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日日火水木土土

「月月火水木金金」ではない
怠け者の絵日記、photo日記。

箱型キャスターつき

2006-04-02 | ゴミ箱鑑賞

家の近くの、かなり畑が残った地区で、
田舎のなんでも屋といいた雰囲気のあるお店の、横に置かれた物件。
業務用のものだと思われる。
金属製の枠で囲まれ、合成樹脂の波板で覆われている。
底板と天板は木製だ。その下にはキャスターも付けられている。
ロールカーテン状のグリーンのマットが前面の蓋になっていて、
製作者の一方ならぬ創意が感じられる。
と、ゴミ箱鑑賞をしているうちに、これはひょっとして、
ゴミ箱ではないではないかという疑問が、頭をもたげてきた。
ゴミというよりも、物置として使用されているのかもしれない。
調査の必要がありそうだ。

清澄公園

2006-04-01 | ゴミ箱鑑賞


先日、妻と東京散歩で訪れた清澄公園で発見した物件。
公園の利用者のためのものではないようだ。
利用者がちょっとしたゴミを捨てるためのものならば、
上が開いているかごとか、箱状のものであるはずだ。
これは、明らかにゴミ収集場でみられるタイプのものだ。
この地域の人の、ゴミ収集場が公園内に設けられることもないはずだ。
ならば、公園の管理者のための業務用のゴミ箱なのだろう。
なかなか、公園ではみかけることができない、
めずらしい設置例として報告しておく。



さらに、不思議なことにその裏側には、
同じようなゴミ箱が背中合わせにおいてあった。
木製の同種の材料で作られたもののようだ。
どちらのゴミ箱にも収集日を守らなかったゴミのように、
一つだけレジ袋に入れられたゴミが置かれていた。

集合住宅モノ

2006-03-23 | ゴミ箱鑑賞

集合住宅のごみ収集場は、
建物の一部として、コンクリートでしっかりと作られている。
だいたいは、スペースを確保するために、
枠だけがある場合がほとんどだが、
この物件は、しっかりと引き戸がつけられている。
なかなか堅牢な感じだ。
「不燃物」「可燃物」の表示も貼られている。
しっかりとよくできてはいるのだが、
管理的な匂いが濃厚で、面白みにはかける。
2階建ての小さなアパートではあるが、
いささか、容量が小さいように感じられる。

さりげなく、唐突に

2006-03-18 | ゴミ箱鑑賞


駐車場の真ん中に、唐突に置かれたゴミ箱。
柵も固定してあるようではなく、
いかにも仮に置いたような塩梅だ。
そこに、これもまたいかにも無造作に、
かけられたネット。
このさりげなさと、唐突さがこのゴミ箱の魅力といえる。



単なる仮設のごみ収集場なのだろう。
それだったら、柵などなくてもいいように思う。
いやいや、どなたかがよかれと思い善意で行った行為なのに、
このような感想は、余計なおせっかいというもの。
野暮はやめにしよう。

洋ものゴミ箱 オーストラリア編

2005-11-05 | ゴミ箱鑑賞
嫁のお姉さんの結婚式で、息子夫婦は先週豪州へ行ってきた。
うちの嫁はいい嫁なので、ちゃんとゴミ箱の写真も獲ってきてくれた。



まずは、ゴールド・コーストの物件。
ポリバケツのゴミ箱のバリエーションのようだ。
車輪と動かないように支えてある支柱が目に付く。
それにもまして、張り紙がポップでいい。
DON'T WASTE GOLD COAST
WASTE は、「浪費する」という意味しか知らなかったが、
「荒廃させる」という意味があったのだ。
この標語は、地域限定のなのだろうが、
DO THE RIGHT THINGは、次のゴミ箱にも見られる。



このゴミ箱は、アボガドの農園にあったもの。
これは、なかなか形がステキだ。
グリーンと、黄色の配色もいいイし、
胴の部分の穴ぼこがとってもポップでいい。
そして、ここにも DO THE RIGHT THING の標語が。
スパイク・リーの名作映画の題名だが、
この題名はゴミ箱との関連があったのだろうか。
ただ、そのままの意味で「正しいことをやんな!」
と理解していたが、ゴミ箱との関連があるとすれば、
多少そのニュアンスが変わってくるように思うのだが。

もうひとつ、ちょっと変わったゴミ箱の報告もあった。



まあ、言ってみれば灰皿なのだが、形態がゴミ箱だ。
この投入口のさりげなさというか、工夫のなさはどうだろう。
日本の灰皿は、投入口が小さな穴になっていて、
タバコを消せるように平板な部分が多く残されている。
ふたの部分は、金属製になっていて、
火や熱による変形や燃焼は一応回避されているが。



もう一点、灰皿とは言えないタバコ用のゴミ箱も報告があった。
2点ともどうのつなぎ目のところがなかなかワイルドだ。
日本人の神経の細やかさとは違った基準が存在するのであろう。

日本から遠く離れた、異郷の地でのレポート
パオさん、どうもありがとう。感謝!
(photo by pao)



日本画ゴミ箱

2005-11-02 | ゴミ箱鑑賞
しんみこ特派員からの追加報告。

これも、先日紹介した同一地区の
中学生のボランティアによって生まれた物件。
前の2作とは画風がかなり違う。
この霞のかかったような日本画風の絵柄は渋い。
夏のピーカンの、うだるような暑さの中では、
一抹の清涼感を与えてくれそうだ。
しかし、写真を見れば見るほど
一度訪れてみたい地区ではある。

