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日日火水木土土

「月月火水木金金」ではない
怠け者の絵日記、photo日記。

ゴミのネット

2005-10-10 | ゴミ箱鑑賞

カラスにゴミがつつかれ散らかってしまうので、
ネットをかけてあるところが多い。
ごみ収集場を成立させれ要件で、
ゴミを集めるための場所と、
ゴミの収集日を記した看板とがあればこと足りるが、
最近はそこに、ネットが加わっていることが多い。


この事例は、なんとも美しくネットがたたまれている。
この写真では確認できないが、上のほうに看板がある。
先日、ほかの収集場でのことだが、
ネットをきれいにたたんでいる人をみかけた。
そこの収集場には、当番表のようなものは貼ってなかった。
なにごとも、献身的な人の善意に支えられているのだろう。


ネットをかけられきれいに並べられたゴミたち。
ネットの色も、黒、グリーン、青とカラフルだ。

鉄製物件

2005-10-04 | ゴミ箱鑑賞

木製のものは、どんなに立派な細工がなされていても、
器用で時間のあるおじさんが、「みんなのために作ってやるか」
とばかりに製作したといった暖かで牧歌的な臭いががする。
しかし、今回の物件のような立派な鉄製のものは、
そのような甘さが感じられないで、プロの工作者の影を感じる。
このようなものは、半端な気持ちではできそうもない。
製作する道具が、どこで調達されたのかがまず疑問だ。
プロに発注したとするなら、その制作費はどこから捻出したのであろうか。
左と右の同系色でありながら、微妙なる色の違いも渋い。
左の背の高いほうにはネットが張られ、低いほうにはネットはない。
どのような使い分けがなされているのか、ごみ収集日にチェックしてみたい。
さらに、もっともこの物件を発見したときに驚かされたのは、
右の端にある、電柱の支えるためのロープを逃がすための切れ込みだ。
この心遣い、正確なる設計の妙はどうだろう。
やはりプロによる製作に関しての何らかの関与が想定されそうだ。
この物件は、流山地区で3年ほどまえに採取されたものだ。
まだできたてで、ピカピカだった。
歩いて20分くらいのところなので、追いかけ調査を近い内にやってみたい。

蔦に覆われて

2005-10-01 | ゴミ箱鑑賞

かなり古い木製の物件。側板と天板は樹脂製の波板。
この物件はなんといっても、蔦に包まれた感じがいい。
蔦の感じと、古い木製の肌触りがステキだ。
この物件も、松戸地区。
JR松戸駅からさほど離れていないのだが、
街の喧騒が終わり、住宅地に移ろうとするあたりにあった。

もうひとつ特筆すべきは、松戸地区のゴミ箱の特徴として、
「車でお金」の看板が張られていることが多い。
この物件にも、右側面に張られている。
この写真では判読できないが、「乗ったまま」
さらに「松戸競輪場そば」というキャッチがならぶ。
なんと、ドラマを感じさせるキャッチだろう。
最近の消費者ローンの「収入と支出のバランスを」とか、
「ご利用は計画的に」などの善人ぶったお節介と違い、
すこぶる直截的かつ具体的な内容だ。

立派もの

2005-09-27 | ゴミ箱鑑賞

この堂々たるつくりはどうだろう。
この物件を見つけたときは、遠くを歩いているときに見かけた。
単なる物置かとも思ったが、私の<ゴミ箱勘>は見逃さなかった。
さっそく近づいてみると、回りを掃除している老婆がいた。
小心者の私は、カメラを向けるのが恥ずかしくて、辺りを一回りしてきた。
しかし、掃除をしている老女は仕事がていねいなのかまだ掃除を続けていた。
別に悪いことをしているのでもないのだから、カメラを向ければいいのだが、
それが達人でない凡人である私の悲しさで、ついつい人のいないときしか撮れない。
プロのカメラマンとか、写真がうまい人はほとんど傍若無人にシャッターを
バシャバシャ切る傾向にあるようだ。
ここに、いい写真にたる一歩の超えられない壁があるような気がする。
物ほしそうに、ゴミ箱の周りをうろうろするのも非常に怪しいので、
もう一回りすることにした。そしてなんとか、カメラに収めることができた。

それだけの苦労をしても、価値のある物件だ。
これも前回の家具調ゴミ箱と同じように、上部に棚様のもが作られている。
どのような用途で使用されているのか、興味あるところだ。
下の扉も斜めに入れられた枠がなかなかおしゃれだ。
これも松戸地区の住宅街で見つけた物件である。

家具調

2005-09-24 | ゴミ箱鑑賞

これは、通常のごみ収集場に置かれたゴミ箱である。
木で作られていて、つくりがあまりにもりっぱので、
物置かなにか別の用途のものではないかとの疑問にかられる。
引き戸がしっかりとつけられ、上部には格子がはめられている。
一時期、日本の家具調のデザインがはやった時期があった。
テレビがやたらに木目調だったり、車が和室風のインテリアだったり、
電気がまの周りが木目だったりと。そのような流れなのだろう。
作った人、ゴミ箱として設置した人の意匠が感じられる物件だ。

これは、わたしが密かにゴミ箱の宝庫と思いなしている、
松戸地区に静かに置かれていた。

色合いと景観

2005-09-23 | ゴミ箱鑑賞

ゴミ箱を鑑賞していくにあたって、
いくつかの鑑賞ポイントがある。
例えば色合い、意匠、景観との調和、アイデアなどだ。
今回紹介したゴミ箱は、
色合いと、景観との調和において優れている。
この紺こげ茶色の本体部分と、真っ青に塗られた蓋が、
美しいハーモニーを奏でている。

この物件は、線路沿いの緑地帯に静かに置かれている。
松ノ木や、雑草の緑の中で、木製のふたの青が生える。
何世帯の家族が使用しているかは分からないが、
この大きさではちょっと小さすぎるような気がする。
そのせいなのか、右側に青のビニールシートが置かれていて、
入りきらないときには、そこにゴミを出すのではないだろうか。
シートも、ちゃんとふたの色とあわせ、
カラー・コーディネイトがはかられている。

ゴミ箱の魅力に取りつかれて

2005-09-19 | ゴミ箱鑑賞


今の家に移ってきて、いつものようにカメラも持って
散歩しているときに、このタイプのゴミ箱を見つけた。
ふと、懐かしくなってシャッターを切った。
私は1950年の生まれであるが、中学生のころまでは、
このようなゴミ箱が各家に設置されていたように記憶する。
そして、このゴミ箱が消えていき大きな蓋のついたポリバケツが、
使われるようになっていった。
このあたりは、都市論的に調査していけばそれはそれで楽しいような気がする。
しかし、怠惰な私にはそのような地道な調査などできそうもないし、
持続的に興味を持ち続けることも不可能なことだろう。
その後、散歩をするときにゴミ箱が私の目を引くようになった。
単体のゴミ箱というよりも地域ごとのゴミの収集場だ。

これまでに、収集したゴミ箱写真の数々を紹介していくことにする。