そもそもライドシェア(Ride Share)とは自動車の相乗りサービスを意味し、他の利用者と座席をシェアして使用する仕組みです。
ライドシェアは自動車の相乗りサービスとして、世界では急速に普及してきているサービスです。
しかし日本では営業許可がない個人が自家用車を使って運転するタクシー(=白タク)は、道路運送法の第78条で原則禁止されています。
ライドシェアの問題は、分かりやすく言うと「タクシーとの差」です。タクシーでは当然なことが、現時点の国内ライドシェアの取り決めでは担保されません。
そもそもタクシーは会社が個人に提供するサービスであり、ライドシェアはサービスプラットフォーム上とはいえ、個人と個人でのサービス取引です。
・・・
日本での白タクは原則禁止されていることもあり、不安や心配の声が多く聞こえてきますが、ライドシェアには以下のようなメリットもあります。
- ①タクシーと比較して低料金で移動できる
- ②ドライバーが自家用車を有効に活用できる
- ③タクシー不足による不都合が軽減される
目的地が近い人同士で相乗りしますので、ガソリン代などの交通費は全員で割り勘することになります。
1人でタクシーに乗るよりも支払い料金は安くなります。
そもそもタクシーよりもライドシェアの方が料金は2〜3割安いことが一般的に多く、移動にかかる費用を安く済ませることができます。タクシーは会社が運営する以上、個人収入よりも利益幅をきちんと確保しないといけません。
ただし、今後のライドシェアの乗車料金は需要と供給のバランスによって変動する「ダイナミックプライシング」が採用されると予想されていて、この仕組みによって、運転手が深夜早朝でも利益が確保できるようになります。その分、サービスを利用できる時間帯が広がると考えられていました。
続きます。