<1からの続きです>
手術の3日後、治験の担当者(看護師)さんから、内容についての詳しい説明を受けました。とてもわかりやすく説明していただき、すべて納得できました。が、説明を聞きながら、どうしても不安なことが…。
「私、血中色素が低いんですけど、大丈夫なんですか?」
担当者さんは、特に問題なさそうに「10あれば大丈夫なはずですよ」と答えてくれました。
え?私、2ケタなんて絶対にありませんよ?下手したら7前後まで下がりますけど。その旨を伝えると、彼女は慌てて電子カルテで私のデータを確認しました。ここ3ヶ月はずっと『8.3』でした。
はっきり言って、問題ありすぎです。このままじゃ絶対に無理な状態です。とりあえず説明は全部受けましたが、治験開始前のスクリーニングをちょうど1週間後までには受けなければならないそうです。経口薬と注射でドーピングしたって、そんなに上がるわけないよ…。担当者さんが主治医と相談してくれるとのことでしたので、その場はそのままお任せしました。
そして夕方、再度担当者さんが病室に来てくれました。治験を別にしても、貧血は治さなければいけないものなので、今日の夜から薬を飲むように、との主治医の判断だそうです。早速その晩から鉄剤を飲み始めました。―――が、撃沈。副作用に胃が耐えられませんでした。
結局、翌日からは薬の量を半分にして飲むことに。素人が考えたって、こんなんで数値が急上昇するわけがありません。注射の話もないことから、主治医は諦めているんだろうと思いましたが、担当者さんは「何とか上がってほしいですね」と応援してくれました。
その後担当者さんは製薬会社と打ち合わせて、治験前のスクリーニングの期限を延ばしてもらってくれました。骨塩量測定とCTは退院翌日に終わらせ、1月30日に心電図,血液,尿,骨シンチの各検査を行なうとのことです。
退院前日、現時点での血中色素を検査したところ、『8.8』まで上がっていました。3日間で0.5というのは、結構すごい。でも1週間で更に1.2上げるなんて、普通に考えれば絶対に無理です。担当者さんは「頑張ってたくさんレバー食べてください!」と励ましてくれました。わかりました。レバーは嫌いだけど、毎日意地でも食べ続けてやります。ここが頑張りどころです!
退院後、ひたすら鉄増強メニューを食べ続けました。レバーだのひじきだの大豆だの、とにかくできる限り鉄を摂取。好きなものが食べられないダイエットは辛いけど、嫌いなものを食べ続けなきゃいけないことも、相当キツイことを知りました。でもとにかく頑張った。
そして1月30日。悲しいことに、前日夜から生理が始まってしまいました。あぁ、大切な血がぁぁ。心電図の際に治験担当者さんにその旨を伝えると、半分諦めモードに入ってしまいました。そりゃそうだよね。私だって、我が身ながら嫌になるもん。親身になってくれたのに、ごめんなさい…。
心電図,尿検査,血液検査,骨シンチの造影剤注射を終え、しばらくは時間潰しです。1時間くらいしたとき、担当者さんが現れました。
「えりんぎさんっ、大丈夫でした!11以上あったんですよ!」
うわぁっっ。私は「本当ですか!?頑張った甲斐ありました~っ」と狂喜乱舞(笑)。尿検査は生理中のために再度受け直すことになったのですが、これでほぼクリアです。その後、血圧,体温,身長,体重を測定し、骨シンチの撮影を終えて終了。データが揃った時点で、診察となります。
なんだか話が長くなりすぎてごめんなさい。次で終わらせます。
<3に続きます>
手術の3日後、治験の担当者(看護師)さんから、内容についての詳しい説明を受けました。とてもわかりやすく説明していただき、すべて納得できました。が、説明を聞きながら、どうしても不安なことが…。
「私、血中色素が低いんですけど、大丈夫なんですか?」
担当者さんは、特に問題なさそうに「10あれば大丈夫なはずですよ」と答えてくれました。
え?私、2ケタなんて絶対にありませんよ?下手したら7前後まで下がりますけど。その旨を伝えると、彼女は慌てて電子カルテで私のデータを確認しました。ここ3ヶ月はずっと『8.3』でした。
はっきり言って、問題ありすぎです。このままじゃ絶対に無理な状態です。とりあえず説明は全部受けましたが、治験開始前のスクリーニングをちょうど1週間後までには受けなければならないそうです。経口薬と注射でドーピングしたって、そんなに上がるわけないよ…。担当者さんが主治医と相談してくれるとのことでしたので、その場はそのままお任せしました。
そして夕方、再度担当者さんが病室に来てくれました。治験を別にしても、貧血は治さなければいけないものなので、今日の夜から薬を飲むように、との主治医の判断だそうです。早速その晩から鉄剤を飲み始めました。―――が、撃沈。副作用に胃が耐えられませんでした。
結局、翌日からは薬の量を半分にして飲むことに。素人が考えたって、こんなんで数値が急上昇するわけがありません。注射の話もないことから、主治医は諦めているんだろうと思いましたが、担当者さんは「何とか上がってほしいですね」と応援してくれました。
その後担当者さんは製薬会社と打ち合わせて、治験前のスクリーニングの期限を延ばしてもらってくれました。骨塩量測定とCTは退院翌日に終わらせ、1月30日に心電図,血液,尿,骨シンチの各検査を行なうとのことです。
退院前日、現時点での血中色素を検査したところ、『8.8』まで上がっていました。3日間で0.5というのは、結構すごい。でも1週間で更に1.2上げるなんて、普通に考えれば絶対に無理です。担当者さんは「頑張ってたくさんレバー食べてください!」と励ましてくれました。わかりました。レバーは嫌いだけど、毎日意地でも食べ続けてやります。ここが頑張りどころです!
退院後、ひたすら鉄増強メニューを食べ続けました。レバーだのひじきだの大豆だの、とにかくできる限り鉄を摂取。好きなものが食べられないダイエットは辛いけど、嫌いなものを食べ続けなきゃいけないことも、相当キツイことを知りました。でもとにかく頑張った。
そして1月30日。悲しいことに、前日夜から生理が始まってしまいました。あぁ、大切な血がぁぁ。心電図の際に治験担当者さんにその旨を伝えると、半分諦めモードに入ってしまいました。そりゃそうだよね。私だって、我が身ながら嫌になるもん。親身になってくれたのに、ごめんなさい…。
心電図,尿検査,血液検査,骨シンチの造影剤注射を終え、しばらくは時間潰しです。1時間くらいしたとき、担当者さんが現れました。
「えりんぎさんっ、大丈夫でした!11以上あったんですよ!」
うわぁっっ。私は「本当ですか!?頑張った甲斐ありました~っ」と狂喜乱舞(笑)。尿検査は生理中のために再度受け直すことになったのですが、これでほぼクリアです。その後、血圧,体温,身長,体重を測定し、骨シンチの撮影を終えて終了。データが揃った時点で、診察となります。
なんだか話が長くなりすぎてごめんなさい。次で終わらせます。
<3に続きます>