川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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錐の嚢中に処るがごとし

2024年03月23日 | 古典・漢籍
無理に世に出ようとするな。天の時を待て。

ゲーテの畏友が言った:

「まことの人は、彼の義務が要請する時と場合においてのみ、世間の舞台に現われねばならぬが、その他では、一個の隠者として、彼の家族の中に、僅かな友人とともに、また彼の書斎の間に、精神の風土に生活しなければならない」

(M・フォン・クリンゲル)

実力もないのに無理に世に出ても、嘲笑されるだけだ。鈴木エイト氏のように。

ーーーーーー

このゲーテ畏友クリンゲル氏の言は、私が好きな史記の

夫(そ)れ賢士の世に処(お)るや、
譬(たと)えば錐の嚢中に処るがごとし。

そっくり。

立派な人間は、キリが袋を突き抜けるように、いずれ世に出るものである。

真理は古今東西を問わない。


 
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