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図工ランド日記

図工ランドの課題を毎週ご紹介
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粘土でつくる動物

2013年03月15日 | 本科みんなの作品ー立体
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粘土で動物をつくってもらいました。
授業が始まると子どもたちは何の動物をつくるかで頭がいっぱい、こちらの説明もなんだか上の空です。
そんな様子を見て、私たち先生は嬉しくもあり悲しくもあり......!
いつになっても動物は子供の心をくすぐる素敵な魔法をもっています。
今回は
芯材で骨組作り→粘土で形作り→絵の具で着色
と盛りだくさんの内容です。
作業が始まると、みんなは慣れない針金に大苦戦。
ですが、苦戦すればするほど新たな発見があるものです。
平面のお絵描き課題ではそつなく動物を描く子どもも、立体的に形をつくっていくといつものようにその動物らしさの表現が出来ない。
なんでだろう...??
平面での作品では一定の角度から見える部分を描いていきますが、立体作品ではそうはいきません。
今回は写真を見ながら作ってもいい課題でしたが、
写真だと向こう側の足がどの様になっているか、お尻はどういう形かわかりません。それぞれ見えている部分からイメージしてもらいました。
倒れない様にはどうすればいいのか?頭と体のバランスは?などなど360度気を配りながらの作業となります。
子どもたちは真剣な表情で図鑑と睨めっこ。
「あっ!!関節はこっち向きだ!胴が長過ぎる!もっと肉がついてる!」など、
ちょっとしたポイントに自ら気付いた時こそ、大きな成長のある嬉しい瞬間ですね。
形が出来上がってくると、今度はその動物を使ってストーリーを考え口々に言い合ったりと、
子どもたちの想像力の豊かさには毎回驚かされます。
小さな子どもたちは小さな手からとてもダイナミックかつパワフルな動物を作り上げ、大胆な色使いで彩ってくれました。
大きなお子さんは、粘土での形づくりは細部までこだわりを見せ、色塗りも細かい模様など一生懸命に表現しようとしてくれました。
楽しみながらも立体造形の大切な <基本> をたくさん学ぶ事ができる課題となりました。
(はやし みよこ)

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