(photo by shinmiko)

集合住宅もの

2005-10-27 | ゴミ箱鑑賞
glenn特派員からの報告が届いたので、さっそく紹介。


マンションやアパートなど集合住宅のゴミ置き場は、
どこも整備されている。
だいたいは、どこも同じようにブロックで囲まれ、
コンクリートが張られていて、割に清潔感が漂うところが多い。
したがって、個性に乏しいところが多いのだが、
細かく観察してみると、それなりの差異が発見できる。
この物件は、コンクリートが張られていているが、
ブロックの壁はなく、鋼製の枠で仕切られ、
ジュラルミンのような蓋がつけられている。


この鋼製の輝きは清潔感を喚起させるものがある。
しかし、そのぶんゴミの持つ温かみが感じられないようだ。



資源物、不燃物、可燃物ときて、そのつぎの空白はなんなのだろうか。
建物の映り込みが美しい。

(photo by glenn)


特派員報告

2005-10-25 | ゴミ箱鑑賞
しんみこ特派員による物件の調査報告があったので紹介する。

ルネ・マグリットを思わせるがごとき、
海上に浮いたりんごに意表をつかれる。
ゴミ箱に絵画、ペインティング。
これは意外と、コロンブスの卵なのかもしれない。
しんみこ特派員によると、とある中学校の美術部による、
ボランティア活動によって生まれた物件だ。
上部の金網になった部分にも彩色が施されていて、
芸の細かさが心憎い。


さらにもう一点。
基本的な構図は同一ながら絵の持つ面持ちはかなり異質だ。
こちらは、上記のりんごの絵よりもおとなしいが、
周りの草花と、花畑の絵が奇妙に調和していて、なかなかステキである。
絵筆を振るった中坊の努力と、影に見え隠れする指導教員の
一方ならぬ熱意に敬意を表したい。

さらに、このゴミ箱自体の立派なつくりに驚かされる。
雨露もしのげ、烏害からも縁遠い、
しっかりとしたゴミ処理に対する姿勢がうかがわれる。
前方につけられた鍵からも、ゴミ箱に対する地域をあげての関心の高さがうかがえる。

報告されたもう一つの物件も、その傍証としてあげられよう。

白とこげ茶の色の感じといい、保冷庫を思わせる立派なつくりといい、
かなり美しい物件である。
このゴミ箱がなんと「親切なおじいさんがトンテンカンテンして作ってくれたそう」なのだ。
ゴミ箱に対する民度の高さが感じられる地域である。


「夕べから・・・こちらはどしゃ降りの雨、雷がなって大荒れでした。
まだ雨の残る昼下がり、取材に出かけてきました」
ステキな報告をしてくれたしんみこ特派員に、いいことがありますように。

(photo by shinmiko)




京都の竹細工

2005-10-22 | ゴミ箱鑑賞

glennさんは「全国幕末歴史旅」なる企画を友人と実行中。
これまでに、長州、長崎、函館などに行っている。
それで、今回は京都ということで、壬生寺に行ってきたようだ。
その近くにあった新撰組の屯所跡がよかったと、熱く語っていた。
年に1~2回出かけるが、そのときは私は一人留守番だ。
それで、今回はゴミ箱探検団の役割も果たしてくれた。

前振りが長くなったが、これからが本題。
ここで取り上げているのは、主にゴミの収集場で、
個別のゴミ箱はあまり取り上げていないのだが、
あまり厳密にカテゴライズするつもりもないので、
興味深いものは、個別のゴミ箱でも取り上げていくつもりだ。
観光地のゴミ箱は、なかなか工夫が凝らされていて美しい。
ゴミ収集場なのか、通常のゴミ箱なのか判然とはしない。
観光地の雰囲気に合わせてあるところが、心憎い演出だ。
竹細工で作られたゴミ箱というのは、
京都らしい和の雰囲気を十分に感じさせる。
内側には、プラスチック製のゴミ入れが認められ、
一方ならぬ、調和させようとする努力のあとが美しい。

(photo by glenn)

収集場のネット

2005-10-16 | ゴミ箱鑑賞

前回紹介したゴミ箱のネットは市の担当課で、
申請があった際に提供してくれる。
私の住んでいる市では「クリーン推進課」という名称だ。
これがなんと、ゴルフ練習場のネットの再利用で、
いつでもあるというものではなかった。
ほかの用事で市役所に行ったときに聞くことができた。
私の地区のゴミ収集場のネットは、
私たちがそのときに申し込んだものだ。
申し込んだときにはネットはなくて、後日もらってきた。
ほかの行政区ではどのようになっているのだろうか。
興味あるところだ。


私の地区のごみ収集場の横には、
立派なしだれ桜の木があった。
悲しいことに、「あった」なのだ。
ごみ収集場は、この辺りの大地主さんの
管理する駐車場の端にあった。
その駐車場を宅地とすることになり、
この桜は切られてしまったのだ。
ごみ収集場も、今までよりも50メートルくらい先に
移されることになった。
来年のこの桜が見られなくなったのは悲しいことだ。


このゴミ箱は、枠組みだけのパイプ型。
柵とか、フェンスなどを再利用したものが多い。
写真は、枠が作られたすぐのころの写真。
まだネットはつけられていなかった。