすが、大きい病院は違うわ…。

入退院センターから病棟までの地図をもらって、荷物を背負って病棟へ。ナースステーションで声をかけると、しばらく待たされた後に看護師さんから病室へ案内されました。さて、このとき既に嫌な予感が。ここのスタッフの方々…なんだか不親切そうだぞ(;´Д`) 持ち物確認の電話のときから危険な香りはしていたけど、やっぱりかぁ…orz
だってね、ナースステーションに着いて誰に声掛けようか迷ってるとき、数人のスタッフさんと目が合ったのです。なのに誰一人対応しようとしてくれなかった。諦めて手前の女性に声を掛けたら「ちょっと待っててください」と言われたまましばらく放置。これはね、まぁ忙しいときは仕方ないと思うのです。でもせめて、椅子くらい置いといてくれればいいじゃん。大荷物持ってヘトヘトなのに(おまけに貧血だったのに)、ずっと立たされっぱなしは辛いッス。そしてやっと案内してくれると思ったら、「こっちです~」とスタスタと廊下を歩いて行ってしまいました。ちょちょちょっと待って!荷物重たいんだよ!そしてヘトヘトなんだよ!荷物のひとつを持ってくれるでもなく、ゆっくり案内してくれるでもなく、そんなスタスタ歩かれても追いつけないよっっ(>_<)
そうして何とか病室へ。看護師さんに「午前中には説明に来ますので、荷物片付けててください」と言われたので、その後は病衣に着替えてゆっくりお片付けしました。うぅむ、大丈夫かなぁ…。何だか入院生活が不安だよ(o´д`o)=3ハァ…


お昼近くなった頃、一人の看護師さんが現れました。フロア内の設備案内をしてくれた後、別室で病状等についての確認です。これまでの経緯や現在の病状,入院生活についての説明等を、かなり丁寧に時間をかけて行ってくれました。さっきまでは結構不安だったけど、こうしてちゃんと対応してくれる看護師さんもいるのがわかってよかった。ホッε-(´∀`;)
病室に戻ってお昼ご飯を食べた後は、パソコンを弄ってました。そんなとき、フラ~ッと主治医登場。え?今日って外来担当の日なのにどうしたの??先生に「ご家族って何時頃来る予定?」と聞かれ「4時には来ると思いますけど」と答えると、「じゃ、来たら教えて~」と言って部屋を出て行きました。あれ?看護師さんには手術説明17時頃って言われてたんだけどなぁ?外来の患者さん少なかったのかな?ま、少しでも先生のお仕事が楽になった方がいいし、早く終わらせられるならそれに越したことないもんね。そうして母が到着して間もなく、主治医からの手術説明を聞きました。
今回は左胸の全摘&腋下のセンチネルリンパ節生検。この病院は以前の病院よりもスタッフが若いらしく、手術時間が多少長くかかるようです(麻酔量が増えるとかではなく、手術前後の支度に時間がかかるらしい)。でも他はこれまでと一緒です。色んな書類にサインをし、説明はあっさり終了しました。

その後は麻酔の先生とお話ししたり、夕食後にシャワーを浴びたりして一日が終了。明日はいよいよ手術です。あぁ緊張感ないwww とりあえず、午前中のセンチネルの注射の痛みに頑張って耐えようと思います!

ブログ再開について思うこと

2016-06-08 00:15:20 | ごあいさつ
本当なら今日から入院生活について記載するところなんですが…ブログを再開して2週間経過した今、どうしてもひとこと書いておきたいなぁと思いまして、今日だけ時間軸を現在に進めますね。

実は今回、ブログを再開すべきかどうかかなり悩みました。「無事にホルモン治療進んでますよ!」と報告出来る状態ならよかったのですが、「両側粘液がんになりました」なんてことを書いても、同志の皆さんに不安を与えるだけなのではないか。余計なことは書かずに、このままフェイドアウトした方がいいのではないか。そんなことを考えていたからです。
けれどやっぱり再開することしました。なぜなら、情報を取捨選択する権利は読者側にあると思ったからです。乳がん患者の現状を知りたくてこのブログにたどり着いたのに、私のいらぬ気遣いのせいで耳触りのいい情報しか仕入れられない、というのは何か違う気がしたのです。最低限の治療で済む患者さんもいれば、フルコース治療でも転移を止められない患者さんもいる。そういった現実の中のひとつのパターンとして私の現状があり、それを情報として仕入れるかどうかは読者側が判断することです。私に出来ることは、この日常をありのまま伝えること。そう思ってブログを再開しました。

