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妖精の消えた空

世界は優しくなんかない。

いあ!いあ!

2005年04月27日 20時41分54秒 | 軍事ニュース
まずは何も訊かずにこのスレに目を通して頂きたい。
そしてこのサイト(英語)をご覧になって頂きたい。


…ヤベェ。
短距離離陸次世代軽MRF(STALMA)プログラムは、 90年代後半に軽戦闘機計画(LWF)によって開発されたF-16CやF/A-18Cを代替するために1989年に開始されました。
Stalmaはブッシュ政権下における米空軍のMRF計画の候補となります。
これはMRFの操作及び機動性、制空権の確保や深攻作戦任務に必要な低被発見性、航続力を示します。
それを証明するために、2003年までに2500万ドルのコストで生産開始することを1992年にSTALMA計画の目標として定めました。


…彼等は本気なんでしょうか。本気なんでしょうね。恐ろしい。

STALMAの高度な設計は1994年八月から行なわれました。
1995年には、基礎的な外形が数値流体力学によって固定されました。
重要部の構成設計は1997年までに完了しています。
初期の設計は従来の手段を利用することで行なわれました。
詳細設計とコンポートネントはCAD/CAMを利用して行なわれました。
開発と生産技術の完成はシミュレーションと分析のためのSGI、デザインにCATIAを使うIBMワークステーション、および様々なCFD/FEAの結果に基づいています。
Stavattiは1998年9月にSTALMAシリーズへF-26という開発コードを割り当てました。

プロトタイプ初号機であるYF-26(YF-26 PAV-1)は2005年、原型二号機(YF-26 PAV-2)は2006年ののロールアウトを計画しており、十機の生産代表テスト機(PRTVs)が計画されています。
5000時間中2500時間の生産/一致フライトテストプログラムが完了した頃、最初の生産代表試験機(PRDA)が2007/2009年に低率初期生産により生産されます。
F-26STALMAは、単座多用途戦闘機(F-26S)と複座戦闘機/練習機(F-26T)のバリエーションが生産されます。


初号機が今年ロールアウトですかッ?!
やばい、本当にコレが出来上がるならかなり本気で見てみたい。
というか、色々と採用予想図みたいなCGがギャラリーコーナーにあるんですが、何故か日の丸つけて海洋迷彩施したこいつの姿が…。
…日本にも売り込みかけたいのかこいつら。

ちなみにこの会社、このF-26とは別に"F-187"という機体のプランも提示しています。
詳細はここをご覧下さい。
…ええ、俺は噴きましたとも。
ツッコミ所満載というかもはやツッコメない所がないくらいなんですが。



ともあれ、俺はこの会社の虜になってしまいました。
いあ!すとらま!

尼崎脱線衝突事故

2005年04月25日 23時42分06秒 | その他ニュース
電車脱線、52人死亡 417人けが 兵庫のJR宝塚線 (朝日新聞) - goo ニュース

未曾有の大惨事…。
ニュースを目にした途端、呆然としてしまったのを覚えています。
今は犠牲になった方々のご冥福を祈るばかり…なのですが…

置き石多発、非常ボタン押すいたずらも JR宝塚線
 快速電車の脱線事故が起きたJR宝塚線では、昨年1月以降、線路上に石や自転車が置かれる危険行為や、踏切の非常停止ボタンが押されるいたずらが相次いでいた。兵庫県の尼崎市と川西、伊丹、宝塚の4市で今年2月までに11件にのぼり、置き石や置き自転車については県警が威力業務妨害容疑や列車往来危険容疑で捜査している。

このような事件が多発していたとの指摘があり、また、脱線したと思われる地点の更に10mほど手前には、車輪が異物を踏み潰したような粉砕痕が存在したり、通常ありえないような白っぽい粉がレール上に散らばっていたとの証言がある。
さらにこんなニュースも。

線路立ち入りで1万人影響 大阪 JR東海道線

 24日午前11時50分ごろ、大阪市淀川区のJR東海道線尼崎-塚本間で、網干発野洲行き快速電車の車掌が線路脇を歩いている黒い服を着た人影を発見、新大阪総合指令所に通報した。JR西日本は上下線で一時運転を見合わせた。

