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妖精の消えた空

世界は優しくなんかない。

F-2飛行再開。

2008年01月24日 19時57分49秒 | 軍事ニュース
<F2操縦かん折れ>握り手の接合密着度が低下 飛行再開へ(2008.01.24 18:38 毎日新聞)
> 青森県三沢市沖の太平洋上空で21日、訓練中のF2支援戦闘機(航空自衛隊三沢基地所属)の操縦かんが折れ、緊急着陸した問題で、
>防衛省航空幕僚監部は24日、原因は樹脂製のグリップ(握り手)と、金属製の根元の接合部の密着度が低下して外れていた、と発表した。
> 同幕僚監部によると、長年の使用で、次第に根元から抜けやすい状態となったグリップが、訓練中に外れ、操縦かんが途中から折れた
>ような状態になったという。各基地では、24日から、新たにねじでグリップを確実に固定する作業を始めた。作業が終わった機体から順次、
>飛行を開始する。


ともあれ、大した事でなくて何よりでした。
しかしなんという意外な原因…。というか、スティックってビス止めされてなかったのかと逆にびっくらこいたのですががが

16SS進水。

2007年12月07日 01時14分06秒 | 軍事ニュース
新鋭潜水艦「そうりゅう」進水(2007.12.5 11:57 産経ニュース)
> 海上自衛隊の新型潜水艦「そうりゅう」(排水量2900トン)の進水式が5日、神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所で行われた。
>従来の「おやしお型」(同2750トン)を上回る新型艦の1番艦で、平成21年3月に自衛隊に引き渡され、配備される予定。

> 艦名は第二次世界大戦時の空母「蒼龍」に由来。全長84メートル、幅9.1メートルで魚雷発射管6門を装備。日本の潜水艦では初めて
>「スターリング機関」を搭載し、従来型より隠密行動がとれるという。

> 式典では関係者ら約200人が見守るなか、吉川榮治・海上幕僚長が支鋼を切断すると、船台から黒い艦体が海面に向かってゆっくりと降りていった。


16SS、ついに進水です。
海自初のAIP潜ですが、スターリング・エンジン搭載以外はおやしお型と大きな違いはない模様で…。
まあ、初めてのAIP潜ですし、手堅く行ったという感じでしょうか。本命のAIP新型潜水艦はこの後かなぁ、と。

しかし思い切った命名です。確かに海自の命名基準には反してないんだけど…(潜水艦の命名基準には「海象、水中動物の名」があります)皆「蒼龍」を思い浮かべるよなぁ…。
「おうみ」とか「ひゅうが」とか、海自の中の人も次第に思い切った名前を持って来てるので、そのうち来るかな「いせ」とか「やましろ」とか…。

空自作戦機の稼動体制が元に戻りました。

2007年11月21日 00時30分54秒 | 軍事ニュース

F15も飛行再開=空自(11月20日16時1分 時事通信)
航空自衛隊は20日、米国ミズーリ州で州空軍所属の同型機が墜落した事故を受け、4日から見合わせていたF15戦闘機(約200機)の飛行を再開した。
米軍から「原因は操縦席後方付近の胴体が損傷したため」とする調査結果の連絡を受け、事故機以外に問題はないと判断した。

愛知県営名古屋空港の事故で、飛行停止していたF2支援戦闘機(75機)も16日に再開しており、これで空自の全戦闘機が飛行可能となった。


<F15戦闘機>全国6基地で飛行を再開 防衛省(11月20日19時54分 毎日新聞)
米ミズーリ州で起きた州空軍機墜落事故に伴い4日から飛行を見合わせていたF15戦闘機について、防衛省は20日午後から、全国6基地で飛行を再開した。
安全飛行のための点検作業が終了したためで、17日間の飛行停止期間は過去最長。

