狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

うち靡く春立ちぬらし我が門の柳の末に鴬鳴きつ

2017年03月23日 18時13分11秒 | 季節の御挨拶




 本日3月23日は、ベトナムで胡キリが少帝から皇位を簒奪して陳朝が滅亡した日で、天正遣欧少年使節がローマ教皇グレゴリウス13世に公式謁見した日で、江戸幕府が奉書船以外で海外渡航した日本人の帰国を禁止した日で、パトリック・ヘンリーが「自由を与えよ。然らずんば死を与えよ」の演説を行った日で、ロシア皇帝パーヴェル1世が暗殺された日で、ソビエト連邦が満州国に東清鉄道を有償譲渡する協定の調印がおこなわれた日で、ひめゆり学徒隊に動員令がくだった日で、解散寸前のプロ野球団広島カープが広島県・中国新聞などの再建策提出で存続を決定した日で、中国からの引揚げ第一船・興安丸が舞鶴に入港した日で、児玉誉士夫邸セスナ機特攻事件があった日で、パラグアイの副大統領ルイス・マリア・アルガーニャが暗殺された日で、能登半島沖不審船事件があった日です。
 今この時、星辰は正しい位置に付き、ルルイエは浮上する。

 本日も倉敷は曇りのち晴れでありました。
 最高気温は十三度。最低気温は四度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。



 本日、私は「ほけきょ?」と鳴く輩の鳴き声を確認いたしました!

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
 奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。
 猛き者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。
 哀れ、冬将軍様の天下は終わった!
 冬将軍様よ。落ち武者となって極北へと去るがよい!


 皆様!
 春本番ですよ!
 倉敷に春本番がやってきましたよ!
 「ほけきょ?」と鳴く輩が跋扈しているということはもはや春本番です! 春本番なのです!
 浮かれようではありませんか!
 浮かれ浮かれて浮かれぽんちになってしまおうではありませんか!
 浮かれぽんちになってくるくる舞ってしまおうではありませんか!
 春の本番なのですから。

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事の成否は必ず小より生ず。

2017年03月23日 18時11分37秒 | その他の日記


 テロ等組織犯罪準備罪に関して民進党は廃案を目指すつもりなのでしょうか?
 気に入らない点があるのならば廃案を目指すのではなく骨抜きにしちゃえばよいのに。
 廃案を目指すのならば100点満点になるか0点になるかのどちらかです。廃案にならなかったら成果は0になります。
 でも骨抜きであるならば10点が取れるかもしれないし50点が取れるかもしれないし80点が取れるかもしれない。
 譲るものは譲って得るものは得られるかもしれない。
 ホームランか三振かどちらか一つ、という戦法はそろそろやめにしませんか?
 話し合いをして得るものは得ようとしてみませんか?
 政権側が出してきた案はもうすでに大幅に譲歩している案なのです。
 それでも〇か×かの二つに一つという話し合いを拒否した戦法で突き進みますか?
 それなら成果は0になる可能性がありますよ?

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『赤い航路』

2017年03月23日 15時32分26秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『赤い航路』のDVDを観ていました。

 ナイジェルとフィオナは、結婚7年目の記念にイスタンブール行きの豪華客船で地中海クルージングの旅に出た。
 その船の中でナイジェルとフィオナは車椅子のアメリカ人作家・オスカーとその妻のフランス人・ミミに出会う。
 オスカーはナイジェルにミミとの生活を語りはじめて……。
 そして……。

 監督は、ロマン・ポランスキー。
 出演者は、ヒュー・グラント、クリスティン・スコット・トーマス、ピーター・コヨーテ、エマニュエル・セニエ、など。






 なんともまぁ。なんともまぁなお話なのです。
 最後のひっくり返しがなければ胃もたれしそうなヘヴィなお話なのです。

 人間も動物であって欲に突き動かされてしまいます。
 しかし社会性のある動物なので欲望だけでは動けません。
 しかし、二人だけの関係性においては……。

 なんともまぁ。はた迷惑な二人に絡まれてしまった夫婦のお話なのです。
 絡みつかれて挙句の果てに……。

 性欲を満たすことに貪欲なカップルが行き着いた先に巻き込まれてしまった夫婦のお話。
 重厚感たっぷりでくどくてねっとりとしていて、面白かったですよ。
 楽しめました。

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朝もよし。昼もなおよし晩もよし。その合い合いにチョイチョイとよし。

2017年03月23日 14時52分22秒 | VSの日記



 今朝のこと。

 「日が照つてゐる……」
 さう呟きながら、狐は部屋の隅から枕を巡らして明るい障子の方にその面を向けた。
 南向きといふ事は何といふ幸福な事であらう。
 それは陽の滋養を大半領有する。
 光は今頑固な朝の心を解いてその晴れやかな笑顏のうちに何物をも引きずり込まないでは置かないやうに、こゝを開けよとばかり閉ぢられた障子の外を輝やきをもつて打つてゐる。
 狐はそれに從はないではゐられなかつた。
 手を延べて、しかしなか/\屆きさうもなかつたので半身を乘り出だして、それでも駄目だつたのでたうとう起き上つてまで障子を左右に開らいた。

 日光は柔かに導かれ流れた。
 その光が漸く蒲團の端だけに觸れるのを見ると狐は跼んでその寢床を日光の眞中に置くやうに引いた。
 それだけの運動で狐の息ははづみ、頬に血がのぼつた。
 そして暫く枕についてからも皷動が納まらなかつた。
 「日が照つてゐる……」
 それはほんたうに幸福な事である。

 皷動が全く靜まつて血の流がもとのゆるやかさにかへつた頃、極めて靜かに歩み寄つて來るものを狐は心に迎へなければならなかつた……。
 それは力の強い活力だつただろうか? 
 否!
 暖かいお布団の中でぬくぬくと眠るといふ欲望だつた。
 どうして二度寝するという快楽を侮る事が出來きよう。
 お聞きでないか。あのもの靜かな筧の音を。

 見る通りに外は柔らかい光に満ちている。
 まだ世界は起き出しておらず休止の姿で靜かに默りかへつてゐる。
 狐はお布団の中に潜り込み、ぬくぬくと二度寝の快楽に耽ることにしたのだつた。





 お寝坊してしまいました。
 てへ。

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