いつまでも、いきいき元気

最高の贅沢は健康と若さ!キレイの基本と体への思いやり情報を中心に、情報を提供

★上手な顔そりのポイント 週に一回、風呂上がりに

2011年08月02日 | 健康情報
人の毛には大きく三つある。髪やひげなどの「硬毛」、腕や足、背中などに生える

「中間毛」、そして、うぶ毛といった「軟毛」。

うぶ毛はメラニン色素が少ないので見えにくいが、体全体にびっしりと生えていて

顔にもある。毛がないのは手のひらと足裏くらい。

◆顔のうぶ毛をそるのはいいことなのか?

東京・六本木で女性専門の皮膚科を営む赤須玲子・赤須医院長は

「良いことが多い一方、悪いことはほとんどありません」と話す。

一つはにきびや吹き出物の予防になる。

皮膚には「皮脂腺(ひしせん)」という脂を分泌する組織があり、脂が毛穴を

伝わって皮膚の表面に出る。うぶ毛があると、脂が毛を覆って、ほこりや細菌が

付きやすくなる。それがにきびの元になるというのだ。

赤須医院には、にきびで悩む思春期の女性もやって来る。

顔そりを勧めたところ、肌がきれいになった患者も多くいるという。ほか、

・メラニンがなくなることにより透明感が増す
・化粧ののりが良くなる
・なめらかにすべすべになる

この3項目で、顔そりで肌がさっぱりした理由が納得できた。

◆そる頻度は? 

赤須さんは「頻繁にそりすぎると毛が濃くなることがあります。1週間に一度ぐら

いがいいでしょう」と教えてくれた。

ただ、そった後にひりひりするなど肌が弱い人は使用を控えた方がいいという。

うぶ毛には日光を遮る紫外線カットの役目はないのか。

赤須さんによると、効果はほとんどなく、逆にうぶ毛が生えていると、日焼け止め

が肌につきにくくなったり、汗で流れて落ちやすくなったりするという。

◆そり方のコツ

関西や関東を中心に約70店舗を持つ女性の顔そり専門店「ビューティーフェ

イス」統括マネジャーの渡辺美穂さんによると、クリームを顔全体ではなく部位

ごとに付けてそることを勧める。クリームが乾燥した「空ぞり」で、肌が傷つく

のを防ぐため。

カミソリを持たないもう片方の手で、肌を引き伸ばしながらそるのも重要。

そりやすくなると同時に、そる前ににきびなどの突起物を確認ができるからだ。

皮膚が柔らかい風呂上がりに、15~20分かけてそるのがいいという。

◆どのようなカミソリが、いいのだろうか?

赤須さんは、部位に応じて刃が長いものと短いものの使いわけを勧める。

新たな刃を使うときや慣れていないときは大切な顔を傷つけないように、

まず腕などのうぶ毛をそってみて刃のキレを少しなくすのがいいという。

●インフォメーション

カミソリ業界大手の貝印(東京)は、女性用カミソリとして

「マユ用」「フェイス用」「ボディ用」のほか、今年4月から新たに「うぶ毛用」

(2本入り231円)を発売した。刃先を従来の製品より薄くし、角度を鋭く

改良した。より寝かせて毛をそることで、うぶ毛を根本からとらえ、肌にかかる

力を軽減できるという。

(2011年8月2日 朝日新聞)


ブログランキングにクリックお願いいたします!