10月に愛知県で起きた墜落事故後に飛行停止していたF2支援戦闘機も、16日から飛行再開している。



ともあれ、これで空自の作戦機の体制も完全に回復しました。
さすがに空の守りがいい加減老朽化の進んだF-4EJ改の2個飛行隊だけ…というのは恐ろしいものがありますし。
州空軍のイーグルは単純な老朽化による破損だったようで、空自に於いては構造寿命の管理をきっちりやってれば回避できるんではないでしょうか。
F-2はちょっとややこしい事になりそうですけどね…ヨーセンサとピッチセンサのコネクタ結線違い、しかも普通はできない…となると、意図的なサボタージュも可能性として否定できませんし。

ワシントン、横須賀配備決定

2005年12月04日 10時15分08秒 | 軍事ニュース
横須賀後継、初の原子力空母ワシントン…米が正式発表 (2005年12月3日10時49分 読売新聞)

 【ワシントン=五十嵐文】米海軍は2日、神奈川県の米軍横須賀基地を母港とする空母「キティホーク」の後継艦として、ニミッツ級原子力空母「ジョージ・ワシントン」を配備すると正式に発表した。

 日本に原子力空母が配備されるのは初めて。



というわけで、キティホーク後継はG.ワシントンになったようです。
CVXのテストベッドとなるパパ・ブッシュと入れ替わりで、東海岸側の空母を横須賀に寄越すだろう…というところまでは予測できてたんですが、ワシントンとは。
正直カール・ヴィンソンかリンカーンあたりだろうと思ってました。

横須賀を母港とする原子力空母はこれが初になるわけで、案の定神奈川知事が不快感表明してます。プロ市民もギャーギャー五月蝿く吠え立てるのは予測の範囲内です。
ただしそのプロ市民、必死で動員かけるも人の集まりはさっぱりですw

米軍再編・かながわ:原子力空母配備 1700人、横須賀基地前をデモ行進 /神奈川 (毎日新聞 2005年11月28日)


 米海軍横須賀基地の原子力空母配備に反対する神奈川集会が27日、横須賀市内で開かれた。約1700人(主催者発表)が参加。集会後に米軍基地前をデモ行進し、「原子力空母配備の撤回」を訴えた。
  (略)
 主催者側は東京、千葉などからも動員し「2000人規模」を狙ったが、やや下回った。遠巻きに見ていた元教師の女性(71)は「原子力空母には反対だが、私の現職当時に比べ組合の動員力が落ち、若い人が少ないのに驚いた。日本の若者は米軍再編をもっと自分の問題として考えなければ」と指摘した。


「組合」なんてモノは既に旧時代の化石並の遺物なんだって気付きなさいよ、あんたら。
今更アカだの闘争だの流行らんとゆーに。

ちなみに、既に横須賀にはロス級攻撃原潜が幾度となく寄港しています。
「寄港」と「配備」じゃ色々と差はありますが、原子力艦の実績はあるし配備は既に決定事項だし、今騒いだって泥縄の極みでしょうに。
まあ、とはいっても、その泥縄で騒ぐしかできんのが、こいつらの限界でしょうけど。

F-35A、キャンセル?

2005年11月23日 00時39分04秒 | 軍事ニュース
更新再開一発目がこういうエントリってのもなんですが。

Pentagon said bent on killing F-35 fighter model Friday 18 November 2005, 6:24pm EST
The Pentagon is seeking to cancel the Air Force version of Lockheed Martin Corp.'s (LMT.N: Quote, Profile, Research) F-35, the world's biggest fighter program, a leading defense consultant said Friday.

