CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-068「ザ・スイッチ」(アメリカ)

2021年04月19日 20時54分37秒 | アメリカ映画
厳密には、不潔な殺人鬼とのキスよ
 ある日、地味で冴えない女子高生のミリーは、凶悪な殺人鬼“ブッチャー”に襲われる。
 翌朝目覚めるとミリーはなんと、殺人鬼ブッチャーの姿になっていた。いきなり巨漢の中年男になったばかりか、殺人鬼として警察に追われる身となってしまったミリー。一方のブッチャーは、女子高生の姿になったことを利用して、ますます凶行を重ねていく事態に。
 そんな中、中年男の中身がミリーだとなんとか親友のナイラとジョシュに信じてもらえたものの、24時間以内に元に戻らないと一生殺人鬼の姿のままだと判明し、いよいよ追いつめられるミリーだったが。(「allcinema」より)


 冴えない女子高生と殺人鬼の体が入れ替わってしまうという、ちょっとファンタジックなホラー。

 冒頭は、4人の高校生らしき男女が、殺人鬼、ブッチャーに襲われるシーンから始まる。

 いかにもホラーの定番のようなオープニング・シーンであるが、殺人鬼は面を付けており、それは「13日の金曜日」のジェイソンを思い出させる。

 その後も「悪魔のいけにえ」「エルム街の悪夢」などを思い出させるシーンがある。
 他のホラー作品のパロディもあったのかも。

 エミリーはブッチャーに襲われ、短剣で刺されるものの一命を取り留めるが、体が入れ替わってしまう。

 女子高生の姿で殺戮を繰り返そうとするブッチャーと、それを止め、体を取り戻そうとする殺人鬼の体を持つエミリー。

 そして、そこには〝ラ・ドーラ〟と呼ばれる短剣が関わっている。

 見た目はガタイもでかく、野暮ったい感じのオヤジ姿だが、中身は女子高生という、ちょっとしたユーモアを感じさせる設定。

 逆に見た目は可愛い女子高生でありながら、狂気を孕み、凄惨な殺戮を繰り返す殺人鬼。
 結構エミリーは同級生からいたぶられ、教師からも標的にされているようだったが、それが殺人の対象となるのだろうな、とは予想される。

 見た目に慄く親友のナイラとジョシュ、更に想いを寄せていたブッカーを説得して、体を取り戻すことに協力してもらうエミリー。

 それにしても、いかに中身はエミリーだといっても、ブッチャーとキスしようとするかな。

 呪いの短剣によって体が入れ替わってしまった二人。

 タイムリミットがある中で、果たしてエミリーはブッチャーを捕まえ、体を取り戻すことが出来るのか。

 中身は女子高生、見た目は殺人鬼というギャップの面白さに、ちょっとしたユーモアを交え、それでも凄惨なシーンも見せる、面白い内容のホラーであった。

/5

監督:クリストファー・ランドン
出演:ヴィンス・ボーン、キャスリン・ニュートン
   ケイティ・フィナーラン、セレスト・オコナー、アラン・ラック
   ミシャ・オシェロヴィッチ、ユリア・シェルトン、デイナ・ドゥロリ
於:TOHOシネマズ池袋

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