現場付近でこのような不審人物の目撃もされているわけで…。

もしこの事故の直接原因が置き石によるものであったとするなら、犯人は決して許されるものではありません。少なくとも俺は絶対に許さない。
まあ刑法で死刑もしくは無期懲役と定められているわけですが。

刑法第十一章 往来を妨害する罪
第百二十六条   【 汽車転覆等及び同致死 】
第一項 現に人がいる汽車又は電車を転覆させ、又は破壊した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。
第二項 現に人がいる艦船を転覆させ、沈没させ、又は破壊した者も、前項と同様とする。
第三項 前二項の罪を犯し、よって人を死亡させた者は、死刑又は無期懲役に処する。


ともかく、このような事故は二度と起きて欲しくはありません。

瀬戸際で踊る北の国。

2005年04月23日 20時04分30秒 | 東アジア情勢
<米国>「北朝鮮が核兵器実験を準備」中国政府に警告
 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は22日、米国政府が中国政府に対し、北朝鮮が核兵器実験を準備している可能性があると警告し、実験断念を説得するよう求めたとソウル発で報じた。
 同紙が米政府当局者の話として伝えたところでは、要請は21日、外交ルートを通じた「緊急申し入れ」として中国政府に伝えられた。この中で米政府は、最近の北朝鮮の言動から、核実験の準備が行われている可能性があると指摘。核開発計画は、いつでも実験可能な段階まで進展していると判断しているという。


寧辺の原子炉停止して燃料棒を再処理する、と宣言していたのが今月上旬。
時系列から考えると、もし本当に核実験を準備しているなら、それ以前に何らかの手段でプルトニウムなりウランなりを精製していた事になる。今月上旬に原子炉から燃料棒取り出して再処理して…じゃ絶対間に合わないわけで。
ホントに核実験やっちゃった場合、安保理付託が更に加速される…のかな?
中国としても、これ以上面子を潰されるのは勘弁願いたいところだろう。うまいこと抑え付けられればいいんだけど。

これも毎度毎度の瀬戸際外交の一環、と言ってしまえばそれまでだとは思う。しかし、これだけ六者協議をブッチしてる状況で、果たして北の駄々コネはどこまで許容されるものか。
まったく厄介な火種だなー、としみじみ思う次第だったり。


協議復帰の文書採択目指す 北朝鮮核問題で日米
 【ワシントン23日共同】来月2日にニューヨークで開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、日米両政府が核兵器保有を宣言した北朝鮮を非難し、6カ国協議への即時復帰を強く求める合意文書の採択を目指していることが23日、分かった。米政府高官や日本外交筋が明らかにした。

このようなニュースが報じられるくらいには、状況は悪化しているわけで。
そろそろ実力行使已む無し、の空気かも。

…言葉もないです。

2005年04月21日 20時06分38秒 | 軍事ニュース
<小型機墜落>曲芸用1人乗り、操縦の男性死亡 兵庫
 
 大阪航空局に入った連絡によると、兵庫県豊岡市の但馬空港で21日午前11時20分ごろ、1人乗りの曲芸用小型飛行機が滑走路脇の草むらに墜落、前部を大破し主翼が折れた。操縦していた茨城県小川町、パイロット、岩崎貴弘さん(53)が全身打撲で死亡した。周辺の人家や人に被害はなかった。同空港事務所は午前11時28分から滑走路を閉鎖した。

…ニュースを知ったとき、にわかには信じられませんでした。
あのロック岩崎がこの世を去っただなんて。
「墜落するんじゃないかと思った」なんて言われるほどのクレイジーな飛行、そして現役自衛官時代の伝説の数々。
俺にとっての神様の一人でしたが、まさかこんな…。ただ呆然とするばかり。
神様のフライトを生で目にする機会、これで永遠に失ってしまったのか…。

ただご冥福を祈るばかりです。
きっと、あの世でも思いっきり飛び回ってるんだろうな…。

マダマダ逝くよーッ(略

2005年04月20日 20時34分32秒 | 軍事ニュース
<キティホーク>退役時期延期検討 原子力空母配備見送りも
  米海軍横須賀基地(神奈川県)を事実上の母港とする通常型空母「キティホーク」の後継艦問題で、米海軍は、08年時点での原子力空母配備を見送り、キティホークの退役時期を延期し、通常型空母を継続配備する具体的な検討を始めた。日米政府間協議を通じ、すでに日本側にも伝えた。