Gordon England, acting deputy secretary of defense, "is pushing to eliminate one of the three aircraft versions, and the Air Force version is his preferred kill" as a short-term economy measure, said Loren Thompson, citing discussions with senior Pentagon and industry officials.
  (略)
England wants the Air Force to buy the Navy version instead of getting its own, said Thompson.
  (略)



現在3タイプの開発が進行中のF-35のうち、空軍型CTOLのF-35Aの開発を中止しますよ、というのがこの記事の伝えるところのようです。
まだ決定ではないけれど、ゴードン・イングランド国防副長官がA型の開発ストップさせる気満々である、と。
代わりに空軍は海軍型のC型買ってね、という文も見えるような。

…えっと、そうするとアメリカ空軍はF-16C/Dの後継として、F-35Cを導入することになるのでしょうか。
それともF/A-22Aの調達数を上方修正?
どーすんだ、一体。後者を実行できるだけの予算はないと思うんですが、いかにアメリカといえど…。

いあ!いあ!

2005年04月27日 20時41分54秒 | 軍事ニュース
まずは何も訊かずにこのスレに目を通して頂きたい。
そしてこのサイト(英語)をご覧になって頂きたい。


…ヤベェ。
短距離離陸次世代軽MRF(STALMA)プログラムは、 90年代後半に軽戦闘機計画(LWF)によって開発されたF-16CやF/A-18Cを代替するために1989年に開始されました。
Stalmaはブッシュ政権下における米空軍のMRF計画の候補となります。
これはMRFの操作及び機動性、制空権の確保や深攻作戦任務に必要な低被発見性、航続力を示します。
それを証明するために、2003年までに2500万ドルのコストで生産開始することを1992年にSTALMA計画の目標として定めました。


…彼等は本気なんでしょうか。本気なんでしょうね。恐ろしい。

STALMAの高度な設計は1994年八月から行なわれました。
1995年には、基礎的な外形が数値流体力学によって固定されました。
重要部の構成設計は1997年までに完了しています。
初期の設計は従来の手段を利用することで行なわれました。
詳細設計とコンポートネントはCAD/CAMを利用して行なわれました。
開発と生産技術の完成はシミュレーションと分析のためのSGI、デザインにCATIAを使うIBMワークステーション、および様々なCFD/FEAの結果に基づいています。
Stavattiは1998年9月にSTALMAシリーズへF-26という開発コードを割り当てました。

プロトタイプ初号機であるYF-26(YF-26 PAV-1)は2005年、原型二号機(YF-26 PAV-2)は2006年ののロールアウトを計画しており、十機の生産代表テスト機(PRTVs)が計画されています。
5000時間中2500時間の生産/一致フライトテストプログラムが完了した頃、最初の生産代表試験機(PRDA)が2007/2009年に低率初期生産により生産されます。
F-26STALMAは、単座多用途戦闘機(F-26S)と複座戦闘機/練習機(F-26T)のバリエーションが生産されます。


初号機が今年ロールアウトですかッ?!
やばい、本当にコレが出来上がるならかなり本気で見てみたい。
というか、色々と採用予想図みたいなCGがギャラリーコーナーにあるんですが、何故か日の丸つけて海洋迷彩施したこいつの姿が…。
…日本にも売り込みかけたいのかこいつら。

ちなみにこの会社、このF-26とは別に"F-187"という機体のプランも提示しています。
詳細はここをご覧下さい。
…ええ、俺は噴きましたとも。
ツッコミ所満載というかもはやツッコメない所がないくらいなんですが。



ともあれ、俺はこの会社の虜になってしまいました。
いあ!すとらま!

…言葉もないです。

2005年04月21日 20時06分38秒 | 軍事ニュース
<小型機墜落>曲芸用1人乗り、操縦の男性死亡 兵庫
 
 大阪航空局に入った連絡によると、兵庫県豊岡市の但馬空港で21日午前11時20分ごろ、1人乗りの曲芸用小型飛行機が滑走路脇の草むらに墜落、前部を大破し主翼が折れた。操縦していた茨城県小川町、パイロット、岩崎貴弘さん(53)が全身打撲で死亡した。周辺の人家や人に被害はなかった。同空港事務所は午前11時28分から滑走路を閉鎖した。

