http://topwar.ru/8991-sevmash-kuznica-vmf.html
ボレイ型原子力潜水艦(-がたげんしりょくせんすいかん)はロシア海軍の第955号計画(プロジェクト955)弾道ミサイル原子力潜水艦である。
名称
「ボレイ(Борей)」は、この第955号計画に付けられたニックネームであるが、従来のNATOコードネームに代わって、西側諸国でも本型を指す名称として用いられている。1番艦の名を採って「ユーリイ・ドルゴルーキイ級」と呼ばれるケースは極めて少ない。一方、同じ第4世代原潜である第885号計画ヤーセン型潜水艦は、1番艦の名を採って「セヴェロドヴィンスク級」と呼ばれることがある。
建造 [編集]
2009年7月2日、セヴェロドヴィンスクで公試中の「ユーリイ・ドルゴルーキイ」を視察するドミートリー・メドヴェージェフ大統領。1番艦は1995年8月19日に艦艇リストに入籍し、「サンクト・ペテルブルク」と命名されたが、1996年5月1日に「ユーリイ・ドルゴルーキイ[註 1]」に改名された。その後、予算不足による建造中断などの紆余曲折を経て、2007年4月15日、ロシア北部にあるセヴマシュ(セヴェロドヴィンスク造船所)で進水した。進水の予定は3月18日、インテルファクス通信にセヴマシュ関係者から伝えられており、進水記念式典の模様はメディアでも報道された進水記念式典でユーリイ・ドルゴルーキイが初公開されたが、その姿はそれまでの予想とは全く違う形であった。2009年6月から公試が始まり、消磁関係で重大なトラブルがあるなど幾つかの問題点が指摘されたが、10月上旬にはトラブルが解決されて終了した[3]。当初、2009年末から2010年初頭に引き渡される予定だったが、3M14ブラヴァーの開発が不調であるため、2010年内に延期された[4]。ただし、建造が好調なのは艦体のみであり、肝心の3M14ブラヴァーは試験中断中である。
ロシア海軍の次世代潜発射弾道ミサイル(SLBM)、3M30「ブラヴァー(Bulava)」
http://blog.hangame.co.jp/obiekt_/article/37332429/
国防省は同型艦を2020年までに8隻調達する事を計画しており、北方艦隊と太平洋艦隊に各4隻が配備される予定である[5]。
2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は2004年3月19日の海軍潜水艦隊記念日に起工され、3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は2006年3月19日に、海軍潜水艦隊創設100周年記念式典の一環として起工された。4番艦「ニコライ・チュドトヴォーレッツ」の起工式は2009年7月24日の海軍記念日に行なわれる予定であったが、ヤーセン型原潜「カザン」が起工されたのみで、4番艦の起工は2010年に延期された[2]が、その後も起工されずに現在に至る。なお、建造中の2番艦と3番艦は955A型として艦体を延長し、3M14ブラヴァーを20基搭載する計画もある[2]。