キティの退役延期キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
…いや、もうそろそろ限界だと思うんですが。
俺としては次にやってくるCVNは何かなーワクテカ状態だったんですが、まあ色々と事情があったんでしょう。

そういえば、もう一隻の通常空母であるケネディはどうなるんだろう。
当初の予定通り予備役編入なんだろうか。


…とここまで書いて、まだ一度も横須賀に行ったことのない自分に気が付いた。
近いんだし、今度の連休あたりに行ってみようかな。
ちなみに友人宅が厚木のすぐ近くなので、ホーネットは正直見飽き(ry

なんか海賊対策以上のものを感じるような…。

2005年04月19日 22時29分26秒 | その他アジア情勢
米タイ合同演習へ正式参加=災害救援を想定-集団的自衛権に触れず・防衛庁

 防衛庁は19日、米、タイ両軍などが毎年タイで実施している東南アジア最大級の合同軍事演習「コブラゴールド」に、方針通り自衛隊を正式参加させることを決めた。内局、陸海空3自衛隊と統合幕僚会議の隊員25人が、タイ・チェンマイの陸軍基地で5月2~13日に予定される指揮所演習(CPX)に加わる。
 今年はインドネシア・スマトラ島沖地震・津波の救援活動を踏まえ、大規模災害を想定した演習になる。


2001年からオブザーバーとして参加してきたコブラゴールドですが、今年はついに正式参加を表明である。
勿論、災害救援活動の共同演習というのは有益なのは言うまでもない。だが、それ以外のものも隠れているように、私には思える。
ハッキリ言ってしまえば対中牽制だ。

 「コブラゴールド」は、地域紛争での兵力引き離しなど治安維持活動を想定した演習。今年は米、タイ、日本、シンガポールの4カ国計6400人が正式参加する。

東南アジアは、東シナ海と並んで中国が進出を目論んでいる海域にあたる。その区域で「治安維持活動を想定した」演習を行うわけである。対象として想定している相手に、中共の息のかかった武装勢力が含まれているのではないか?とふと思った次第である。
加えて言えば、この演習そのものが中国の南洋膨張の野望に対する無言の圧力、と考えるのはいささか深読みしすぎであろうか。

それにしても、一昔前からは考えられなかったような事が当たり前のようになっている現在に、改めて驚き。世界がまた変わりつつあるのかもしれない。

限界。もう限界。いろんな意味で。

2005年04月19日 21時04分39秒 | 東アジア情勢
元々、このblogは軍事ニュースをメインに世界情勢をたらたら書いていこうかなと思っていたところでした。
しかし、なんというか宿命というか、やっぱりこういう方向に収束するようですorz


親日財産還収法、成立は時間の問題
 李完用(イ・ワンヨン)宋秉(ソン・ビョンジュン)など、親日反民族行為者とその子孫の財産を没収し、独立功労者とその子孫に与えるという「親日反民族行為者財産還収特別法」の成立可能性が高くなった。しかし、過去の行為によって現在の権利を侵害できないという「遡及立法禁止の原則」違反など、違憲をめぐる論争と財産の没収対象と選定の基準をめぐり論争は続いている。



…思わず、物凄い勢いでカレンダーを手に取ってしまった。
今は西暦何年?OK,2005年だよな。うん間違いない。バッチリ21世紀だ。


……
( ゜Д゜)…
半島だけ中世にタイムスリップでもしたんだろうか。
まるっきりヨーロッパの魔女狩りではないか。
というか、コレ近代法を普通に身に付けてる人間が作る法案じゃないぞ。遡及法って時点でまずアウト。本人以外の一族郎党にまで累が及ぶってあたりでさらにアウト。
つーかこれ、成立したらとっても密告社会がやってきそうな予感がヒシヒシとするのですが。
…うん、国連の人権委員会あたりが見逃してくれたらいいね。
しかも驚くべきはこれだけではない。

 ウリ党の崔龍圭、民主労働党の魯會燦(ノ・フェチャン)議員など与野党の議員169人が提出した同法案は法制司法委員会さえ通過すれば、国会本会議は無難に通過するものと見られる。

…169人って。
こんなDQN法案を、169人も雁首揃えて提出するって時点でもうクラクラする。
しかも法成立までのハードルがめっちゃ低い。なにこれ。成立は時間の問題ですか。



横から見ている分には、面白くて仕方ないと思う。
あくまで地球の裏側あたりの遠い遠い国であれば。
神様神様、なんでこんな国がわが国の隣にあるんですかorz~

まだまだ続く瀬戸際外交、そしてお隣は?

