八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

喜びの寺

2010-12-22 12:45:35 | インポート
『お寺=お葬式ってイメージが強いから、どうしても悲しみの場所ってなってしまうから結婚式とか明るい式があると嬉しいよね』お坊さんの従兄弟がいいました。

『確かに神父サンは赤ちゃんが生まれてた時に洗礼の儀式で生にもかかわり死にも人生の最初と最後両方かかわるし結婚式は絶対的やもんなあ』


『日本人は産まれたら神社に宮参りしてクリスマスもして最後は仏教ってなんでもありやもんな』


『まあキリストを信じてクリスマスじゃなくイベントとしてやし。それもありよなあ。』


『でもお寺も色々な幸せな場面にも携わりたいよね』
てな感じのたわいも無い会話の一部ですが~。


従兄弟のお寺は檀家寺なので亡くなった人を弔うのが大切な仕事です。

だからこそ『お寺』を開放して一般の人に『お寺』ってお葬式以外にも結婚式など様々な事もしてますよ。

と場所を提供していけならね~。と二十代三十代の私達世代が『寺』に普通に来るようになったらいいなあ~と。

自分のお友達を何組か仏前結婚式をしたとのこと。


檀家じゃないし。別に仏教が好き。とかじゃないけど寺も明るい方がいいしねえ。と言う気持ちを聞いてて確かに~。


最近は仏像ブームだけど自分と近い関係にある檀家寺とかに深く仏教を信じて足繁く通う。って感じじゃなく。檀家としての付き合いは面倒くさいから親や婆ちゃん任せで自分の番になったらします。と言う若者が多く。

癒やしを求めレジャー感覚で寺やパワースポットを観光してる方が殆どで儀礼やお参りの仕方には重きは置いてないって感じですかね。


御朱印もスタンプ集めみたいな。

まあ。きっかけは何でも『お寺』に興味を持ってくれたら嬉しいけどブームだけだと意味ないし~。ブームはさる。

その中の何人かでも『密教ってアリかも!少し知りたいな』みたいな感覚を感じて貰えたら良いくらいかなあ。


今度の日曜日は本堂にて仏前結婚式。さてさて私達も緊張してますが楽しみですー。

少しずつ準備をしている所です。


先ほど赤ちゃんがお参りに来てました。

赤ちゃんは抱っこするだけで抱かせて貰った方は元気がもらえ幸せな気持ちになれます。


本堂が明るくなった感じでした。


明るい輪が広がる感じです。


さて掃除をしなければ!


弁財天御守り

2010-12-21 21:08:07 | インポート
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元旦の初護摩の後から限定40体


七難即滅七福利益

学業成就・商売繁盛 芸事成就・才能成就 仕事成就・財運上昇厄除開運
自分が思ってる事を上手く相手に伝わりますように。


などの願い事が叶います。


ちりめんでカワイイですよ。


昨年の弁財天御守りとは又違います。ニッコリ笑ってカワイイですよ。

いつも、こんな風ににこやかに笑って暮らしたいですね!

嫌な事も琵琶を鳴らしてかき消して心地よい音楽を奏で災いを払い福を呼ぶ。


景気の悪さも吹き飛ばしたいですね。

良縁祈願1

2010-12-21 21:01:46 | インポート
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今年はカードの良縁祈願の御守りを初めて頼んでみました。

男性の方も身につけやすいかもしれません。

良縁と言えば恋や恋愛相手が見つかりますように。と思われますが…。


仕事のご縁や友達のご縁様々な良縁も御祈願しております。



ピンク10体
ブルー10体

特別な百箇日

2010-12-20 00:09:45 | インポート
水子さんの百箇日の法事をさせていただきました。


やはり様々な事情により生まれて来れなかった水子供養は今までもさせていただいてましたが。


普通の方が亡くなった時と同じようにお葬式から7日7日の供養、四十九日と月命日の供養そして、今日が百箇日の供養でした。

水子さんの場合は、人にわからないように、こっそりと供養をされる方が殆どです。

でも子供を産めない悲しみを乗り越えるには節目節目に供養しにお寺に足を運び、その度に『生まれてたらコレを買ってあげたのにとお供え物を買い供える』みてると忍びないですが…。


それが供養なんだなあ。と思います。


『水子が腰に憑いてると言われてきました』とよく来られる方がいますが…。

自分は今まで水子さんを供養しよう!と言う気持ちは無かったくせに自分や子供に災いが続くと水子さんのせいにするって何なの?と思うことがあります。

で『水子さんが悪さをするんじゃないですよ。でも生まれてきた、お子さんと同じように可愛がるように忘れないで供養をしてあげて下さい』と伝えます。

水子地蔵サンに水をかけてお参りしたりと方法をお教えしますが…。

続けない方が多いなか続けて覚えていてあげる。


一緒に過ごした記憶がないから。

でもお腹に居たことは忘れないでいてあげて欲しいなあとおもいます。


水子供養は故人さんの供養と違うと言われますが…。

同じだと思います。

やはり今年は水子さんの13回忌法要をされた方も居ますし。


供養は佛法僧の三宝が揃ってこそだと思う。

お寺で仏様に手を合わせお坊さんにお経をあげてもらい。お経のあとにお話を聞き亡き人を忍ぶ。


家では仏壇に手を合わせる。


『こんどは月参りと初盆やね~』

『はい。また来月ですね』と帰られる姿とお参り後に話していて少しずつ前向きに変わられてきたなあ。と感じました。

やはり悲しいや辛さは時が解決してくれる分と家族の支えと信仰心も大切な要素だと感じました。


家族の理解や支えなしに一人で乗り越えるのは厳しいですよね。


特別なとタイトルにつけたのは母親だけが悲しみ供養をしてきたのではなく家族や兄弟が出来るだけ法事に参列し一緒に悲しみを乗り越えてきたように思えたので書かせて貰いました。