NewでHighな*のんびり*がんLife

乳がんサバイバー4年生のお気楽闘病日記。
おとなしい粘液がんのはずが、初発から3年後に逆側にも…(((;゜Д゜)))

温泉に行ってきます

2013-08-31 00:24:41 | がんと日常3(H25.7~9月)
6月の初め、楽天スーパーセールで温泉旅館を激安で予約しました。3ヶ月経って殆ど忘れかけた状態でしたが、本日これから行ってまいります

場所は大雪山の一角である層雲峡。予約したときは、”新鮮な空気の中で山登りして、疲れた体を温泉で癒そう”なぁんて思ってたんですが、現在の私は術後1週間。(まさかまた手術受けることになるなんて、3ヶ月前は思ってもみなかったよ…。)さすがに無理できない状態です。おまけに今週は体調かなり悪くてキツかったし
なので、登山は諦めました。あわよくば、自然の中を軽~く散策したいとは思ってますけどね(体調がよければの話だけど)。おいしい空気を吸って緑の中を散歩すれば、もしかしたら偏頭痛とかもよくなるかもしれないので、できれば少しは歩きたいなぁ

そして温泉。宿泊するホテルは源泉かけ流しの宿なのです。むくみまくってパンパンの体が、温泉でラクになることを期待しています。たっぷり入浴して、血行よくするぞ~

札幌から層雲峡までは結構距離があるので、夜中のうちに出発しようと思います
行ってきま~す!!

薬物療法(ホルモン療法5)

2013-08-30 21:02:42 | これから治療を始める方へ
『迷える子羊さんへの道しるべ計画』その7-6

前回の続きです。

ホルモン剤の副作用は、何と言っても代表的なものが『ホットフラッシュ』。個人差があるようですが、多分私は重い方だと思います。
頭痛と悪心を感じているうちに脊髄から耳の奥あたりが熱くなり、一気に頭が沸騰する感じ。そのまま全身に伝わり、体中汗だくになります。額や頭,首などはシャワーを浴びたみたいにボタボタと雫が滴り、シャツの上半分の色が変わってしまうくらいぐっしょり。腕の汗は曲げた肘から滴り、足もズボンが湿る状態です。
これが1日に5回くらい襲ってきて、これより軽いバージョンのものは20回前後やってきます。
化粧直しはするだけ無駄。制汗剤も、汗がおさまってからじゃないと全部流れます。どんなに暑い日でも首にストールは必需品です。つけていないと首から上の汗で上半身が濡れてしまうので、タオル代わりに巻いている感じです。

はっきり言って、とっても不便です。でも、抗がん剤による不調と比べると序の口なんでしょうね。一応まともに働けるだけマシです。我慢できないものではないので、色んな冷却グッズを活用して対応しています。

他に副作用と思われるものは以下の通り。
 ・睡眠障害(眠れても1日3時間程度)
 ・頭痛や悪心(波があるけど、薬は必要ない程度のものが多い)
 ・むくみ(全体的にむくんでいるけど特に足)
 ・無気力,集中力低下,もの忘れ等(体のだるさを感じる頻度も激増)
 ・皮膚の荒れ(真夏なのに手にあかぎれが数ヶ所)
 ・骨塩量低下(気をつけていたけれど下がりました)
 ・体重増加(ただの過食かも…?)

これらがタスオミンによるものかリュープリンによるものかの区別はつきませんし(骨塩量低下はリュープリン)、副作用の出方は人それぞれです。私にはあまり出ていませんが、精神面に現れる人もいます。今の私は仕事と治療を両立できる程度の副作用ですから、特に重度とは言えないでしょう。5年間、何とかクリアしたいと思ってます。

副作用とは無関係かもしれませんが、他に子宮の腫瘍も見つかっています。リュープリンは抑制作用があるけれど、タスオミンは腫瘍にいい影響を与えないので、これ以上悪化することがあればタスオミンを休薬することに。今後の経過次第です。
もっとも、もしこれがタスオミンの副作用だとしても、発現するのはかなり稀です。”私もそうなったらどうしよう”と神経質になる必要はありませんのでご安心ください。そんなことが頻繁に起こるようなお薬なら、標準治療に使われたりしませんよ。

以上が私の治療生活です。確かに健康な人よりは不便だと思いますが、耐えられないほどのものではありません。日常生活を普段通りに過ごしつつ治療できているのですから、本当に苦痛の少ない治療法だと思います。
生活の質をなるべく落とさずに治療できるのは幸せなこと。これから治療を始められる方は色々不安もあると思いますが、自分なりの副作用対処法を見つけ、お薬と上手につき合っていけるといいですね。一緒に頑張りましょう。

次回からは『粘液がん』についてお話ししたいと思います。
(滅多にいないタイプですから、興味のない方はゴメンナサイ。。。)

薬物療法(ホルモン療法4)

2013-08-29 22:25:00 | これから治療を始める方へ
『迷える子羊さんへの道しるべ計画』その7-5

今回は、実際にホルモン治療中である私の治療生活について、お話ししたいと思います。参考になれば幸いです!

