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アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1346 みずほ銀行の深い闇

2013年12月17日 | 国内の話題
みずほ銀行がごろつきへの融資をしていたとして、問題となっています。
みずほ銀行は、第一勧業銀行と富士銀行などが合併され、2002年に発足したものです。

その第一勧業銀行、1970年代に第一銀行と日本興業銀行が合併して出来たものです。(ネーミングが安直です)
その2行が合併してから、行内に第一系と勧業系の2派が存在し、ごろつきが跋扈する状態となっていたのです。
そして十数年前、ごろつきたちへの融資(実際には金のバラまき)を検察に暴かれ、銀行の存亡さえ危ぶまれるほどの危機に陥ります。
そのあたり、江上剛著、座礁・巨大銀行が震えた日、に活写されています。
何せ江上剛はそのときに第一勧銀の管理職で、事件の収束とその後の改革に係わった人なのです。

その本によると事件発覚時、行内上部のほとんどがごろつきへのバラまきが始まった経緯を知らず、慣例に従い金を出し続けていたそうなのです。(本によると銀行にごろつきがはびこり出したのは、ずいぶん前に富士銀行と合併話があり、それを反故にしたところにあるようです)
疑問を持っても、ごろつきが怖く、問うこともしなかったのです。(どこだかの事案と一緒です)
頭取や頭取経験者11名が逮捕され、うち1名は自殺に追い込まれました。

第一勧業銀行はこの事件を教訓に、ごろつき勢力との縁をすっかり切ったはずなんです。
ところがこの事件から十数年、また同じ事の繰り返しです。
その間、第一勧銀は前出の富士銀行などと合併し、みずほ銀行とさわやかな行名に変えました。
第一勧業銀行ではイメージが悪すぎるとの判断があったのでしょうか。
また、新たな事件は旧富士銀行のダーティな部分が表出したのでしょうか。

この問題、多くのことを示唆しています。
どんな組織にもごろつきは入り込めるし、実際に入り込んでいる、という事実です。
入り込んだら最後、組織の存亡にまで係わる事態となることです。
ごろつき追放党のボクは、憂慮しっぱなしです。

なお文中のごろつきは、暴力団員、その周辺者、総会屋、エセ右翼やエセなど、雑多なカツアゲ屋(恐喝犯)を含みます。





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