CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-069「すくってごらん」(日本)

2021年05月13日 23時25分38秒 | 日本映画
一戦交えてってくださないな
 一つのミスが命取りとなり、エリート街道から落ちこぼれ、片田舎の支店に左遷された銀行員、香芝誠。
 すっかり落ち込んでいた彼は、金魚すくいが唯一の娯楽というこの町で金魚すくいの店を営む謎めいた美女・吉乃と運命的な出会いを果たす。吉乃のことが頭から離れず、戸惑いを隠せない香芝。
 ところが今度は、女優になる夢に破れてカフェで働く吉乃の幼なじみ、明日香から惚れられてしまう香芝だったが。(「allcinema」より)


 こちらも人気コミックを実写映画化した作品らしい。
 コミックの存在も知らなかったが。

 ちょっとしたミスで東京から田舎町へ左遷されてしまった銀行員、香芝。
 心を閉ざし、仕事に打ち込もうとする中で、金魚すくいの店を営む、謎の美女、吉乃と出逢い、心揺さぶられる。

 そんな中、女優になる夢破れて東京から戻り、カフェで働く明日香に惚れられてしまう香芝。

 タイトルは、金魚すくいと、救いをかけているんだろうな。

 まあ、心を閉ざしていた香芝が、金魚すくいと吉乃と触れ合うことによって、心を開くというような展開にも見えるが、どちらかと言うと恋物語だったのかな。

 冒頭、香芝が田舎町へとやって来て、金魚を乗せたバンに乗った、これまた調子のいい男に乗せてもらった時、いきなり歌いだしたのには驚いた。

 その後も、歌が入り、本作はミュージカルになっていたな。
 ただ、ストーリーを途切らせるような感じではなく、それも含めて展開は楽しめた。

 香芝を演じた尾上松也が歌が上手くてびっくりした。

 香芝が惚れる吉乃、そして惚れられる明日香にも抱える想いがあり、それもそれぞれ救われるのかというところ。

 香芝の没頭キャラの言動が面白く、随所に笑わせてくれるところもあり、楽しい作品であった。

/5

監督:真壁幸紀
出演:尾上松也、百田夏菜子、柿澤勇人、石田ニコル、矢崎広、大窪人衛、清水みさと
   辻本みず希、北山雅康、鴨鈴女、やのばん、竹井亮介、川野直輝、笑福亭鶴光
於:シネプレックス幕張

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