徘徊老人のひとりごと 熱海日乗（平成２９年６月２７日、火曜日、曇り）

　　今朝、起きたらヒヨドリが鳴いている。
　　　　　　　　
　　　　　　　　先日の大雨でヒヨドリの巣はどうなったかと覗いてみると
　　　　　　　　巣はあるがヒナの姿が見えない。
　　　風呂に行った帰りに５階の廊下から見ると
　　　　　　　　
　　　　　　　　一羽が庭で生存していた！
　　　　　　　　まずはよかった、よかった。
　　　午後から今日は老人大学の日なので、出かけて、買い出しして戻って
　　　また５階通路から覗くと二羽が枝に止まっていたのでカメラを取りに行って
　　　　　　　　
　　　　　　　　やはり三羽全員無事なのは無理だったのかな～～～。
　　　　　　　　
　　　　　　　　元気がないと生きてはいけない！
　　　　　部屋にもどり買い出ししたものを冷蔵庫に入れたりして
　　　　　ベランダに出てみると
　　　　　　　　
　　　　　　　　五階の中庭からワタシの庭に出来ている壁の上まで出て来ていた。
　　　　　　　　「お前、カラスに見つかったら一発であの世行きだぞ！
　　　　　　　　　ここにいちゃ～～だめだから降りろ～～～！」
　　　　　　　　
　　　　　　　　　この爺さん、なに言っているの？といたいけな目で見つめられた。
　　　　　　　　そのあと、あぶなかっしい羽ばたきで柵の外に飛んで落ちた。
　　　　　　　　あ～～～っ、知らねえぞ～～～！
　　　　　　　　親鳥が飛んで来て、しきりに鳴き声をあげるけれど、
　　　　　　　　クチバシでヒナをくわえて安全なところに運ぶことができない。
　　　　　　　　カラスやトビにみつからないように願うばかりだ。

徘徊老人のひとりごと 倫敦非日乗の旅（平成２９年６月２０日、火曜日、晴れ）その２

　　　　さて、ビッグ便をしてスッキリしたところで大英博物館に直行だ。
　　　　だが、行くには何を使って行くか？
　　　　エアポート・エキスプレスだとロンドン市内までは２０分くらいで行くことが出来る。
　　　　でも料金が２５ポンド（約３７５０円）くらいする。
　　　　ワタシには急ぐ理由はないから地下鉄で行くことにした。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　空港から地下鉄ピカデリー線に乗ってホルボーンという駅で下車。
　　　　表示案内に従って地上に出て、町角の案内地図板を見ながら大英博物館へ。

　　　　　　　　
　　　　　　　　大英博物館！
　　　　　　　　大英帝国ロンドンが世界を席巻していた時代に英国人が世界中から
　　　　　　　　かき集めた財宝や史跡や土産品などなど膨大な品が収蔵されている。
　　　　　　　　独断と偏見だがイギリス人には収集癖と寄付癖がある。
　　　　　　　　だから収集しては寄付する繰り返しの結果、
　　　　　　　　大英博物館の所蔵品となったのだ。
　　　　　　　　（これも偏見だが）
　　　　　　　　所蔵品のなかには略奪して収集したものもあると言われている。
　　　　　　　　世界最大の泥棒博物館とか戦利品博物館と陰口を言われているのだ。
　　　　　　　　歴史遺産だから返してほしいとの要求もあるが
　　　　　　　　返却する意志はないのだそうだ。
　　　　　　　　その罪滅ぼしのために入場も無料にしてあるのだとも・・・・。
　　　　　　　　まっ、詳しい話しやなにが正しいかはワタシにや分からないが

　　　　　　　　これって十分怪しい博物館じゃないですか～～～！
　　　　
　　　　　　　　怪しい博物館好きのワタシにとって、これは「行かねばならぬ！」と
　　　　　　　　今回の旅になったのだ。