2005年04月17日 11時06分07秒 | 東アジア情勢
blogぶち上げたはいいんですが、まだイマイチ方向性が定まりません。
自分の常駐板を考えれば、方向性の収束する方向がなんとなく読めそうではありますがorz

北朝鮮:寧辺の原子炉から月内に燃料棒抽出
 今月上旬に訪朝した米国の朝鮮問題研究者のセリグ・ハリソン氏は、北朝鮮高官が「寧辺の原子炉から使用済み核燃料棒を取り出す作業に今月中に着手し、3カ月間続けると語った」と明らかにした。韓国の聯合ニュースが19日、伝えた。

要するに「核兵器増産するぞー」と脅しをかけているわけだ。
しかし、使用済み核燃料を再処理して得られるのはプルトニウムなわけだが、彼等にきちんとした爆縮レンズの技術はあるのだろうか。
「プルトニウムで核を作るニダ!」と云ってる以上、爆縮レンズそのものの技術はあるんだろうけれど…。

 一方、同氏は、「北朝鮮側は、米国との直接対話を通じて核兵器を現在の水準に凍結することもできるとも語った」と述べた。燃料棒の抽出計画は、北朝鮮が米国を直接対話に引き出すカードに使っている可能性もある。

結局いつもの「直接対話に応じるニダ!」っつう話か。既に見抜かれてますよー。
『ミスター不適切』クリントン前大統領の失態以降、アレを教訓としたアメリカが対北直接対話に応じることは一切ないだろう。特に現大統領であるブッシュ氏の戦略に於いては。
しかし体制の維持を最優先としている彼等には、クリントンを篭絡した前例を以て、再びアメリカから体制保障を取り付けることが悲願である。だからこのような恫喝を行うのだろうが…。

そろそろ安保理提出も有り得るんで、とっとと六者協議に出席表明すべきだと思うのだが。




北の瀬戸際外交はいつものことだが、もっと香ばしくなってきたのがその隣国。


S. Korea rejects U.S. request

 South Korea has turned down Washington’s request to draw up joint military plans against North Korea in case of emergencies, according to a news report Friday.

 South Korea’s National Security Council earlier this year rejected U.S. calls for a contingency plan, which would include a range of military responses against Pyongyang in the event of regime change or mass defections, South Korea’s Yonhap News Agency reported.


韓国NSCがやらかしてしまった。
ワシントンの投げてきた、対北の非常時における共同軍事オプションの作成要求を蹴ってしまったわけだ。
去年には防衛白書の主敵項目から北を外してみたり、ここのところ急速に北への傾斜が強まっている韓国だが、ついに「同胞を攻撃するプランの作成には応じられないニダ」まで来てしまったか。
そもそもこのNSCという組織、『あの』和田春樹の影響力が非常に強いことが指摘されていたりする。"国家安全保障会議"がまるごと親北学者にオルグされているような状態であるわけだ。
そして現在の盧武鉉政権において、このNSCの発言力は非常に高いように見える。




つまり、その、アレだ。
赤化統一の日は近いのかもしれない。あちこちで散々既出かとは思われるが。

開き直り・そして自作自演?

2005年04月16日 03時12分04秒 | 東アジア情勢
先日の北京はじめ各地で発生した官製反日デモ以降、日中間で色々ときな臭い事になっている。

町村外相:反日デモ、在外公館警備に自衛隊員派遣も検討
 町村信孝外相は14日午前の参院外交防衛委員会で、中国の反日デモで日本大使館に投石が行われたことに関連し「(大使館員が)安心して仕事ができるようにしっかりとした警備がどういう形で可能なのか、関係省庁と相談しながら対応しないとならない」と述べ、在外公館警備に自衛隊員を派遣するなどの対策を検討する考えを示した。岡田直樹氏(自民)の質問に答えた。

