幸村の備忘録(情報は訪問当日の内容です)

じいさんとなりヨロイ兜を脱ぎ捨て温泉三昧。

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磯部温泉/恵みの湯(群馬県安中市)梅林と鉄路

2015年03月26日 | 群馬県の温泉
≪2015/03/18≫4回目 前回→  ≪2013/12/06≫ 
春を迎えに
碓氷峠を下って長野県より一足早い群馬県へ、
市営の日帰り温泉施設、500円
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お知らせによると磯部温泉の温泉施設に供給している源泉がメンテナンスで
前に使っていた源泉を再度使用しているそうだ
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R4号泉は成分分析表によると200ml に3L加水して測定PH7.8、
ナトリウム塩化物・炭酸水素の冷鉱泉10.5℃、加水加熱循環、やわらかい肌ざわりのいい湯
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内湯はぬる目の浴槽もありゆっくり浸かる
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露天風呂もあり、今日のように天気の良い日は外はお客さんが多い
他に食堂もあるので大広間は静か
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フロントのチラシを見て同市内の梅の花を見に行くことに
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乗用車ぎりぎりの細い道を登って行くと梅の畑が並ぶ梅の里山、「秋間梅林」に着く
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食用の梅の産地で花鑑賞の種類ではないがこれだけあると圧巻
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畑に面した広場が開放してありお客さんが花見でにぎわっている
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このシーズンだけなのか食堂、茶屋が何店かあった
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群馬のおやき「やきもち」を頂いた、もちと言っても餅ではない
小麦粉をふくらし粉で焼いた、ちょっとずっしりタイプ(100円)
あんこが入っているもの(150円)
お茶と漬物もサービスしてもらい素朴な味で梅の里を満喫
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今回で3回目だがいつもは風が強く、妻の花粉対策もたいへんだったが今回は風もなく良い花見でした



アプトの道、群馬県横川駅から廃線跡を利用した遊歩道(約13km)でここ旧「熊の平駅」まで旧鉄路を歩いてこられる
ワシは車で登ってきてゴールへ
旧碓井峠の国道から上る歩道も整備されています
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熊ノ平駅の歴史
 明治26年 信越線開通
  群馬県横川から長野軽井沢間の難所鉄路
  中間点で上下列車のすれ違いと給水の駅
  急勾配のため歯車を利用したアプト式の特殊運転

トンネルも多く煙で苦痛を強いられ明治45年国内初の電気機関車導入
その後 機関車性能アップとともに昭和38年アプト式と旧碓氷線の廃止
昭和41年複線化
平成9年 長野新幹線完成により碓氷線も完全廃線になり駅の役割も終わった

昭和25年には大規模な土砂崩れで職員50人もの犠牲者が出ている
殉職された方の鎮魂の塔が今もあった


ワシも複線化された頃から廃線になるまで東京に出張などでここの列車にたびたび乗った
横川駅と軽井沢駅で上る後押しと下るブレーキのための電気機関車が連結されて急勾配をはしる
連結作業している時間があり横川駅では釜めしを買った
あれが峠の釜めしの売れた要因の一つだと思います

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軽井沢方面はこの先一般者通行止め
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使われなくなった建物
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旧熊ノ平駅からの横川方面にある(左)新線跡と(右)旧線跡のトンネル。
信号機の錆が過ぎし年月を感じる
右の旧線のトンネルが今は歩道
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さびたボルト、看板でも付いていたのでしょう
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こうして ちょこっと隣県の梅の花見にいっておやきを食べてこられる時代になったが

人、物、文化を運ぶために努力した先人の苦労の重さを感じた鉄道遺産の見学でした


碓井峠動画
(鉄道興味とお時間のある方は計約46分間↓YouTube、)
NO1→https://www.youtube.com/watch?v=G21xjvX240s
NO2→https://www.youtube.com/watch?v=j-7Twjh2eu0
NO3→https://www.youtube.com/watch?v=eCWZ-7cvYJU
NO4→https://www.youtube.com/watch?v=wJ8XHEuOtbQ