　　　　　　　　今日は入場者が沢山いて、柵の外で結構列ができていた。
　　　　　　　　それでも列は順調に進み荷物検査を受け、館内に。
　　　　　　　　大英博物館では、今、広重展が開催されているが、これは有料なのでパス！
　　　　　　　　
　　　　　　　　大英博物館で一番有名なのは「ロゼッタ・ストーン」だと言う。
　　　　　　　　だから人だかりがしている。
　　　　　　　　台湾、韓国、日本のツアー客が案内人の解説を聴くため集まるからだ。
　　　　　　　　ワタシなんかには、タダの石のように見えるのだがな～～～。（笑）
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　エジプトのミイラは人気がある。
　　　　せっかく大英博物館の怪しいものを見に来たのだから探したら
　　　　　　　　
　　　　　　　　ありました！
　　　　　　　　日本製、人魚のミイラ！
　　　３月８日に千葉にある国立民族博物館で開催された「見世物大博覧会」に見に行った時
　　　展示されていた「人魚のミイラ」はヨーロッパに輸出されていたとの解説があったが
　　　これがそのミイラだろう。
　　　棚の下の方にあった！　
　　　下半身はシャケを使ってんだよな～～～～。
　　　上半身は子ザルだというのだが、これはチト鼻が高いので、どうだろう？
　　　ともあれ、怪しさを確認できた！
　　　　　　　　
　　　　　　　　これも怪しいよな～～～。（笑）
　　　　　　　　
　　　　　　　　中庭にある建物の二階にはレストランと特別展の会場がある。
　　　　　　　　レストランは高そうなので
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　中庭のカフェコーナーで
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　ラガー・ミーンタイム・ロンドンと言うビールと
　　　　　　　　アップル・タルトで昼飯　７ポンド４５（約１１００円）
　　　　少し休憩し、そろそろホテルに行こうと歩いてホテルまで。
　　　　ハイドパークとパディントン駅の中間にあるホテルに。
　　　　　　　　
　　　　　　　　外観はいいが予約した部屋は地下の部屋でエアコンもない小さな部屋。
　　　　　　　　これで一泊１万３千円は高い！
　　　　　　　　でも地下は夏は涼しいし冬は暖かいのだろうな～～～と・・・。
　　　　　　　　アメニティーはなにもない。
　　　　　　　　歯ブラシ持参してよかった～～～！
　　　　　夕方、近所のパブに行ってカウンターでビールを頼み、
　　　　　カウンターで飲みながらつまみを取ろうとしたら、
　　　　　食べる人はテーブル席でと言われた。
　　　　　なるほど、ロンドンの飲み屋のシステムはそうなんだ～～～と
　　　　　フィッシュ・アンド・チップスを注文
　　　　　　　　
　　　　　　　　まずはロンドン初日にロンドン名物のフィッシュ・アンド・チップスが
　　　　　　　　これか～～～～～！
　　　　　　　　ビールを２杯　１１ポンド（１６５０円）
　　　　　　　　フィッシュ・アンド・チップスが１３ポンド（１９５０円）
　　　　　　　　しかし、物価が高いな～～～～～！！
　　　　　　　　と、今夜はこの辺で退散し寝たが
　　　　結局、今日はずいぶん歩いた。
　　　　スマホの万歩計は１４３９１歩（１０キロ）
　　　　朝、ロンドンに到着してからもよく歩いたもんだ。
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　

徘徊老人のひとりごと 倫敦非日乗の旅（平成２９年６月２０日、火曜日、晴れ）

　　　そう言えば、成田からバンコクまでの便の乗り込みを待っている時に
　　　警察官なのか法務省の係官なのか制帽を被った係官に連れられて
　　　手錠は掛けられていないから、おそらく不法就労が見つかって国外退去処分にあった
　　　であろう三名が、搭乗の際に一番最初に乗りこんでいった。
　　　その三名はワタシと同じ一階の最後部の席だった。
　　　彼らは最後部の左側の三列の席だったが、悪びれる風でもなく
　　　「しょうがねえな～～～。国に帰るか～～」という程度で楽しそうだった。（笑）
　　　タイ人ではなさそうだった。

　　　さて、バンコクからロンドンまでは午前１時１０分発だ。
　　　　　　　
　　　　　　　このところロンドンは安全に問題があるのでロンドンへの旅行者が少ないか
　　　　　　　と思ったら、搭乗ゲートの天井のガラスに映っている通り
　　　　　　　搭乗客でいっぱいだ。
　　　　　　　バンコクからロンドン・ヒースローまでもエアバス３８０だ。
　　　　　　　バンコクからロンドンまで１２時間のフライトだから大変だ。

　　　出発して安定飛行に移るとアイスクリームが出た。
　　　モニターで今度はインド映画の「ＰＩＮK］という題名の映画を観たり
　　　眠ったりして到着二時間ほど前になると
　　　　　　　
　　　　　　　朝食が出た。オムレツにマッシュルーム、ソーセージ、トマトが添えてあり
　　　　　　　クロワッサン、ジュース、ヨーグルトが付いている。
　　　　　　　なんだかずっと食べ続けている感じだ。
　　　　　　　
　　　　　　　飛行機はドーバー海峡を越えていよいよロンドンに。
　　　　　　　定刻通りにロンドンに到着した。

　　　　腕時計を見ると、え～～～っ！液晶画面が消えている！
　　　　ボタンをいろいろ押してみても液晶が回復しない。
　　　　時々、こういうことがあるので、今回もアナログの腕時計にしようか迷ったのだが・・・。
　　　　
　　　　えっ、えっ～～～～～～～～～！

