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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-142「アンジーのBARで逢いましょう」(日本)

2025年04月27日 11時11分42秒 | 日本映画

家に住む蛇は殺さないの

 自ら「お尋ね者」と名乗る白髪の女性・アンジーがある町に現れた。

 アンジーはいわくつきとなっている物件を借り、そこでバーをオープンさせる。それぞれ問題を抱えながら毎日を生きている町の人々は、アンジーからの厳しくも優しいさまざまな言葉、彼女の凜とした生き様に触れていく。

 町の人びとはアンジーに魔法をかけられたかのように自分らしさを取り戻していく。(「作品資料」より)

 

 「九十歳。何がめでたい」の草笛光子主演のファンタジー・ドラマ。

 ある街にアンジーと名乗る女性がやって来て、BARを開こうとする。

 てっきり、そのBARの主人として、様々な悩みを抱えた客を相手にして、癒していく話かと思った。

 アンジーはある物件に目を付け、不動産屋には現金払いで借り、かつて大工や電気屋だという浮浪者たちを働かせ、改装し、開店準備をする。

 最初は、その物件が曰く付きで、何人も人が亡くなっており、お祓いすべきと騒ぐ近所の女性が現れるが、その話はアッという間に立ち消えとなったな。

 アンジーが開店準備を進めていく中で、近所の女性や高校生の麟太郎たちと知り合い、言葉を交わすうち、皆アンジーの不思議な魅力に惹かれていく。

 麟太郎の悩みは、てっきり近所に住むプロレスラー志望の治子への想いだと思ったのだが、クライマックスに本当の悩みが明らかになる。

 なかなか開店しないなと思っている中、アンジーの周囲に怪しい人物たちが姿を見せるようになる。

 そして開店当日のパーティでことが展開する。

 アンジーにどんな秘密があるのか気になる。

 また周囲の人々、それは働かされた浮浪者たちも含め、前向きになっていく姿が良いドラマだった。

/5

監督:松本動

出演:草笛光子、松田陽子、青木柚、六平直政、黒田大輔、宮崎吐夢、工藤丈輝、田中偉登、駿河メイ、村田秀亮、田中要次、沢田亜矢子、木村祐一、石田ひかり、ディーン・フジオカ、寺尾聰

於:池袋シネマ・ロサ



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