ひとりごと

まあ日記みたいなもんですわ…

プラレール 0系 新幹線(前スイッチ品)のギアBOX、他の修理

2023-06-11 21:41:54 | プラレール

前のオーナーが修理をあきらめたというものをオークションで入手しました。

私が40年程前、0系新幹線の基本セットを親に買ってもらった記憶があるのですが
仕様がうろ覚えです。
(最終的に処分したけど、今思えば残しておくんだったと思いますが、その時はそう思わなかった…Orz)

その時のタイプがこれ(前スイッチ、樹脂ギアBOX)か、この後の屋根スイッチタイプ
だと思います。

前スイッチタイプのギアボックスは初めての分解になりますがチャレンジしてみました。

ギアボックスにはネジ1本と後ろ側に引っ掛けがあるので
それらを外せばギアボックスが半分になって隙間が数ミリ開きますが
左右の車輪への動力伝達部(真鍮製)が邪魔して分割できません。
どちらかを外す必要があるようです。

動力伝達部とギアBOXの間にマイナスドライバーで軽くコジってみますが
外れそうにありません。
但し、中のギアが1mm程コジった側(進行方向左側)に移動したようで
こちらのギアボックスと動力伝達部の隙間が2mm程になりました。
(反対側は0.5mm程の隙間となってます。 通常は左右とも1mm程度の隙間なのだと思います。)

この2mmの隙間を利用してプーラーを作って抜くのにチャレンジしました。
(前オーナーは恐らくこの部品を抜くので、諦めたのだと思います。)
(ダメージの大きいニッパーがあれば削って専用の治具として抜く部品の下に装着して
 シャフトを叩いて抜くという方法もあると思いますが
プーラーでじっくり荷重かけて抜きたいという思いがあり)

M10の半ネジのネジで無い箇所を切り出して使おうかと思ったのですが、
運よくM6x25mmの高ナットがあったのでこちらを利用することにしました。

下側にM6のネジを2mm程ネジ込んで、その部分を銀ロウ付け(TIG溶接機が無いのもり…)。

ボルトの出ている部分を切り飛ばします。

引っ掛けるために、このプーラーがはめられるよう、最初はざっくりサンダーで削って
仕上げの方はリューターで削りました。
装着出来るか試しながら接触している部分を削っていきます。

押しボルトの先端にはΦ2.1mmの釘を利用しました。

 

プーラーを作るのに2時間半程度かかってしましましたが
無事シャフトを押して抜き出すことが出来ました。

 

写真撮り忘れましたが
モーターピニオン(金属、出力)→クラウンギア(金属、入力)同軸のピニオン(出力、金属)→大歯車(入力、樹脂)この軸から車輪へ駆動伝達部へという構成でした。

モーターは一応回るがコミュテーター部を分解。
緑青っぽいのと黒いグリスがコミュテーターとブラシに付いていました。
清掃後、接点グリスを少し塗り組立。

 

ギアの金属同士のところにはチキソーグリス(GRP)を、
金属対樹脂のところはセラグリスを塗りました。

再度外した駆動輪を圧入します。(一応ロックタイトの低強度を塗布しました。)

 

駆動ローラー(Φ5mm)は、純正のようなゴムを使わず軟質塩ビチューブを使う方も
居るようです。

私の場合は、シリコンチューブ(Φ4xΦ6)がより柔らかいので良さそうに思い
金魚等のエアポンプに使うものから切り出しました。

駆動車輪のゴムも無い状態だったので、装着。
↓一部ゴムタイヤがきちんと入っていませんが、後で直しました。

単体運転では動いたが、シャーシに装着したら動かない???
前スイッチの接触が悪かったようで、接点グリスを塗布したところ通電する
ようになりました。

無事に動かせる状態に直りました。

 

 

以上になります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