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改元さわぎから一か月=「新時代といわれ」で政治や生活はよくなりましたか?

2019年06月04日 | 政治・社会
 改元を官邸と共にTVなどが『新しい時代の幕開け』と改元騒動を日夜演出してくれました。朝日新聞(2019/5/3)によるとNHKの場合には3日間でニュース以外で33時間も改元関連番組をバラエテイー仕立てなどで関心持たせる工夫をして流し続けたことになるそうです。他の民放もかなりの時間を割いて放送したのはご承知の通りです。事件事件と流されずにこだわっていきたいと思います。(

 このNHKをはじめとするマスコミについては、今多くの検証の新聞記事が出始めていますが、残念ながらTV側からは見聞することがないようです。TV局は主権者は誰なのだ、天皇か?国民は主権を放棄したとでも思っているのかなどと疑問が出るほどです。明治政府が天皇制を確立するために始めた一世一元の制度を長い昔からの「伝統」であるかのように伝えるなど歴史を正しく伝えないことに驚きました。またTVは「国民主権」の時代なのに「右向け右」とばかりに、どのチャンネルにしても「同じような番組」という異常さをTVに関わるマスコミ人は感じないのでしょうか。
 
 過日、知人がTVで若いアナウンサーが「御代」などと平気で話していることに愕然としたといっていましたが、民主主義について学んで職についているのでしょうにと驚くことでした。今は天皇の(代)世なのでしょうか。

 このようにTVで「新しい時代の幕開け」と宣伝されてきて一か月たちました。
 本当に改元で世の中が変わったり、生活が変わると思ったりする人は少ないでしょうが、TVが作るムードはそう思わせるほどでした。じっさい「令和」の記念菓子、文字を入れたシャツはじめ、もろもろの商品に令和を入れて商売している姿などをTVは多く流していました。そして首相は改元のお祝いムードの中、新しい時代にふさわしく「改憲」を成し遂げようと訴えました。演出者の本音でしょうか。

 この機会にと商魂たくましくしている人々は別にしても、さて我々の生活はどうでしょうか。
沖縄の辺野古の埋め立ては圧倒的な県民の反対意思を無視して埋め立てを加速している、福島原発事故の解決はいまだ先が見えず、社会や世代の差別・分断は進んでいるのではないでしょうか。最後の事では社会の矛盾が大きくなり、さまざまな事件まで起きています。
 
 新聞だけではなくTVにもこの間の改元報道の問題点や、これが民主主義や象徴天皇の在り方とどうかかわるのかなどを検証してほしいものです。官邸がおさえているというNHK(特に政治部?)はじめ、首相と会食を重ねている民放各局などには無理なのか?との思いをしつつも・・・。
 
 



 





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