…ニュースを知ったとき、にわかには信じられませんでした。
あのロック岩崎がこの世を去っただなんて。
「墜落するんじゃないかと思った」なんて言われるほどのクレイジーな飛行、そして現役自衛官時代の伝説の数々。
俺にとっての神様の一人でしたが、まさかこんな…。ただ呆然とするばかり。
神様のフライトを生で目にする機会、これで永遠に失ってしまったのか…。

ただご冥福を祈るばかりです。
きっと、あの世でも思いっきり飛び回ってるんだろうな…。

マダマダ逝くよーッ(略

2005年04月20日 20時34分32秒 | 軍事ニュース
<キティホーク>退役時期延期検討 原子力空母配備見送りも
  米海軍横須賀基地(神奈川県)を事実上の母港とする通常型空母「キティホーク」の後継艦問題で、米海軍は、08年時点での原子力空母配備を見送り、キティホークの退役時期を延期し、通常型空母を継続配備する具体的な検討を始めた。日米政府間協議を通じ、すでに日本側にも伝えた。

キティの退役延期キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
…いや、もうそろそろ限界だと思うんですが。
俺としては次にやってくるCVNは何かなーワクテカ状態だったんですが、まあ色々と事情があったんでしょう。

そういえば、もう一隻の通常空母であるケネディはどうなるんだろう。
当初の予定通り予備役編入なんだろうか。


…とここまで書いて、まだ一度も横須賀に行ったことのない自分に気が付いた。
近いんだし、今度の連休あたりに行ってみようかな。
ちなみに友人宅が厚木のすぐ近くなので、ホーネットは正直見飽き(ry

もはや"地雷"ではない

2005年04月15日 21時33分48秒 | 軍事ニュース
米陸軍、新型のスマート地雷を配備

これを果たして地雷と呼んでよいものか。
記事でも指摘されている通り、いかにして攻撃対象を特定・捕捉するかが不明であるが、この問題がクリアされているのであれば恐ろしく有用である。
なにしろ友軍はこの地雷が敷設された地雷原を、何もなかったかのように通過できるのだ。
逆に敵が入り込んだときは…
記事で"対人地雷"とされているので、恐らくクレイモアかそれに類するものであると思われるが―それらが一斉に炸裂、文字通りミンチにしてしまうわけだ。
想像するだに恐ろしくはあるが、これまで地雷というモノは相手を区別することのない兵器だった。それが敵兵でなく、友軍、あるいは無関係な一般人であっても破壊を撒き散らしたのだ。対人地雷の犠牲になった子供たちをご存知の方も多いことと思う。
だが、このスマート地雷ならば、そのような不幸な事故を最小限に抑えることができるのではないか。そういう意味では「人道的な」地雷と云えよう。

ただ、地雷の害を拡げているのは、敷設を厳しい管理の下に行っている米国はじめ先進国ではなく、無差別に炸裂する地雷を大量に売り捌く中国のような国家と、それを碌な管理もせずにばら撒く国であることも理解しなければならないと思う。
『地雷撲滅』は正しい訴えだ。無節操に地雷をばら撒く国家に対しては、厳重なる抗議の声を上げる必要があるだろう。


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最初に連想したのが、『HELLSING』6巻でベルナドットが仕掛けたクレイモアトラップ。
アレが、より安全な場所から起爆できるということだろうか。
「俺たちゃケンカ弱いからよ」「おっかねえから正々堂々とケンカなんかしねえぜ軍人さんたちよう」(ベルナドット『HELLSING』)
こう言ってしまうと身も蓋もないが、アメリカ三軍の中で陸軍は最弱である。そして恐らく彼ら自身が、それをもっとも良く知っている。
アメリカという国家が海洋国家の性格を強く持ち、海軍が強力であるから仕方ないことではあろうが。
オマケに先進国の軍隊の例に漏れず、アメリカ軍は兵士の"命の値段"がべらぼうに高い。余計な犠牲は許されない、というわけだ。
それらが背景となって、このような地雷が生み出されたのだろう。