　　　　まあ、腕時計がなくてもスマホの時計があるし、時間をしりたきゃ～、
　　　　ヒトに訊けばよいとあきらめることにした。
　　　　ヒースロー空港には午前７時１５分に到着し、到着ゲートには７時半頃に着き、
　　　　二階のビジネスクラス席の人を最初に降ろし、そのあとにエコノミー客だから
　　　　空港に入るまで時間が掛る。
　　　　そして空港のイミグレーションには長蛇の列だ。
　　　　同じ時間帯に約五百人を乗せたエアバスが３機も到着し、それ以外にも
　　　　飛行機が到着しているのでイミグレを通過するまでに１時間近くかかった。
　　　　だが、ワタシの今回の旅の目的は博物館と美術館に行くだけなので
　　　　急ぐ必要はないのだ。
　　　　博物館や美術館の開館時間はだいたいが午前１０時だからだ。

　　　　取りあえず、イミグレを通過し、市内に向かう前にトイレに行って
　　　　ＢＩＧＢＥＮをした。（笑）
　　　　ロンドンの象徴のビッグベンに負けないＢＩＧ便だった。（笑）
　　　　♪♪は～～るばる来たぜ　ロンドン　♪♪

　　　　　　　

徘徊老人のひとりごと 倫敦非日常の旅（平成２９年６月１９日、月曜日、晴れ）

　　　通常通り早起きし、光が丘公園を徘徊した。
　　　　　　　　
　　　　　　　　東京のハイドパークを言われる光が丘公園だ。
　　　　　　　　（だれもそんな事は言っていない）

　　　徘徊から戻り、朝食後、洗面所の水道排水パイプを分解し義歯を探したが
　　　流れてしまって見つからなかった。

　　　さっそく、知人のＴ先生にメールして、
　　　成田空港の行く前に飛び込みで義歯を作ってもらうことにした。
　　　志村けん風に
　　　　　　「わりいね、わりいね」と言って義歯を作ってもらった。

　　　広尾から東京駅に出て、東京駅の八重洲口からＪＲの成田空港行きバス（１０００円）に
　　　乗って成田空港に向かった。

　　　使う航空会社はタイ国際航空のＴＧ６７７　午後５時２５分発バンコク行きだ。
　　　　　　　　
　　　　　　　　使用機材はエアバス３８０。例の二階建の航空機だ。
　　　　　　　　
　　　　　　　　もちろん、今回はエコノミー・クラスだ。
　　　　　　　　運よく４列席の二席が空席だったので、のんびりできた。
　　　　　　　　
　　　　　　　　取りあえずビールを飲むと
　　　　　　　
　　　　　　　　格安航空会社ではないので、エコノミーにしては食事が良い。
　　　　　　　　チキンカレーにまるでＡＮＡ便のように「茶そば」が付いていた。
　　　　　　　　ビールは今度はタイ・ビールを注文し、
　　　　　　　　コーヒーの代りに赤ワインを飲んでウトウトしながら
　　　　　　　　映画「相棒」を観ていると
　　　　　　　　タイ時間午後１０時にタイ・バンコクの国際空港に到着した。
　　　　　　　　約７時間のフライトだった。
　　　今度はロンドンに向かう飛行機に乗り継ぎだが、乗り継ぎ時間まで約３時間あるので
　　　固まった体をほぐすため空港内を徘徊した。

　　　この日（６月１９日）は朝、光が丘公園を５キロ徘徊し、成田空港を徘徊し
　　　タイの空港を徘徊したのでスマホの万歩計は１１４３２歩（８キロ）になった。

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗（平成２９年６月１８日、日曜日、曇り）

　　　　明日からロンドンに出かけるし、今日は「家主さん」の誕生日なので上京した。
　　　　　　　
　　　　　　　家に行く前に東京都写真美術で
　　　　　　　「ダヤニーシン」～インドの大きな家の美術館～　　と
　　　　　　　「世界報道写真展２０１７年」を見た。
　　　　　　　世界報道写真展は圧巻だった。
　　　　　　　世界の現実を目の当たりにした。
　　　　　　　
　　　　初めて
　　　　　　　
　　　　　　　恵比寿ガーデンプレイスに来たので
　　　　　　　エビスビールで一杯やりたいところだが、酒は控えて
　　　　　　　
　　　　　　　ワンタン麺を食べた。

　　　家に着いて、「家主さん」の誕生日を軽くお祝いの家飲みをした。
　　　そして、歯を磨こうと部分義歯をはずし、義歯を洗おうとしたら
　　　ポロリを義歯から後付けした義歯が抜け落ち排水溝の中に消えて行った。

　　　ヤバイ！

　　　明日から旅に出るのにどうする！？どうする！？　

　　　想定外の事が起きるのが「旅」だよな～～～。
　　　だから「旅は非日常か～～～」