自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

「金山平三展」、「いわさきちひろ展」

2012-05-02 | 展覧会

天気がよければ六甲山にでも行こうか、と予定していた連休の谷間の2日、あいにく小雨の朝だったので、兵庫県立美術館に出かけることにしました。

特別展の「金山平三展」(会期は5/20まで)と「コレクション展」(会期は6/24まで)、「いわさきちひろ展」(会期は5/6まで)です。

 

金山平三は神戸出身。県立美術館には常設の展示室があって、所蔵している540点あまりの作品を順次展示しているので、今までだいぶ観ています。

今回は他美術館や個人、企業所蔵の作品を含め、約180点の展示。
「移りゆく時間の中で描く日本の風景――日本の印象派 金山平三」というタイトルがついています。

自分の家や旅先の宿の窓から、あるいはその景色の前にたたずんで眺めているような、すっと入り込める作品が多いと感じました。

今回も美術館から自宅への絵メールを利用しました。

 


「コレクション展」は美術を見る8つのポイントをピックアップ。それにそって所蔵品が展示されています。

たとえば、
ポイント1は いちばんリアルな絵はどれ?
ポイント2は イズムを読みとれるか?
ポイント3は どんな事件/体験? どんな記憶/記録 
等々です。

?クエスチョンマークがついているので、考えたくなります。 でも難しいです。
だから、解説を先に読んで、「そうなんだ」と、納得する^^で済ませました。




ギャラリー館で開かれていたのは「いわさきちひろ展」。
あの誰でも見たことのあるやわらかいタッチの作品135点の加え、復元したアトリエ、お気に入りの洋服、画家になるか、書家になるか迷うほど達筆の書などが展示されています。


また、約20分のちひろさんを紹介する映像も見られます。
この優しく穏やかな作風の絵からは想像もできない日々があったことがわかります。


ちひろさんの絵を見て、心和まない人は少ないでしょう。

はっきりと描きこまれていない目をした子どもたちは、見る側の思いで、笑ったり、悲しんだり、喜んだり、さびしがったりして見えます。

 

 


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