そして2週間。このブログにたどり着く方の多くが、”粘液がん”について検索されていたようです。少しでもお力になれていたらいいなぁと思いつつも、「おとなしい性質って言っといて、この人両側に発症してるじゃん!」と不安を煽っていたらどうしようヽ(д`ヽ)。。ハラハラッ。。(ノ´д)ノ
なので、しつこいですが言わせてください!病気は人それぞれです。温存手術+ホルモン療法で済む方もいれば、抗がん剤が必要な方や両側全摘するような者も(ここに)います。所詮数あるうちの一例でしかありませんから、決して悲観的にならないでくださいね!
粘液がん患者の現状を綴ったブログって少ないので、うっかり私の例だけ見て間違った解釈をしかねないですが、ちゃんと本当におとなしいコもいるようですからご安心を。ただ、粘液がんに限らず、たまにはセルフチェックしてください。乳がんの罹患者は、健常者と比べて健側の胸にもがんができる可能性が高いので。出来ればこんな病気、1回きりにしたいですもんね。

そんなわけで、このブログは今後も続きます。(更新ペースは落ちていきますがw) 先のことは誰にもわかりませんから、自分自身がそのときどきで後悔せずにいられるような闘病生活を送られたらいいなぁと思っております。是非とも一緒に頑張りましょうね~(*´∀`*)ノ

手術および入院日確定連絡(H28.5.12.Thu.)

2016-06-07 00:15:00 | 転院
入院予定日の前週木曜日の午後、病院から確定連絡のお電話がきました。携帯の着信に全く気付かず、職場に電話が来てしまった…orz まぁ係の皆さんは事情を知ってくださってるのでいいんだけど。慌てて携帯から折り返し電話すると、入退院センターにつながりました。あれ?病棟じゃない…。まぁいいや。とりあえずお話しを聞かねば。

入院日時,手術日時の確認等を滞りなく終え、電話口の女性は「何かご質問はありませんか?」と尋ねてきました。私は「おととい乳腺外科外来の受付で病棟から連絡が来ると言われていたんですが、この後くるんでしょうか?」と質問しました。しばらく待たされた後、「病棟からは特にお電話しません」との返答が。なんだか嫌な予感がするぞ…。
手術に必要な荷物について教えていただきたい旨を、以前別病院で同様の手術を受けたので胸帯等は持っていることや、先日入退院センターで「入院当日に教えます」と言われて困っていることも含めてお話ししてみました。電話口の女性は何度も「少々お待ちください」と言いながら、多分病棟と内線でお話ししていたんでしょう。何というか…的外れな回答をしては私が突っ込み、また確認し、更に突っ込み…なんてことを繰り返す羽目になってしまいました。いい加減間に立つ女性が気の毒になってきて、「直接病棟とお話しさせていただくわけにはいきませんか?」と聞いたところ「はい!大丈夫です!」ととても嬉しそうな返答。なんて正直なwww でも本当に困ってたのは伝わってきたし、面倒なこと言ってごめんなさいです。

さて、乳腺外科病棟に代わってもらって「手術に必要な荷物を教えてほしいんですが」と言ったえりんぎですが、返ってきた言葉は「入院日にお知らせします」でした。あぁ…何度聞いたかな、この言葉。てか、また最初から全部話さなきゃいけないのね。結局経緯の説明を経て、やっともらえた返答は「バストバンドとバスタオルくらいですかね~」でした。そうですか。はぁ…やっとたどり着いたよ、長かった…。とりあえず「無理を言ってしまい申し訳ありませんでした。月曜日からお世話になりますが、どうぞよろしくお願いします」と挨拶して電話を切りました。けどこれって本来事前告知して当たり前のことだと思うよ?仕事中に席を外してお電話してたんですが、トータル通話時間15分なり。時間掛かり過ぎだよッッ!!

ちなみに入院日当日、術前術後の流れ等が表になったものをいただきました。そこに"必要物品"という項目があり、書かれていたものは・下着1枚 ・胸帯2枚 ・ティッシュ1箱 ・タオル2枚 ・大判バスタオル1枚 ・ストローとコップ各1個 というものでした。ねぇ…これってあんなに頑なに回答を拒否する意味あったの?最初から知らせときゃいいじゃん。おまけに、入退院センターで貰った冊子の"入院に必要な荷物"の中にストローは記載されてないから、入院慣れしてない人は持って来ないと思うよ?てか私、病棟に電話してまで聞いたってのに、看護師さんストローのこと言ってくれなかった…(´-ω-`)(←言われなくても持って行ってたけどw) やっぱり売店の売り上げへの貢献義務があるのか!?

そんなこんなで入院と手術、確定しました!左胸もきれいサッパリ切り取られてきまーす(=゜ω゜)ノ