こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「上條小学校校舎が一部耐震基準を満たしていない問題」について

2016-09-29 18:48:40 | 市政&議会報告
明日が泉大津市議会定例会最終日。

議会運営委員会を開き、明日の本会議の運営、12月議会の日程などについて確認。


その最後に議長からの提案で、表記の問題について、市議会として教育委員会に要望書を提出することを確認しました。


コトの経過、概略は以下の通りです。



9月1日に開催された厚生文教常任委員会協議会で「上條小学校校舎建て替えについて」というタイトルで報告がありました。

2010年に耐震補強工事を行った上條小学校校舎の3号館は、そもそもコンクリート強度が不足しており、「耐震補強済みという判断はできない」との大阪府の指摘を受けたこと。

市としても、「コンクリート強度の不足がわかっていながらあえて、耐震補強工事を行った」という当時の教育委員会の判断は「不適切であった」ことを認め、今後の対応としては「早期の校舎建て替えに向けて協議を進める」との考え方が示されました。


要するに、約3千万円をかけた「耐震化工事」が無駄だったということです。

そして「旭小学校の増改築工事をもって市内全小学校耐震化率100%」とした今年度の「施政方針」が根拠を失ってしまいました。



なぜ、このようなことが起こったのか?

当時の直接の担当者の多くがすでに退職されているとしても、徹底して、その経過、要因、背景、そして責任の所在について解明されなければなりません。


本日、議長名で提出することになった文書は、昨日の議員総会終了後、全議員出席のもとで確認したものです。


要望事項は以下の2項目です。


1、大至急、現在3号館にある普通教室、特別教室を他の校舎等に移動し、児童の安心安全を守ること。

2、当事案の経緯について、詳細を解明した上で、責任の所在を明確にすること。またそのことについて、議会に報告すること。
コメント (2)
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