まるっきり100年前の焼き直しを見ているかのようだ。だとすると通州事件ふたたび…?それだけは勘弁願いたいと思っているのだけれど。
町村外相はじめ、今回の日本の対応は中国に対し一歩も引かず、むしろ謝罪と賠償を求めているくらいの勢いである。これまでのヘタレっぷりからは信じられないくらい。
例によって例のごとく、中国側は「中国政府には責任はない」だの「無許可のデモは認めていない」だのと白々しいわけで、まったく信用に値しない。


…とか色々思っていたら、こんなニュースである。
中国総領事館に脅迫文 かみそりの刃入れ郵便で
 15日午前11時半ごろ、大阪市西区靱本町の在大阪中国総領事館で、かみそりの刃1枚と脅迫文3枚を入れた封筒が、郵便で届いているのを職員が見つけた。
 大阪府警西署の調べでは、封筒は茶色。表面に住所と「在大阪 中国総領事館 御中」と書き、裏面に「在福岡 中国総領事館」とあった。
 在大阪中国総領事館には11日、薬きょうのようなものを入れ、裏面に「反日デモが続けば中国人に危害を加える」といった趣旨を書いて郵送された封筒が見つかっている。


実にアナクロ…いやいや、ノスタルジックな脅迫文。そういえば、数日前には中国銀行「の入っているビル」に金属製のBB弾が撃ち込まれたのだったか。
「"右翼"の妄動や挑戦に、我々中華人民共和国は屈しない。日本は謝罪せよ!」とでもやるおつもりだろうか。
いやいや、憶測で断定するのはよろしくないことだ。
しかし、所謂"街宣右翼"や"過激な右翼団体"の構成員の殆どが韓国もしくは朝鮮籍ということで…はてさて。





おまけ:
プロ市民の陰謀だモナ (世界の中心で左右をヲチするノケモノ)
中国への抗議に関して、なにやら面白いことが発生している様子。どうしよう。眠れないぞ。

もはや"地雷"ではない

2005年04月15日 21時33分48秒 | 軍事ニュース
米陸軍、新型のスマート地雷を配備

これを果たして地雷と呼んでよいものか。
記事でも指摘されている通り、いかにして攻撃対象を特定・捕捉するかが不明であるが、この問題がクリアされているのであれば恐ろしく有用である。
なにしろ友軍はこの地雷が敷設された地雷原を、何もなかったかのように通過できるのだ。
逆に敵が入り込んだときは…
記事で"対人地雷"とされているので、恐らくクレイモアかそれに類するものであると思われるが―それらが一斉に炸裂、文字通りミンチにしてしまうわけだ。
想像するだに恐ろしくはあるが、これまで地雷というモノは相手を区別することのない兵器だった。それが敵兵でなく、友軍、あるいは無関係な一般人であっても破壊を撒き散らしたのだ。対人地雷の犠牲になった子供たちをご存知の方も多いことと思う。
だが、このスマート地雷ならば、そのような不幸な事故を最小限に抑えることができるのではないか。そういう意味では「人道的な」地雷と云えよう。

ただ、地雷の害を拡げているのは、敷設を厳しい管理の下に行っている米国はじめ先進国ではなく、無差別に炸裂する地雷を大量に売り捌く中国のような国家と、それを碌な管理もせずにばら撒く国であることも理解しなければならないと思う。
『地雷撲滅』は正しい訴えだ。無節操に地雷をばら撒く国家に対しては、厳重なる抗議の声を上げる必要があるだろう。


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最初に連想したのが、『HELLSING』6巻でベルナドットが仕掛けたクレイモアトラップ。
アレが、より安全な場所から起爆できるということだろうか。
「俺たちゃケンカ弱いからよ」「おっかねえから正々堂々とケンカなんかしねえぜ軍人さんたちよう」(ベルナドット『HELLSING』)
こう言ってしまうと身も蓋もないが、アメリカ三軍の中で陸軍は最弱である。そして恐らく彼ら自身が、それをもっとも良く知っている。
アメリカという国家が海洋国家の性格を強く持ち、海軍が強力であるから仕方ないことではあろうが。
オマケに先進国の軍隊の例に漏れず、アメリカ軍は兵士の"命の値段"がべらぼうに高い。余計な犠牲は許されない、というわけだ。
それらが背景となって、このような地雷が生み出されたのだろう。