CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-070「スプートニク」(ロシア)

2021年05月14日 22時53分40秒 | ロシア映画
二人宇宙に送ったら、増えて戻ってきた
 冷戦最盛期のソ連。不可解な事故により、宇宙船スプートニク号が地球に帰還した。唯一生き残った宇宙飛行士のコンスタンチンは、カザフスタンのソビエト秘密軍事施設に収容される。
 一方、政府、学会から疎まれ追放されかけた女性医師タチアナは、軍の命令でこの秘密基地を訪れる。そこでタチアナが目にしたのは、コンスタンチンの体内に生息する“何か”だった。
 彼の観察を始めたある深夜、コンスタンチンの体内からその何かが現われる。(「KINENOTE」より)


 宇宙飛行より戻ってきた宇宙飛行士のコンスタンチン。
 
 英雄であるはずの彼であったが、秘密軍事施設に収容されている。

 そこに軍の大尉から依頼された医師のタチアナが診察の名目でコンスタンチンに接見する。

 事故があった際の記憶が無いコンスタンチンであったが、やがて彼の体内に何かが潜んでいることが判明する。

 
 コンスタンチンの体内に潜んでいるのは、エイリアンであるが、寄生しているのか、共存しているのか、何とも言えぬところ。
 その何かは、時折、コンスタンチンの体内から出てきては、また戻るということを繰り返している。

 コンスタンチンもその後、普通に生き続けているよう。

 そんな中で、何かの生態が明らかになっていく。

 タチアナは、何かをコンスタンチンから切り離す方法を研究しようとするが、そんな中、大尉は未知の生物を生物兵器にすることが出来ないかと画策する。

 もちろんと言っていいのか判らないが、何かは人間を襲う。
 何かが欲するのは、人間の恐怖ということらしい。

 しかし、話の最終としては、人類対何かということではなく、思ってもいなかった対決となっていく。

 何とか、コンスタンチンと何かを切り離し、両方とも、特にコンスタンチンを助けようと奮闘するタチアナであったが、ラストは何とも物悲しい結末となる。

 新たな生物との遭遇から、思いも寄らぬ展開となる部分は面白かった。

 ラスト近く、コンスタンチンの子供が放った台詞は、字幕の間違いだったのだろうか。
 気になる台詞が残ったな。

/5

監督:エゴール・アブラメンコ
出演:オクサナ・アキンシナ、フョードル・ボンダルチュク
   ピョートル・フョードロフ、アントン・ワシーリエフ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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