
この中の何人の魔女が、宮崎駿の話をしたがる
冴えないパンク青年ドゥードは怪しげなドラッグパーティーに参加し、「おバカのグミ」と呼ばれる強力なドラッグを誤って許容量の2倍も飲み込んでしまう。ハイになった彼は、パーティーで演奏していたバンドのギタリスト、パルにひと目ぼれし、彼女の連絡先を手に入れる。
そんな矢先、パーティーの存在を嗅ぎつけた警察に逮捕されそうになったドゥードは、幻覚症状に襲われながらも追跡をかわし、1人でひとけのない場所へ向かう。孤独を嘆く彼の目に、べたついた気味の悪い生きものが見えるようになり。
そんな内容の映画を撮影する、新人監督とスタッフたち。監督は予算不足のなかギリギリの状況で制作を進めるが、さまざまな困難が発生し、その影響が作品にも反映されていく。(「作品資料」より)
冴えない青年、ドゥードが怪しげなパーティに参加し、そこから起こる騒動を描いた作品。
ホラー・コメディと謳われており、ドゥードは適量以上のドラッグを服用したため幻覚を見るようになる。
腹やハンバーガーが喋りだすのに加え、目の前にべたついた生き物まで現れる。
実はその生き物は幻覚ではなく、実在しており、恐怖を引き起こすのかと思った。
ドゥードはパーティで知り合ったパルという女性に恋をし、2人きりで会ったりする。
生き物はドゥードの部屋におり、いったい何をしでかすのだろうと思う。
この先どうなると思ったところで、これは映画で撮影された話だと明かされ、途中まで撮影した作品が、スタッフの間でも不評であり、製作に悩む監督の姿が描かれる。
その後は、監督が苦悩しながらも半ば強引に撮影を続ける姿と、その撮影された物語が並行して描かれていく。
べたついた生き物は部屋で鎮座したままで、ドゥード自身が少しおかしくなっていくのだが、それに呼応するように監督もおかしくなっていくよう。
ちょっと両方ともよく判らない展開で、理解に苦しむ作品であった。
おバカ映画の要素は満載のようではあるが、それ故、よく判らなかったのかな。
/5
監督:ロコ・ゼベンバーゲン
出演:エステバン・ムニョス、シドラ・モーガン=モントーヤ、デレク・スレイド・タッカー、ショーン・アプラナルプ、ロイド・カウフマン
於:シネマート新宿
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