狐の日記帳

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『巴里マカロンの謎』/米澤穂信

2020年06月25日 23時01分29秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、米澤穂信の小説『巴里マカロンの謎』を読んでいました。

 小鳩常悟朗は中学までは望んで知識をひけらかして様々な事件の探偵役をしていたがそんな自分が嫌になって小市民を目指している。
 小佐内ゆきは中学までは復讐の為ならどんな手段も取る過激な性格と行動力だったがそんな自分が嫌になって小市民を目指している。
 周囲は二人は付き合っていると思っているが、小鳩君と小山内さんは小市民を目指す為にお互いを利用する関係。
 でも二人の前に様々な謎と問題が現れて謎解きをしなくてはいけなくなってしまう。
 二人は小市民の星を掴み取ることが出来るのか? 

 高校生達の日常の謎を扱ったコミカルなミステリで、4編の短編集です。
 肩ひじ張らずに気軽に読めるミステリですね。
 軽やかでちょっぴり毒あり。
 面白かったです。

 ギガ・スケールの人間を目指すのは大変だけど、小市民になるのも大変かも。




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