goo blog サービス終了のお知らせ 

CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-308「アトミック・ブロンド」(アメリカ)

2017年10月29日 19時39分39秒 | アメリカ映画
警察が来ると判っていれば、違う服を着ていったのに
 冷戦末期の1989年。英国秘密情報部“MI6”の凄腕エージェント、ローレン・ブロートンは、何者かに奪われた極秘リストの奪還と、二重スパイ“サッチェル”の正体を突き止めよという密命を帯びベルリンに降り立つ。
 早速現地で活動するスパイ、デヴィッド・パーシヴァルと合流するが、彼女の行動は敵側に筒抜けとなっていた。
 誰が敵か味方かまるで分からない状況の中、次々と襲いかかる殺し屋たちを、強靱な肉体と圧倒的戦闘スキルでなぎ倒していくローレンだったが。(「allcinema」より)


 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のシャーリーズ・セロンが女スパイ、ローレン・ブロートを演じるサスペンス・アクション。
 
 ローレンを演じたシャーリーズ・セロンであるが、色々な意味で体を張った演技を見せてくれたな。

 傷だらけの体を一糸まとわぬ姿でさらけ出したり、フランスのスパイ、デルフィーヌとのベッド・シーンなど官能的なシーンも多し。

 しかし、一番見せてくれるのは、次々と現れる敵や地元警察を、圧倒的なスキルで、それこそガチンコ・アクションで対峙していくシーン。

 このアクションは序盤から最後まで何度も描き出され、体を激しくぶつけながらも、正に最強の姿を見せ付ける。


 舞台は1989年、東西冷戦集結、ベルリンの壁が崩壊しようとするドイツ、ベルリン。

 一人のスパイが殺され、極秘リストがソ連のスパイに奪われる。

 そのリスト奪還と共に、二重スパイとして暗躍しているという噂のサッチェルを見つけ出し、排除する命を受けたのが、MI6のエージェント、ローレン。

 同じくベルリンに潜入しているスパイ、デヴィッド・パーシヴァルと合流するが、すぐに敵に見つけ出され、更に行く先々で敵と遭遇することになる。

 物語はローレンがMI6内で聴取を受けながら、ことの顛末を回想していくという展開。

 誰もが、特にデヴィッドが怪しく感じる中、果たして裏切り者のスパイ、サッチェルが誰なのか、そしてローレンはその正体を暴き、盗まれた極秘リストを奪い返すことができるのかが気になる展開。

 こういうスパイもので、二重スパイを見つけ出すという話では、二転三転のどんでん返しは当たり前かな。

 東西冷戦終結の混乱の中にあるベルリンのダークな雰囲気の上に、’80年代のヒット曲と思しき音楽を重ね合わせる。
 知っている曲は「ロックバルーンは99」ぐらいだったが。

 そして、そこにローレンの容赦ないアクションが映し出され、なかなかスタイリッシュな雰囲気で惹き込まれる作品だった。

/5 

監督:デヴィッド・リーチ
出演:シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカヴォイ、ジョン・グッドマン、ソフィア・ブテラ、トビー・ジョーンズ
    ティル・シュヴァイガー、エディ・マーサン、ジェームズ・フォークナー、ビル・スカルスガルド
於:池袋HUMAX CINEMAS

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-307「ディシューム J&... | トップ | 17-309「狂い華」(日本) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スパイはまさに不信感と疑心暗鬼な職業 (zebra)
2019-09-01 15:00:04
DVDでみました。
スパイとはまさに不信感と疑心暗鬼な職業だというのがわかりますね。

そんな不信感だらけの状況にピッタシな格言です。


「困難な情勢になってはじめて誰が敵か、誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ」
(小林多喜二 作家 )
返信する

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事