千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

パリ日本文化会館と磯村尚徳・初代館長

2024-03-12 12:35:15 | 日記
『パリと東京に互いに文化会館を建てましょう』との構想は1982年、当時のフランス大統領フランソワ・ミッテランが来日した際に
鈴木善幸首相(当時)との会談の時でした。
 その後、互いの国の事情で会館が建てられるのは遅れましたが1997年にパリに日本文化会館が開設。
セーヌ川の畔、エッフェル塔の並びに立派な『パリ日本文化会館』が建ちました。
 それを待っていた私は『是非、囲碁講座を開設して欲しい』と願い出て、受け入れてくださったのが初代館長の磯村尚徳氏。
そこには当時フランス大使であった松浦晃一郎氏(のちのユネスコ事務局長)の大きな力添えもありました。
 囲碁講座開設。現在も続いている国外で一番長く続いている『日本の囲碁講座』です。
貴重な存在になりました。
 そこで日本の囲碁、文化に触れ日本に興味を持ってくれた人も多いです。
奇しくも、今、その講座で後を覚えた青年が日本を旅行中。
日本に憧れ、魅せられ、1週間の滞在で『住みたい!!!』と熱狂してます。
 コンクリートの立派な箱物を建てるような方法から、少しだけ、日本文化を人から人に伝える事に目を向けてくれたら。。。
と願ってしまいます。
 
 磯村尚徳初代館長のミサが先週末、行われました。

 
 セーヌ川の前に建つパリ日本文化会館の玄関より
 
 
 パリ日本文化会館へ着く寸前のメトロからの景色。
 窓の落書き、セーヌ川、エッフェル塔。
 パリらしい。。。。。。
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