私はホルモン治療を始めて7ヶ月目。リュープロレリン(リュープリン)を2年 + タモキシフェン(タスオミン)を5年使用することになっています。
リュープリンで現在市販されているものは1ヶ月製剤と3ヶ月製剤ですが、私が使用しているのは6ヶ月製剤。まだ治験段階のお薬です。半年に1回腹部への皮下注射を行ない、卵巣の機能を止めています。
半年かけてゆっくり溶け出すお薬なので、注射部には薬剤のかたまりができています。しこりのような感触で、半年すると次第に消えていきます。これが稀に炎症を起こすことがあるようですが、私には特に悪影響は出ていません。

タモキシフェンは毎日1錠ずつ服用します。私は大抵は朝食後に飲んでいます。飲み忘れ対策は必須で、治療中の方はそれぞれ自分に合った方法で対処しているようです。私はお薬をもらった時点で1錠ずつに服用日を書いています。お薬と一緒に小さめの卓上カレンダーも置いていて、服用したらカレンダーにチェック。それでも飲み忘れはありますが、飲み忘れたことを忘れているときのチェック機能は果たしてくれます。

”飲み忘れたことを忘れる”ってどんだけボケてんだ!?と思われた方、これね、結構深刻なんです。ただ単に私の緊張感が足りないだけなのかもしれませんが、一応気をつけてはいるんです。それでも起きてしまうことですし、ホルモン治療中の方々で同じようなことを言っている人は多いです。断定はできませんが、副作用のひとつかもしれないと思っています。

副作用は色んなものがありますし、現れ方もひとそれぞれ。私に顕著に現れているのは『ホットフラッシュ』です。反対に、精神面への影響はかなり少ない方だと思います(皆無とは言いませんが)。
長くなってきたので、詳細はまた次回にしようと思います。

全身ぱんぱん

2013-08-27 22:29:30 | がんと日常3(H25.7~9月)
術後の経過は普通に良好です。たまに傷口の奥がズキッとすることはあるけど、継続しているわけではありません。まだ腫れてるけど、術後4日目なのでこんなものでしょう。

それよりも、むくみがとんでもないことになってます。週末は”まぁそのうち治るだろうし~”なんて思ってたんですが、全然おさまる気配なし。昨日は職場のトイレで自分の足を見たときにビックリしました。パッと見でわかるほどのむくみっぷり。まるでゾウの足みたいでした。
家でマッサージしても大して効果ありません。今朝になっても体中が腫れぼったいままで、体重は2kgほど増加しました。まぁそのうち1kgはただの食べ過ぎだとして(笑)、1kgはむくみが原因だと思います

今日も体中ぱんぱんでした。何をどうしたら解消できるのか、全くわかりません
ホットフラッシュもいつもより激しいし、頭痛や悪心はずっと継続。とっても体がだるくって、昨日も今日も仕事が結構キツかったです。締切の近い仕事があるので本当はもっと頑張りたかったんですが、残業は1時間半くらいで切り上げました。あぁ、体調落ちてるわぁ~

家に帰ってからもやりたいことは色々あるけど、今週は何もしないことに決めました。なんとか週末まで体力持たせなくちゃ!
あと3日、頑張ります。


薬物療法(ホルモン療法3)

2013-08-26 20:50:00 | これから治療を始める方へ
『迷える子羊さんへの道しるべ計画』その7-4

今回は実際にホルモン療法で使用する治療薬についてお話しします。
先に触れた通り、お薬は『抗エストロゲン薬』『LH-RHアゴニスト製剤』『アロマターゼ阻害薬』の3タイプ。それぞれに何種類かずつの薬剤がありますので、初期治療用の代表的なものを例にしたいと思います。

1. 抗エストロゲン薬
  ・タモキシフェン(商品名:ノルバデックス,タスオミン等)
通常は1日1回5年間内服を続けます。閉経後乳がんの場合は、途中でアロマターゼ阻害薬に切り替える場合もあります。
副作用は、更年期障害様症状(顔面紅潮,発汗,月経不順,うつ状態等),おりものの増加や不正出血,中性脂肪値の上昇,肝機能障害,子宮体がん(極めて低頻度),血栓症など。
脂質代謝への影響がタモキシフェンより低いトレミフェン(商品名:フェアストン)を使用することもあります(閉経後のみ)。

2. LH-RHアゴニスト製剤
  ・ゴセレリン(商品名:ゾラデックス)
  ・リュープロレリン(商品名:リュープリン)
ゴセレリンは4週間に1度、リュープロレリンは4週間に1度または12週間に1度、お腹に皮下注射。2年間継続します。
副作用は抗エストロゲン薬同様に更年期障害様症状,骨密度低下,関節痛,注射部の皮膚硬化など。

3. アロマターゼ阻害薬
  ・アナストロゾール(商品名:アリミデックス)
  ・レトロゾール(商品名:フェマーラ)
  ・エキセメスタン(商品名:アロマシン)
通常は1日1回5年間内服します。術後すぐに始める場合とタモキシフェンから切り替える場合などがありますので、主治医とよくご相談されるとよいでしょう。
副作用は更年期障害様症状,骨密度低下,関節痛,脂質代謝異常,高血圧等の心血管系への影響など。

実際に使用する組み合わせは、以下が一般的です。
 <閉経前> 2パターン
1. 抗エストロゲン薬 (単独)
2. 抗エストロゲン薬 + LH-RHアゴニスト製剤 (併用2年の後、抗エストロゲン薬単独で3年)
 <閉経後> 3パターン
1. 抗エストロゲン薬 (単独)
2. アロマターゼ阻害薬 (単独)
3. 抗エストロゲン薬 → アロマターゼ阻害薬 (併用ではなく、薬剤を切り替える)
病状に応じて、これらのいずれかのパターンで薬剤を使用する場合が多いです。

私えりんぎは、抗エストロゲン薬(タモキシフェン) + LH-RHアゴニスト製剤(リュープロレリン)を併用しています。抗がん剤に比べると副作用は小さいですが、健康だったときと同じ、という訳にはいきません。次回は私の治療生活をご紹介したいと思います。