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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-136「Love Letter」(日本)

2025年04月22日 00時38分45秒 | 日本映画

だって天国に送ったんだから

 神戸に住む渡辺博子は、2年前に山の遭難事故で亡くなった婚約者・藤井樹の三回忌からの帰り道に、樹の家を訪れる。

 そこで見た樹の中学時代の卒業アルバムから、かつて彼が住んでいた小樽の住所を見つけた博子は、樹が暮らしていた小樽の住所へ宛て1通の手紙を出す。しばらくすると、博子のもとに届くはずのない返事がなぜか返ってくる。

 やがて博子は、樹の中学時代の同級生で彼と同姓同名の女性・藤井樹が小樽にいることを知る。(「作品資料」より)

 

 1995年製作、公開のラブ・ストーリー。

 初公開時は未見であったが、公開30周年4Kリマスター版がリバイバル公開され、初鑑賞。

 昨年亡くなった中山美穂主演である。

 ストーリーなど知らずに鑑賞したので、最初は混乱したな。

 神戸で、婚約者であった藤井樹の3回忌に出ていた渡辺博子。

 その後小樽に所変わり、渡辺博子なる人物から手紙を受け取る藤井樹。

 中山美穂が演じているので、神戸と同じ人物だと思っていたが、ちょっと雰囲気が違い、やはり婚約者の家族といる時では気分が違うのかなと思った。

 その後、手紙のやり取りで、それぞれ友人に相談したりするが、樹恋しさに一人芝居してしまってるのかと思った。

 ふと記憶が蘇るシーンで、学校で名前を呼ばれ、男女が同時に返事をするというところで、ようやく設定が判ったな。

 婚約者と同姓同名の藤井樹と手紙のやり取りを続ける渡辺博子は、樹の学生時代の話を教えてほしいと書く。

 樹は思い出したことを綴っていく。

 博子は樹の学生時代の話を教えてもらうことにより、亡くなった樹に対する気持ちが深くなっていくよう。

 樹が彼の話を思い出し、書いていくことが、シーンとして描かれていく。

 それはもしかすると恋だったのかもしれない。

 2人の女性の1人の男性に対する想いを描いており、惹き込まれるストーリー展開であった。

 ふと学生時代を思い出させる話であったし、手紙を書きたくなるファンタジック・ストーリーであったな。

/5

監督:岩井俊二

出演:中山美穂、豊川悦司、酒井美紀、柏原崇、范文雀、篠原勝之、加賀まりこ、鈴木慶一

於:TOHOシネマズ池袋



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