単色工房

今年は長年続けた「モノクロでっせ！｣を終了しました。
そして新しく「単色工房｣を立ち上げました。
同じモノクロ画像のブログですが手法を変えています。
単色工房ではいろいろと新しい手法にもチャレンジしたいと思っています。
カメラマンの数だけモノクロの手法もありそうですしね。（笑）
新しいブログもちょうど三ヶ月です。
来年も宜しくお願いいたします。



2016年11月中旬

D750 TAMRON 24-70mm
ISO 6400
F 3.5
SS 1/320

今日の単色工房もモノクロです。
撮影場所は浅草寺の境内となります。
宝蔵門と五重塔を入れた構図ですね。

現在五重塔が補修中となっていて足場が架かって見ることが出来ません。
暫くこんな風景は見られないです。

ずっと続けて来ました浅草のシリーズですが今日で終りです。
今日はレンズが45ｍｍ単焦点からセットレンズに替えて撮っています。
いわゆるエントリーのレンズセットのレンズです。
なかなかシャープだし手振れ補正もしっかり効きますし問題ないです。
安いのが一番でしょうか。

『門と塔』



2015年10月上旬

D5300 AF-S VR 18-55mm
ISO 800
F 4.5
SS 1/15

今日の単色工房もモノクロからです。
撮影場所は浅草の街中です。
すっかり暗くなってきた時間帯です。
いろいろなお店のライトが綺麗です。

ここはお食事どころでしょうね。
こう言う看板やメニューを見るのは好きです。
いろいろな工夫をしているのですね。
きっと工夫の出来る店って味も工夫してるのかな。
そんなことを考えながら撮影を楽しみます。（笑）

ライトなどの光が加わるとモノクロは良いですね。
露出の調整はけっこうシビアですが。

『わいん家』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 4.5
SS 1/20

今日の単色工房もモノクロとなります。
撮影場所は浅草の街中ですね。
これも黄色を加えないバージョンです。

これはちょっと面白いですよ。
窓の中が見えているのではないですね。
窓のような枠を造ってあります。
その中に絵が描いてあるのですね。
ブラブラ街中を歩いていると思わぬものに出くわします。
これがスナップの醍醐味でしょうか。

暗くなっての撮影です。
ライトが一灯だけです。
その光の広がりが美しいですね。
モノクロにするとそのあたりがより強調されるような気がします。
ハイライトからシャドーにかけてのグラデーションも綺麗です。
こんな感じのモノクロをたくさん撮りたいな。

『窓の中では』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 4.5
SS 1/20

今日の単色工房もモノクロからとなります。
撮影場所は浅草です。
ここは雷門柳小路と言う通りのようです。（笑）
仲見世に直行する路地ですね。
粋な名称ですが昔は柳でも植えてあったのかしら？

さて、ＲＡＷからモノクロ化した原画ですが今度はフォトショップエレメンツで調整をします。
内容は複雑ですから言葉では書き難いです。
基本的には輪郭を残すように「ぼかし」を加えます。
画像の精細さが落ちる感じですが柔らかさが加わります。
そして「ノイズ」を加えるのです。
フィルムのような粒状感を表現したいからです。
そして一工夫です。
ノイズを加えるとシャドー部分にもノイズが乗ってしまいます。
それを減らす工夫をします。
ここで再度レベル調整を行います。
この後、「焼き込み」「覆い焼き」で仕上げていきます。
これでモノクロの完成です。

通常はこの仕上がったモノクロの中間調とシャドー部分に軽く黄色を加えます。
いわゆる「温黒調」のモノクロとすることが多いです。

『雷門柳小路』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 200
F 3.5
SS 1/320

今日の単色工房もモノクロからです。
撮影場所は浅草の街からです。
ここはおなじみの雷門です。
交通標識が面白いですよ。
滅多に無いでしょう。（笑）
これは仲見世の裏の通りの標識でしょうね。

黄色を加えないバージョンです。
私のモノクロは撮影時には普通通りカラーでの撮影です。
ＲＡＷで撮影していますから現像でモノクロに変換をします。
現像時にコントラストや明瞭度をかなり調整しますよ。
それと白とびや黒つぶれは嫌いなので調整をします。
ちょっと硬い感じの仕上がりになりますね。
これがモノクロの原画となります。

『人力車を除く』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 3.5
SS 1/80

今日の単色工房もモノクロです。
撮影場所は浅草の街中からです。
今日のモノクロも黄色を加えないバージョンです。
温黒調も好きですけどね。

ここはかまぼこを売る店ですね。
某小田原の有名なかまぼこ屋さんです。
お店の入り口にあるこれが面白い！
食べたくなります。（笑）
外人さんが店に入って行きました。

しかし、APS-Cでの45ｍｍはちょっと長いですね。（笑）
いつも退いて撮る感じですよ。
はい、一歩下がってとなります。

『かまぼこ屋』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 3.5
SS 1/80

今日の単色工房もモノクロです。
撮影場所は昨日と同じ浅草寺からですよ。
本堂前からです。
額縁の中に映り込んだ世界です。
不思議な場所の風景です。

今日のアップの画像も黄色を加えていません。

デジタルカメラでのモノクロ撮影はのっぺりした感じになると良く言われます。
私もそう思います。
いろいろなことが考えられますけど昔のフィルムの頃のモノクロとは感じが違います。

私なりに感じるのはカメラの性能だとかレンズの性能が物凄く良くなってます。
それに伴ってモノクロで撮った時に精細すぎる？
色が無いからのっぺりとした感じになってします。
そんな感じですかね。

『額内』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 3.5
SS 1/100

今日の単色工房もモノクロです。
浅草での撮影からです。
ここは本堂の手前にある手を清める場所です。
龍の口から水がこぼれてきます。

外人さんはこう言うのは珍しいでしょうね。
初めての経験でしょうか？
しかし良く見ていると作法を心得ている方もいます。
ネットで調べて勉強してきているのですかね。
実を言えば私は手の順番なども知りません。
恥ずかしいですね。

例によって黄色を加えないバージョンです。
温黒調とはまた違った感じです。

『手水』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 3.5
SS 1/160

今日の単色工房もモノクロです。
今日も昨日に続き浅草からです。
浅草寺の本土の石段を登った所の賽銭箱です。
アジアから来ている観光客のお子さんでしょうか。
親よりも先に登ってきてしまったようでした。

今日も温黒調をやめてみました。
いつもは中間調とシャドーに黄色を適量加えています。
昔の印画紙を選ぶ感覚で加えますよ。
しかし今日も黄色を加えない画像です。
かなり黒が引き締まります。
こうなるともう少しノイズを加えても良いかも？
ラフな感じのほうが似合うかも知れませんけど。
いかがなものでしょうか？
どなたかご教示ください！

『早くぅ～、お賽銭』



2015年10月上旬

D5300 TAMRON 45mm/1.8
ISO 400
F 3.5
SS 1/125