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高石市羽衣保育所 民営化執行停止裁判について

2013-09-11 23:12:37 | 日記
9月10日に大阪地裁に保育所民営化取り消しを求めて提訴したということが
新聞、WEB、テレビで紹介されました。

当事者として、わたしは迷った末に原告に入りませんでした。

裁判というのは未経験でした。
弁護団の方がいろいろと説明くださいました。
我が家の場合、娘は羽衣保育所を今年度で卒園するため
訴訟の理由は「仮園舎で過ごすことになった精神的苦痛」でしか
できないと説明を受けました。

今の仮園舎になって、子供たちに不自由な思いをさせまいと
現職員の方々は懸命に工夫をしてくださっており、
また最後の思い出作りに力を惜しみません。
その姿には精神的苦痛は当たらないのです。



私が一番腹立たしく思っているのは、民営化が必要だとしても
それならば先に民営化を検討したい。検討に入ったとアナウンスがあるべき。
ところが昨年6月に「平成26年度より民営化が決定しました」と。
そのやり方が納得いかないのです。


来年度以降も在園する子供をもつ保護者は訴訟理由に
「精神的苦痛」だけでなく「執行停止」を求めることができます。
わたしはそこを訴えたかった。

もちろん裁判は応援しています。
ただそのような理由と私的な理由から原告にならなかっただけ。


高石市からの表向きの説明では、耐震対策をしなければならないが
全面建て替えするには費用の捻出が困難。
この際民営化をすれば国から援助が出るので市の負担が減る。
とのこと。
耐震補修するより、民営化して建て替える方がこんなに安くつくという
一覧表を示して。
(これも建築に詳しい人が見ると、いろいろとカラクリがありました)


肝は、私の質問にたった一回だけ思わず口をすべらした「人件費削減」

我々も大人です。何が高いって、「人」ほど高いものはないです。
そのくらいわかります。
人件費削減するのが目的、財政逼迫が問題なら、やはり手順を追って民営化を検討すべき。


ところが蓋を開けたら、以下のサイトに書かれていますが
仮園舎の建設に14億円で土地を買収したのです。



数年前には公立保育所は3園+1園(羽衣、綾園、加茂、松の実園)残すと宣言しておきながら、加茂民営化。
またその後、突然の羽衣民営化。
まあ政治とはそんなものなんでしょうかねえ。

来年の3月、保育所の先生も全員卒業です。
4月からは総替わりです。
在園児童(現0~4歳児)は4月になると引き継ぎの数名の先生を除き
全員知らない先生です。

市に対し、パート職員の保育士を残して欲しいと要望をしています。
嘘か本当か検討はしてくれているようです。



でも、やっぱりどう考えてもやり方が「気に食わん」わ。
大人ってそんなもんなんやろなあ。
本質論、正論を唱えるのは学生だけか。
ドロドロした世界で、美しく取り繕うのが大人なのか。


公立が絶対に良くて、
民間保育所が良くないとは思いません。
上の子は泉大津市の私立保育園でした。
今でも通わせてよかったと思っています。

今回のやり方が正しいもしくは許される妥当な範囲なのかを問いたいです。


裁判の行方を見守っていきます。




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高石市公立保育所を残す会


こちらのサイトに書かれている記事を抜粋しますと以下の通り。


<保育所民営化取り消し求め提訴しました>

本日平成25年9月10日、羽衣保育所の保護者47世帯77名は、
高石市が市立羽衣保育所を来春に廃止して民営化することを決めたのは
一方的で不当だとして、同市に廃止処分取り消しを求める訴状を大阪地裁に提出しました。


<仮園舎建設のために14億円>

羽衣保育所の仮園舎を建てた土地について、高石市が約14億円で買い取った事実が
4/11付の読売新聞泉州版に掲載されています。

来年度以降、民間への売却を模索するそうですが
現在の固定資産評価額は2億円に満たず、固定資産売却損の発生は避けられない見込み。
ということは、羽衣保育所の民営化には、実は莫大な費用が発生したことになりますね。
そこまでして民営化する意味はあるのか??甚だ疑問です。

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HPやブログを更新しているのも保護者です。
全国で初めての民営化阻止裁判を起こしたのも高石市の保護者でした。
当時は東羽衣保育所の民営化問題でした。
まさか自分の保育所が同じことになろうとは思っていませんでした。
コメント
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