6 コメント

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Unknown (go)
2015-03-26 21:38:57
幸村さん、お変わりなくお過ごしでしょうか、この季節は三寒四温で環境が変わる季節で風邪をひきやすい時でもありますので気をつけて下さい。
磯部温泉は炭酸泉で幸村さんの前の記事では入浴している身体に気泡が付いていましたね、今回は泉源が違う湯でそこまで炭酸は無いようですが。
炭酸泉で煎餅を焼いて磯部せんべいとして売られていましたね、磯部というと思いだすのが「磯部会談」です、S社の労組の大事な打ち合わせをどこでやるかと云うことになって、TとUの約中間で会談した事があります、今わ昔の出来事でした。
碓氷峠の鉄道遺跡にも行ってみたいと思っています。
かれこれ50年前の話ですが、家族で伊香保温泉に行った時に上州の高崎手前で車窓から梅林が見えてた事を思い出しています。
若い時に老人がよく昔の話ばっかりしていた事を思い出しています、その若者が今では昔の話をしています。
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Unknown (sattoru)
2015-03-26 22:04:17
源泉メンテナンスでも休業することなく別源泉で営業なさっていて、それを明示しておられるのは好感がもてますね。なんとも春らしい梅林も美しいです!梅を眺めながらながめやでおやき…いいですね~!碓氷峠の急勾配区間は難路だったのでしょうね、自分の住む地域も急勾配区間があるので少しなじみがあるんです(笑)。峠の釜飯、まだ食べたことがないので一度食べてみたいです!
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Unknown (幸村)
2015-03-27 09:10:14
go さんへ
まだまだ信州は朝晩ストーブにこたつです、でも庭の水仙が芽を出し少しずつ春に近付いています、今年も元気で桜が見れるのもあと少しです。S社の頃の思い出もありましたか、有名で温泉と言えば磯部温泉でしたね、労組主催の関東と交流会を冬の軽井沢塩沢湖で参加したのを覚えています、昨日のことも忘れるのに昔のことを思い出す昨今です
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Unknown (幸村)
2015-03-27 09:31:54
 sattoruさんへ
この磯部温泉は温泉街もけして派手ではないのです歴史は古く昭和時代は有名でした、、温泉マークが使われたのも炭酸鉱泉でせんべいを焼いたのもここが発祥の地だそうです。この日帰り施設は近年、新しく掘削した52度の湯を使っていましたが、なにかトラブルがあったのか?限定的に前の10℃の鉱泉を使っていました、でもなかなかいい湯でたよ。
急勾配の碓井峠は昔は国道も難所でした、思い出の多い峠も今は鉄路遊歩道になっています、sattoruさんなら歩いてしまうだろうな~と思っていました、13キロ、約4時間と書いてありました、急勾配といっても列車の感覚なのでいつも山歩きのsattoruさんにとっては平に等しいですよね(笑)峠の釜めしをお弁当にして・・
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Unknown (ONKEN21)
2015-04-05 09:03:39
幸村さん、お久しぶりです。
恵みの湯ですが、昨日訪れました。
3/25より元の恵みの湯源泉に戻ったそうです。
ただし、恵みの湯源泉が枯渇傾向にあるのかも知れませんが、
新しい分析書も資源保護のため、かなり加水されているのか相当薄い冷鉱泉になっています。
でもR4号井よりは濃く、塩味も感じますけどね。
笛吹の湯秩父や恵林寺の花見がてら再訪してみたいと思います。
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Unknown (幸村)
2015-04-05 18:02:31
ONKEN21さんへ
本来の恵みの湯源泉に戻ったのですか、ワシが行ったときカウンターのお姉ちゃんに聞いたら、R4号は周辺の旅館で使っている従来の源泉だと言っていました、ONKEN21さんの昨年11月の記事にありましたが成分表の試験源泉は200mlに3000mlはかなりの加水でテストしているようですね、たぶん実際にも加水量が多かったのではないでしょうか、そういえば簡保の宿には「成分が濃いので加水しています」と書いてありました。
笛吹の湯のみとみはONKEN21さんのご自宅からトンネルで近いのではないでしょうか、これからは桃の花がきれいですよ
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