法の灯火をみじかに。

『主婦って自分の時間ないよねえ』


が口癖のように出る会話…。


『本のページをめくる暇がない。』


『体調をくずしたんで入院中はゆっくりできるかなあ～』

『嫁は辛いよ～』

と同世代女性の声は深刻です。


きっと遥か昔から主婦の会話で繰り返された言葉。


昔の女性は『自分の時間を望む 』事も無かった。


今の女性は私を始め欲張りです。家庭に子供に仕事をした上に自分の時間。


母曰わく『あんた達一番忙しい年やけん頑張って当たり前よ子供の為でしょ』

わかっちゃいるが…。

密教の勉強は難しい～修行は時間ないよ～。って方には！


『空海人生の言葉』
川辺秀美 編訳を是非ともお勧め。

パラッと開いた一編を読んでハッと教えられる。

川辺秀美サンを通じ御大師さまからメッセージを頂くような感じです。



現代を生きる私達に御大師さまがエールをくれますよ。


私も掃除の合間にパラッとしまして…。


さてさて子供を預かってくれる保育所に感謝し頑張ろう。

護摩

８日の護摩焚きです。


皆様から託された護摩木をたかせて頂きます。


私達僧侶は仏様へ皆様の願い事を伝える仕事です。


何でもかんでも願いを伝えるのでは有りません。



願主の願い事が仏様の教えから外れていたり…倫理的にダメだったり常識からかけはなれていたり悪意に満ちた事はお断り致します。



御大師さまの教えは衆生済度です。なので皆さん『真言宗は現世利益でしょ』と自分の欲を叶えれますように！と勘違いされてる方が多いようです。

確かに今頑張ってる事が叶うように。と拝むのが私達人間です。



うまれながらにして私達一人一人が仏であること。に気づいていれば～自分の願い事が叶う事により誰かを幸せに導くようにと願う事ができるのではないでしょうか？



私達はお経を唱えた最後に『いま唱えたお経の功徳が全ての方に巡りますように』とねがいます。



日常生活でも自分達の幸せが人々に巡るようにと考えて暮らせたら素敵です。

『私達は大日如来なり！』

と思いこの世を生きる。


輪廻を解脱すべく暮らすって言うと行者の暮らし？と自分とかけ離れて想像しがちですが…。


みんなが大日如来なり！